各社の報道によれば、未承認の新型コロナウィルス抗原検査キットを販売していた業者が摘発されたという。なんでも、感染を判定できると宣伝していたとのことで、医薬品医療機器法違反(「未承認医薬品の広告禁止」および「無許可販売」)の疑いかかけられているという。
まぁ、こんなことをすれば摘発されて当然だとだれもが納得するところだが、とうのキットはまったく効果がなかったという話でもないらしい。ただし、中国製だというそのキット、専門機関の検証によれば、日本で承認されている正規品と比べ「数百分の1」程度(?)の精度しか認められなかったという。
そこでふと思ったのが、日々TVコマーシャルなどでタレ流しにされている「健康食品」だの「サプリメント」だのといった正体不明の「食品」群である。さも特定の疾患や症状などに効果があるかのごとき内容をネチネチと流すのがこのテの商品CMの特徴だが、肥満解消や高血圧、血糖値対策、不眠症、加齢による関節痛、皮膚疾患などその「効能」たるや多種多彩。いちおうは「個人の感想です」のように小さな「但し書き」で逃げていたりもするのだが、一見すると医薬品の宣伝と誤認しても致し方がないような内容が極めて多い。
これが男性誌になれば「チンポをでかくする」だのといったさらにアヤシゲな商品が並び、女性誌であれば「アソコの黒味をなくす」クリームだのといったのが売られていたりもする。
そうした紙媒体の広告のなかにはどう割り引いてみても怪しいとしか思えない類も多く、なかには販売業者の所在地さえ記されていない例も多いのだから、これはもう買うほうの常識が問われているといっていい。
ところが、件の「サプリメント」の類はTVという巨大媒体で日々宣伝され、しかもだれもが知っているような大企業までがその商売にご執心というありさま。名も知れぬような「●●製薬のチンポをでかくする錠剤」に手を出さなくとも、「有名なS社が効果ありと宣伝している健康食品」ならばウッカリ手を出してしまうかもしれない。
しかしそうした著名メーカーの「健康食品」、宣伝しているような「効果」は、せめて先の検査キット程度にあるのかどうか。なにと比較すればいいかという問題はあるが、高血圧や血糖値の異状といったらこれはもう医療が関与すべき症状であり、正体不明の「サプリメント」なんぞにつぎ込むカネがあるのであれば、さっさと近所の診療所を訪ねるべき。それが常識というものだと思うのだが、ああして日々CMがタレ流されているところを見ると、騙され続けている人はかなりの数に上るに違いない。
なんでも、そうした商品群はたとえ「インチキ」が疑われたとしても、その虚偽を証明しなければ消費者としても訴えるに訴えられないという実態があるらしい。こうなると自己防衛しかないが、我が母堂の通うデイケア施設でも、そのテの商品を毎月買っている通所者が少なくないとか。もちろん、専属の看護師らがそんなものを薦めるハズもない──とある公立病院で、専門の栄養士にこのテの質問をしたことがある。当然のこととして(?)一切薦められることはなかった──ので、単純にCMに釣られてしまっているだけである。
かつて、あの麻原彰晃が著名人になる以前に「漢方」だななんだかを扱い薬事法違反で摘発されたことがあった。名もなき衆生のアヤシゲな商売はご法度であっても、著名メーカーになるとなんらかの抜け道があるということなのであろう。そのすべてがインチキであるとまでは主張しないが、われわれ消費者としては騙されないだけの防御をするほかはないのであろう。
まぁ、こんなことをすれば摘発されて当然だとだれもが納得するところだが、とうのキットはまったく効果がなかったという話でもないらしい。ただし、中国製だというそのキット、専門機関の検証によれば、日本で承認されている正規品と比べ「数百分の1」程度(?)の精度しか認められなかったという。
そこでふと思ったのが、日々TVコマーシャルなどでタレ流しにされている「健康食品」だの「サプリメント」だのといった正体不明の「食品」群である。さも特定の疾患や症状などに効果があるかのごとき内容をネチネチと流すのがこのテの商品CMの特徴だが、肥満解消や高血圧、血糖値対策、不眠症、加齢による関節痛、皮膚疾患などその「効能」たるや多種多彩。いちおうは「個人の感想です」のように小さな「但し書き」で逃げていたりもするのだが、一見すると医薬品の宣伝と誤認しても致し方がないような内容が極めて多い。
これが男性誌になれば「チンポをでかくする」だのといったさらにアヤシゲな商品が並び、女性誌であれば「アソコの黒味をなくす」クリームだのといったのが売られていたりもする。
そうした紙媒体の広告のなかにはどう割り引いてみても怪しいとしか思えない類も多く、なかには販売業者の所在地さえ記されていない例も多いのだから、これはもう買うほうの常識が問われているといっていい。
ところが、件の「サプリメント」の類はTVという巨大媒体で日々宣伝され、しかもだれもが知っているような大企業までがその商売にご執心というありさま。名も知れぬような「●●製薬のチンポをでかくする錠剤」に手を出さなくとも、「有名なS社が効果ありと宣伝している健康食品」ならばウッカリ手を出してしまうかもしれない。
しかしそうした著名メーカーの「健康食品」、宣伝しているような「効果」は、せめて先の検査キット程度にあるのかどうか。なにと比較すればいいかという問題はあるが、高血圧や血糖値の異状といったらこれはもう医療が関与すべき症状であり、正体不明の「サプリメント」なんぞにつぎ込むカネがあるのであれば、さっさと近所の診療所を訪ねるべき。それが常識というものだと思うのだが、ああして日々CMがタレ流されているところを見ると、騙され続けている人はかなりの数に上るに違いない。
なんでも、そうした商品群はたとえ「インチキ」が疑われたとしても、その虚偽を証明しなければ消費者としても訴えるに訴えられないという実態があるらしい。こうなると自己防衛しかないが、我が母堂の通うデイケア施設でも、そのテの商品を毎月買っている通所者が少なくないとか。もちろん、専属の看護師らがそんなものを薦めるハズもない──とある公立病院で、専門の栄養士にこのテの質問をしたことがある。当然のこととして(?)一切薦められることはなかった──ので、単純にCMに釣られてしまっているだけである。
かつて、あの麻原彰晃が著名人になる以前に「漢方」だななんだかを扱い薬事法違反で摘発されたことがあった。名もなき衆生のアヤシゲな商売はご法度であっても、著名メーカーになるとなんらかの抜け道があるということなのであろう。そのすべてがインチキであるとまでは主張しないが、われわれ消費者としては騙されないだけの防御をするほかはないのであろう。
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ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
なお、トラックバックおよび「コメント」は受けつけない設定にしております(当面はBBSへどうぞ!)。
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