2021年10月29日、NHK19時の「ニュース」。
選挙戦も終盤に入り、各党首による街頭演説の模様をほんの少しだけ流す。
自民党はあのジミー忌死堕サン(いまだ顔も声も覚えられないほど地味なのでジミーさんと命名・笑)。
なにをしゃべっていたかというと、北朝鮮がなにやらをぶっ放しただの中国が軍事的圧力がどうだのロシアがどうしたという話で、もちろんほかにもあれこれ訴えたには違いないが、どうしてNHKはそんなところをピックアップしたのだろうと思った。
ひょっとすると意地悪なんでしょうかねぇ。いや、きっとなんらかの狙いがあってのことなのであろう。
しかし、あの内容じゃ「わが国周辺の国々に不穏が動きがあるから、ぜひわが党(自民党)へ投票してくださいましー」と解釈するほかはない。ただそれだけの主張。言うなれば、北朝鮮だの中華人民共和国だのロシアだのをダシにして票を得ようというあさましき商法。堕ちに堕ちた自民党のザマを見せつけられた思いがする。
自民党の本音を推測するならば、ここに挙げた3国がわが国にとって「不穏」かつ「物騒」であってもらうほうがありがたいのであろう。いや、ひょっとするとその3国にとってもわが国が自民党政権であり続けてもらうほうがなにかとやりやすいのかもしれない。相思相愛・・・もとい八百長の疑いすら抱きたくなってくる。
それにしても、NHKがその部分だけを流したせいもあるけれど、その3国に対して自民党としてはどうしたいという話だったのか……?
国家同士できちんと話し合いをし正すべきところは正す、そのうえで友好関係を築こうというのなら結構だが、おおよそわが国の軍事力を強化し、米国の手下であり続けるべしという話なのであろう。その流れの根幹にあるのがケーセッキアベの個人的宿願たる「憲法改定」というワケだ。
いいですか? わが国をめぐり国際的な緊張があるから憲法を変えて軍備を強化せよという話ではなく、安倍晋三という個人の宿願がほかならぬ現日本国憲法の破棄あるいは信介流改変であり、それを成就したいがために周辺国との緊張的部分を強調し利用しているのが彼らアベ自民党の主張の正体なのである。
もっとも、仮にわが国をめぐり国際的緊張が膨張しているとしても、現日本国憲法の範疇で解決するのは十二分に可能なハズだし、それをするのが立憲国家であり、その政権政党の責任ではないか。憲法改定の議論そのものを批判するつもりはないが、個人的願望と妄想につきあってる場合ではない。ほかにもっとなすべきことがあるからだ。言い換えると、危機感に乏しいのはほかならぬアベ自民党中枢の諸君なのだとオレは考える(オレだって軍備そのものを完全に放棄できる状況とは残念ながら考えていないが、憲法に手をつけずとも広い意味での「防衛」はできうるのではないのか?)。
大幅なインフレが懸念されるなか国民の暮らしや雇用情勢への影響をどうするか、コロナ禍で打撃を蒙った経済活動の立て直し、今後もどこまで続くかわからないコロナ対策、それに伴う国家予算と税収問題、コメ暴落などにあるわが国の農業問題などなど──、憲法改定だのがどうしたと、もっとほかにやるべきことが山積みというものですよねぇ……?
しかし、だからといってあの野党じゃ・・・という声もあるだろう。そういう声に対してはつぎの一文がふさわしい。「安倍」を「アベ自民党」ないし「自民党」または「自公政権」と置き換えてください。
>「安倍さんを降ろして、その先はどうするんだあ!」という安倍信者みたいなのがいた。チンパンジーがトラックを運転していたら、とりあえず止めるのが先でしょう。バカなんですかね?(適菜収『国賊論 ──安倍晋三とその仲間たち』ベストセラーズ)
これはまぁオレ個人の邪推にすぎないが、わが国の官僚にとってもアベ自民が政権にあるほうがありがたいのに違いない。なにしろ「学業優秀」だった「エリート」の集まりである。AだのAだのMだのNだのといったいささかオツムの緩い連中が政権の中枢にいるほうが自分たちのやりたいようにしやすいだろうし、本音では「あいつら馬鹿ばかりですからね」ぐらいに思っているように思えてならない。失敬。
選挙戦も終盤に入り、各党首による街頭演説の模様をほんの少しだけ流す。
自民党はあのジミー忌死堕サン(いまだ顔も声も覚えられないほど地味なのでジミーさんと命名・笑)。
なにをしゃべっていたかというと、北朝鮮がなにやらをぶっ放しただの中国が軍事的圧力がどうだのロシアがどうしたという話で、もちろんほかにもあれこれ訴えたには違いないが、どうしてNHKはそんなところをピックアップしたのだろうと思った。
ひょっとすると意地悪なんでしょうかねぇ。いや、きっとなんらかの狙いがあってのことなのであろう。
しかし、あの内容じゃ「わが国周辺の国々に不穏が動きがあるから、ぜひわが党(自民党)へ投票してくださいましー」と解釈するほかはない。ただそれだけの主張。言うなれば、北朝鮮だの中華人民共和国だのロシアだのをダシにして票を得ようというあさましき商法。堕ちに堕ちた自民党のザマを見せつけられた思いがする。
自民党の本音を推測するならば、ここに挙げた3国がわが国にとって「不穏」かつ「物騒」であってもらうほうがありがたいのであろう。いや、ひょっとするとその3国にとってもわが国が自民党政権であり続けてもらうほうがなにかとやりやすいのかもしれない。相思相愛・・・もとい八百長の疑いすら抱きたくなってくる。
それにしても、NHKがその部分だけを流したせいもあるけれど、その3国に対して自民党としてはどうしたいという話だったのか……?
国家同士できちんと話し合いをし正すべきところは正す、そのうえで友好関係を築こうというのなら結構だが、おおよそわが国の軍事力を強化し、米国の手下であり続けるべしという話なのであろう。その流れの根幹にあるのがケーセッキアベの個人的宿願たる「憲法改定」というワケだ。
いいですか? わが国をめぐり国際的な緊張があるから憲法を変えて軍備を強化せよという話ではなく、安倍晋三という個人の宿願がほかならぬ現日本国憲法の破棄あるいは信介流改変であり、それを成就したいがために周辺国との緊張的部分を強調し利用しているのが彼らアベ自民党の主張の正体なのである。
もっとも、仮にわが国をめぐり国際的緊張が膨張しているとしても、現日本国憲法の範疇で解決するのは十二分に可能なハズだし、それをするのが立憲国家であり、その政権政党の責任ではないか。憲法改定の議論そのものを批判するつもりはないが、個人的願望と妄想につきあってる場合ではない。ほかにもっとなすべきことがあるからだ。言い換えると、危機感に乏しいのはほかならぬアベ自民党中枢の諸君なのだとオレは考える(オレだって軍備そのものを完全に放棄できる状況とは残念ながら考えていないが、憲法に手をつけずとも広い意味での「防衛」はできうるのではないのか?)。
大幅なインフレが懸念されるなか国民の暮らしや雇用情勢への影響をどうするか、コロナ禍で打撃を蒙った経済活動の立て直し、今後もどこまで続くかわからないコロナ対策、それに伴う国家予算と税収問題、コメ暴落などにあるわが国の農業問題などなど──、憲法改定だのがどうしたと、もっとほかにやるべきことが山積みというものですよねぇ……?
しかし、だからといってあの野党じゃ・・・という声もあるだろう。そういう声に対してはつぎの一文がふさわしい。「安倍」を「アベ自民党」ないし「自民党」または「自公政権」と置き換えてください。
>「安倍さんを降ろして、その先はどうするんだあ!」という安倍信者みたいなのがいた。チンパンジーがトラックを運転していたら、とりあえず止めるのが先でしょう。バカなんですかね?(適菜収『国賊論 ──安倍晋三とその仲間たち』ベストセラーズ)
これはまぁオレ個人の邪推にすぎないが、わが国の官僚にとってもアベ自民が政権にあるほうがありがたいのに違いない。なにしろ「学業優秀」だった「エリート」の集まりである。AだのAだのMだのNだのといったいささかオツムの緩い連中が政権の中枢にいるほうが自分たちのやりたいようにしやすいだろうし、本音では「あいつら馬鹿ばかりですからね」ぐらいに思っているように思えてならない。失敬。
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ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
なお、トラックバックおよび「コメント」は受けつけない設定にしております(当面はBBSへどうぞ!)。
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