シンポジウム・ブラックバス問題を考える8「『日本のガラパゴス』琵琶湖からの発信」(主催:立教大学ウエルネス研究所・共催:全国内水面漁業協同組合連合会、全国ブラックバス防除市民ネットワーク、生物多様性研究会)が、9月1日(土)、盛況のうちに終了いたしました。ご参加くださった多数のみなさまやサポートしてくださった方々に御礼申し上げます。
ここでは、若干の私的所感を交えつつ、当日の模様について概略を報告いたします。
***記事の続きはこちらへ……。
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25日、世帯ごとの所得格差が過去最大になったという報道があった。なんでも“ジニ係数”という数値に基づく厚生労働省の調査と分析らしいのだが、じつはこの報を最初に目にしたのが「Yahoo! JAPAN」上にあったヘッドラインであり、しかも「読売新聞」の配信だったところにある種の苦笑を禁じ得なかった。よかったですにゃぁ、ヨミウリさんよ。オタクがしゃかりになって支えてやまない政権の成果がかくのごとく出てきたんですよ。「次の臨時国会などで格差問題を巡る議論が活発化しそうだ」(25日2時19分の配信)などと他人ごとのように記しているけれど、そんな定型句の挿入でお茶を濁すんじゃなくて、お得意の“ご高説”でも読ませていただきたいものである。
なお、この配信では関連して報告された「税と社会保障の再配分後の“ジニ係数”」もまた過去最大となった事実については黙殺されている。理由はわからないけれども。
なお、この配信では関連して報告された「税と社会保障の再配分後の“ジニ係数”」もまた過去最大となった事実については黙殺されている。理由はわからないけれども。
夕方のNHKニュース(首都圏ネットワーク)をみていたら、羽田ー三宅島間の飛行機が1日1便ながら運航を再開するという報があった。詳細は省くとして、それそものはいいニュースである。なにより島民にとって大きな朗報といえるだろう。しかし、それを伝える番組が、わざわざあの団子都知事のおしゃべりを録画中継するとかどういうことか?
「ぁあ、しばらくお見かけしないと思っていたら、そんなところにいたんですねぇ……」
としみじみ思ったものだが、運航再開は別段あのおっさんの念願でも手柄でもない。にも関わらず登場させたということは、おそらく東京都における懸案のひとつであったからその知事をというところなのであろうけれど、この男が企んでいる三宅島がらみの“政策”やらをみるまでもなく、いちいちそんなものを流す必要があるのかどうかについては大いに疑問がある。しかも島の長たる三宅村長については単にコメントに基づく原稿がアナウンサーによって読み上げられただけなのだ。わけがわからん。
まぁ、件の番組枠は、このコーナーでもなんどか取り上げたようにマトモな部類に入るニュース系番組ではあるけれど、この団子映像はNHKのほかのニュース枠でもまんま流れていたから局側になんらかの意図があってのことなのであろう。
「ぁあ、しばらくお見かけしないと思っていたら、そんなところにいたんですねぇ……」
としみじみ思ったものだが、運航再開は別段あのおっさんの念願でも手柄でもない。にも関わらず登場させたということは、おそらく東京都における懸案のひとつであったからその知事をというところなのであろうけれど、この男が企んでいる三宅島がらみの“政策”やらをみるまでもなく、いちいちそんなものを流す必要があるのかどうかについては大いに疑問がある。しかも島の長たる三宅村長については単にコメントに基づく原稿がアナウンサーによって読み上げられただけなのだ。わけがわからん。
まぁ、件の番組枠は、このコーナーでもなんどか取り上げたようにマトモな部類に入るニュース系番組ではあるけれど、この団子映像はNHKのほかのニュース枠でもまんま流れていたから局側になんらかの意図があってのことなのであろう。
9月1日(土)、外来魚問題をテーマとするシンポジウム「『日本のガラパゴス』琵琶湖からの発信」(主催:立教大学ウエルネス研究所・共催:全国内水面漁業協同組合連合会、全国ブラックバス防除市民ネットワーク、生物多様性研究会)が開催されます。
今回は表題どおり琵琶湖における現状や今後の展望などを大テーマにすえた内容を予定しています。メインとなる「トーク」では嘉田由紀子氏(滋賀県知事)と櫻井よしこ氏(ジャーナリスト)を迎え、ブラックバスをはじめとする外来魚をめぐる琵琶湖の諸問題等について語っていただきます。また、同じく琵琶湖から、現役の漁師である戸田直弘氏(滋賀県漁業協同組合連合青年会)が登壇予定。日々この湖で暮らすその目を通じて、どのような事実が明らかにされるのか注目したいところであります。
じつは、拙著「ぼくがバス釣りをやめた理由」の取材のさなか、戸田氏らと琵琶湖の味覚を楽しませてもらったことがあります。アユナレやフナまぶし、コイの甘煮など。とりわけモロコの素焼に感激させられたものでしたが、箸をつけようとするさいに戸田氏が語ったひとこと……。
「(モロコを)食べるのははじめて? じゃぁ、これが“最初で最後になる”と思って味わってな」
怒りとやるせなさとがないまぜになったような戸田氏の目を忘れることができません。法が施行されて、いちおうは規制の対象になったとはいえ、本質的な解決にはまだまだほど遠いというのが、残念ながら現実です。その逆立ちした現実について、琵琶湖からの生の話にぜひ耳を傾けていただければと思います。
また、池谷奉文氏((財)日本生態系協会代表)を招き「『地域地域の生き物』を大事にするということ」を表題に基調講演を、「緊急提言」として、一連のシンポジウムでもおなじみの有路昌彦氏(アミタ(株)持続可能経済研究所主席研究員)に「外来魚駆除の『永続的システム』のつくり方」をテーマに語っていただく予定です。
個人的な捉え方としては、この問題は「解決に向けての道を探る」という段階はすでに終えているとみています。大事なのは解決のためのさらなる一歩を踏み出ことではないでしょうか。ご興味のある方はぜひご参加いただければと思います。
なお、開催の詳細についてはこちらをご覧ください(リンク先ページからはPDFチラシのダウンロードもできます)。
今回は表題どおり琵琶湖における現状や今後の展望などを大テーマにすえた内容を予定しています。メインとなる「トーク」では嘉田由紀子氏(滋賀県知事)と櫻井よしこ氏(ジャーナリスト)を迎え、ブラックバスをはじめとする外来魚をめぐる琵琶湖の諸問題等について語っていただきます。また、同じく琵琶湖から、現役の漁師である戸田直弘氏(滋賀県漁業協同組合連合青年会)が登壇予定。日々この湖で暮らすその目を通じて、どのような事実が明らかにされるのか注目したいところであります。
じつは、拙著「ぼくがバス釣りをやめた理由」の取材のさなか、戸田氏らと琵琶湖の味覚を楽しませてもらったことがあります。アユナレやフナまぶし、コイの甘煮など。とりわけモロコの素焼に感激させられたものでしたが、箸をつけようとするさいに戸田氏が語ったひとこと……。
「(モロコを)食べるのははじめて? じゃぁ、これが“最初で最後になる”と思って味わってな」
怒りとやるせなさとがないまぜになったような戸田氏の目を忘れることができません。法が施行されて、いちおうは規制の対象になったとはいえ、本質的な解決にはまだまだほど遠いというのが、残念ながら現実です。その逆立ちした現実について、琵琶湖からの生の話にぜひ耳を傾けていただければと思います。
また、池谷奉文氏((財)日本生態系協会代表)を招き「『地域地域の生き物』を大事にするということ」を表題に基調講演を、「緊急提言」として、一連のシンポジウムでもおなじみの有路昌彦氏(アミタ(株)持続可能経済研究所主席研究員)に「外来魚駆除の『永続的システム』のつくり方」をテーマに語っていただく予定です。
個人的な捉え方としては、この問題は「解決に向けての道を探る」という段階はすでに終えているとみています。大事なのは解決のためのさらなる一歩を踏み出ことではないでしょうか。ご興味のある方はぜひご参加いただければと思います。
なお、開催の詳細についてはこちらをご覧ください(リンク先ページからはPDFチラシのダウンロードもできます)。
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ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
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