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猫池罵詈雑言雑記帳
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 赤坂プリンスホテルといえば、アブクゼニ経済華やかなりしころはちょっとしたステータス性を祭り上げられたものだったが、ちょいカネ持ちきどりになった庶民をターゲットに、メディアが散々もてはやしていたなぁという印象がある。個人的には悪くはないホテルだと思っているけれど、もとよりそれほど用事があるわけでもない。
 この赤プリが危うくひと騒動の火種になりそうだった・・・というのが今回の話である。  


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 書き記したいことはあれこれあるのだが、本業のほうに集中して取りかかっていたりすると、あっという間に日にちがすぎてしまう。そうするとさらに取り上げてみたいことが現れてくるけれど、日数が経ったからといって明るい話題が出てくるわけでもないのが現在のわが国をめぐる状況かもしれない(もちろんミクロ的にはイイ話題もあるが)。で、あまりに楽しくない話題が多すぎて書きはじめる気力もイマイチなわけだが、今夜は寝酒に手伝ってもらいつつちょこっとだけ記してみたい。


 前回(6月7日)取り上げた自衛隊によるスパイ活動について、各マスコミの反応はほぼ予想どおりに思える。わが家では「東京新聞」を購読しているが、さすがに同紙は1面をはじめ4面に及びこの問題を報じた(7日)が、ほとんど報じなかった大メディアもあった。
 このブログでなんどか紹介した白川勝彦氏(元衆議院議員)のサイトもこの件を取り上げ、わが国の一部メディアの体たらくをある意味哀れんでいる(「誰がために鐘はなる!」
 白川氏が紹介しているのは「朝日新聞」と「読売新聞」である。要約すれば、いちおうは1面で報じた「朝日」と34面に申し訳ていどに記しただけの「読売」という実態であるが、それを伝えてくれた氏の友人の報を確かめるべくこの2紙を開いてみれば、1面のほか社会面を使って報じている「朝日」と、件の34面を探してみても関連する記事が1行たりともない「読売」である。  


 6月6日、共産党がとんでもないスクープをスッパ抜いた。
 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-06-07/2007060701_01_0.html
 自衛隊が市民運動等に関わったり自衛隊イラク派兵反対の意見を発した団体や個人を組織的に監視しているという自衛隊の内部資料を同党が入手、国会で告発したのである。

※関連記事:
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007060790080916.html

http://www.jcp.or.jp/seisaku/2007/20070606_shii_jieitai.html#_01(共産党が入手した内部資料がPDF48.1MBおよびエクセルファイルで公開されています)


 国会とはいうまでもなく国としてのきまりごとをつくる立法の要だが、今会期の大詰めを目前に控え、今週も重要法案のについての審議が行なわれるハズである。国家公務員法の改定をはじめ労働三法案、参議院では先に与党がクーデター的採決を強行した社会保険庁解体法案および年金時効特例法案、イラク特措法延長案、教育三法案などが控えている。
 このうち、年金時効特例法案は野党がこぞって急ぎ過ぎる採決に異を唱えたなかの暴動的採決があり、続いて採決寸前にまであった国家公務員法改定案にいたっては、河野洋平衆議院議長をして「この事態は国会にダメージを与える」との懸念を発せざるをえない始末であった。議論を一方的に放棄し、「広く会議をおこす」べき国会の役割を玉入れにまでなり下げた自創政権のこうした遣り口は、傍からみていて狂気に支配されたかのようにも思える状態だが、果たしてその中心にいるアベのオボッチャンはひとつひとつの法案についてきちんと理解しているのだろうかという根本的な疑問も湧いてくる。“消えた年金”事件にさいしては、「いたずらに不安をあおってはいけない」といった見当違いのコメントしか発することができなかったおぼっちゃん……。歴代の厚労大臣をはじめとする国や政府としての責任についてはなんら言及せず、制度という問題にスリカエをしているけれど、それすら本人には意味がわかっていない可能性はある。  


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自己紹介:
 レジャーライター=植村誠の別館ブログです。
 ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
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