書き記したいことはあれこれあるのだが、本業のほうに集中して取りかかっていたりすると、あっという間に日にちがすぎてしまう。そうするとさらに取り上げてみたいことが現れてくるけれど、日数が経ったからといって明るい話題が出てくるわけでもないのが現在のわが国をめぐる状況かもしれない(もちろんミクロ的にはイイ話題もあるが)。で、あまりに楽しくない話題が多すぎて書きはじめる気力もイマイチなわけだが、今夜は寝酒に手伝ってもらいつつちょこっとだけ記してみたい。
ちなみに寝酒といってもそうしょっちゅう飲むわけではなく、ひと仕事片づいた晩だとか、なんとなく一杯やるかなというときだけで、なければないで別段に構わない。持ち出すのはビール(発泡酒を含む)か葡萄酒がもっぱらだ。ビールについて、以前は適当に買ってきて冷蔵庫にいれていたものだったが、最近はサッポロを選ぶことが多い。なぜか? 別段サッポロのファンというわけではないけれど、ようは減点法でサッポロになってしまったのである。
まず、K社(語弊があると困るので記号にする)はとくにマズイとは思わないが、どうも営業力によって店鋪でのシェアを高めているような気配があって癪に触る。コンビニやドラッグストア系の量販店、駅の売店など、気がついてみればKばかりである。それだけでなく、あるスポーツのスポンサーとしてときに腹立たしい行為を働いている会社でもあり、そんなのとろがイヤで極力この会社の製品を手にとらないように心掛けている次第。対抗馬(?)のA社は、単純に好みの問題として味があまり好きではない。あくまで主観の問題だけれど、辛口と宣伝されてきた某製品にしても、飲んだ後の感じは非常に甘ったるく思える。あえて製品名は記さないが、口にしたとたん「ゲッ!」と思って飲むのをやめたのもある。
というわけでサッポロなのだが、これだって一時は避けていたころもあるのだ。会社勤めをしていた当時、勤務地が恵比寿(東京)だったこともあって、飲み屋に入るとサッポロばかりであった。そのころ、「結局飲んでる黒ラベル」というCMがあって、「飲んでるんじゃなくて飲まされているんだろう」といささか気分を害していたものだったけれど、なんのことはない、結局のところ黒ラベルを飲むことになってしまった。まぁ、どうでもいいことですがね。
ところで“減点法”といえばあの安倍のおぼっちゃんの不支持率がさらに上がってきているらしい。それでも意外なほどの支持率があるところが摩訶不思議なんだけれど、内容をみてみれば「ほかに適当な人物がいない」といった項目を挙げて支持としている回答が少なくなく、ということは以前に触れたようにおぼっちゃんが“減点法の首相”にすぎないだけでなく、その減点法からも見捨てられてしまったアソウだのナカガワだのといった“後釜”ってなんなんでしょうかねということになってしまう。
しかし笑ってばかりもいられないのだ。仮にこんどの参院選で自民党にノーの審判を下し、安倍政権を解散させたとしても、あとに控えている連中の顔ぶれをみれば、引き続いて暗雲がたちこめるであろうことが明らかだからだ。とはいえ、まずはおぼっちゃんにレッドカードをつきつけることが急務ではあるのだが……。
■悪辣の口実
その参院選の争点として年金問題を挙げる声が多いという。大衆のホンネを示すまさに正当な争点であろう。なにしろ、歴代の政権が省庁をきちんと監督できていなかったことがやっとこさあからさまにされたのである。コトの重大さは政権が導いている“民”ということに置き換えてみればわかる。仮に今般明らかになった年金問題のような事態が民間の企業などに浮上したらどうなるか? 当然のことながら経営陣は顧客のみならず株主からの追求を受けて、場合によっては総退陣せざるをえないケースもあるに違いない。ここで、「いやぁ、社員の働きが悪くて」などという言い訳が通用するわけもなく、あくまで責任者としてのけじめとつけさせられるというのがあたりまえの展開であろう(前回などに紹介した白川勝彦氏は、公務員一般についてその働く姿勢を揶揄しているが、これは言い過ぎであろう。あたりまえのことだが、熱心な公務員はいくらでもいるし、不真面目な民間の労働者だっている。十把一絡にしてしまっては気の毒というものだ)。
いまの年金問題をみれば、確かに一部の“現責任者”にとっては「そういわれても」という感情があるかもしれないし、そんなところを「なんとなく」理解しちゃう大衆もあるかもしれないが、やはり責任者は責任者なのである。総理大臣を含めてきちんとした責任を果たすべきである(おぼっちゃんの場合は完全な当事者なんですがね)。
で、そんな展開のなか、やはりやるだろうと思っていたのが、今回の不祥事をネタにした国民監視の強化である。すなわち、不祥事を社会保障番号導入のきっかけにするということだ。
14日に、おぼっちゃんが参院厚生労働委員会で表明したというのだが、これは扶養家族や在留外国人を含めて、社会保障給付を受け得るすべての人に番号を割り振ったうえですべての社会保障制度の管理番号にする仕組である。もっといえば住基ネットと並んで個々の収入から経費、支出、納税の現況などすべてを一元化して管理できるシステムの一環であり、部分的には利便性もある可能性があるにせよ、その狙いが監視であることに変わりはない。そんな性質を持つシステムだからこそ批判もあり導入が遅れているのだが、これを年金問題と直結させてドサクサ紛れに通してしまおうという目論みが進められているのである。
まずもって、今回あきらかになったような問題をシステムの不備に求めることの愚かしさもさることながら、その穴埋めをするフリをしてさらに悪辣な仕組みを成立させようという日本政府。そんなものに騙されてはならないのはいうまでもないだろう。参院選だけれはない。われわれ一般国民への監視体制を強める為政者に対して監視を強めることが必要だ。
*さらに・・・:
前回と前々回に取り上げた自衛隊による国民監視問題。久間章生防衛相は19日の参院外交防衛委員会で「違法とはいえない」と引き続き開き直っただけでなく、「国会議員であっても国民として平等に情報収集の対象にはなりうる」と表明し、全国民が情報収集の対象になるとの考えを示したという。「いったいなんのために?」というあたりまえの疑問を、まずはひとりひとりが持ってほしいと思うのだが……。
そういえば、やはり「やるだろう」と思っていることのひとつに、北朝鮮によるなんらかの挑発行為がある。なんでも日本海に向けてのミサイル発射があったらしいが、現政権維持のために、もっと派手なパフォーマンスをやらかす可能性がないと言い切れるだろうか? こんなのは「謀略史説」の一種だけれど、これまであの国がやってきたこととそのタイミングをみると、どうもそんな感じがしてくるのである。ついでながら。
まず、K社(語弊があると困るので記号にする)はとくにマズイとは思わないが、どうも営業力によって店鋪でのシェアを高めているような気配があって癪に触る。コンビニやドラッグストア系の量販店、駅の売店など、気がついてみればKばかりである。それだけでなく、あるスポーツのスポンサーとしてときに腹立たしい行為を働いている会社でもあり、そんなのとろがイヤで極力この会社の製品を手にとらないように心掛けている次第。対抗馬(?)のA社は、単純に好みの問題として味があまり好きではない。あくまで主観の問題だけれど、辛口と宣伝されてきた某製品にしても、飲んだ後の感じは非常に甘ったるく思える。あえて製品名は記さないが、口にしたとたん「ゲッ!」と思って飲むのをやめたのもある。
というわけでサッポロなのだが、これだって一時は避けていたころもあるのだ。会社勤めをしていた当時、勤務地が恵比寿(東京)だったこともあって、飲み屋に入るとサッポロばかりであった。そのころ、「結局飲んでる黒ラベル」というCMがあって、「飲んでるんじゃなくて飲まされているんだろう」といささか気分を害していたものだったけれど、なんのことはない、結局のところ黒ラベルを飲むことになってしまった。まぁ、どうでもいいことですがね。
ところで“減点法”といえばあの安倍のおぼっちゃんの不支持率がさらに上がってきているらしい。それでも意外なほどの支持率があるところが摩訶不思議なんだけれど、内容をみてみれば「ほかに適当な人物がいない」といった項目を挙げて支持としている回答が少なくなく、ということは以前に触れたようにおぼっちゃんが“減点法の首相”にすぎないだけでなく、その減点法からも見捨てられてしまったアソウだのナカガワだのといった“後釜”ってなんなんでしょうかねということになってしまう。
しかし笑ってばかりもいられないのだ。仮にこんどの参院選で自民党にノーの審判を下し、安倍政権を解散させたとしても、あとに控えている連中の顔ぶれをみれば、引き続いて暗雲がたちこめるであろうことが明らかだからだ。とはいえ、まずはおぼっちゃんにレッドカードをつきつけることが急務ではあるのだが……。
■悪辣の口実
その参院選の争点として年金問題を挙げる声が多いという。大衆のホンネを示すまさに正当な争点であろう。なにしろ、歴代の政権が省庁をきちんと監督できていなかったことがやっとこさあからさまにされたのである。コトの重大さは政権が導いている“民”ということに置き換えてみればわかる。仮に今般明らかになった年金問題のような事態が民間の企業などに浮上したらどうなるか? 当然のことながら経営陣は顧客のみならず株主からの追求を受けて、場合によっては総退陣せざるをえないケースもあるに違いない。ここで、「いやぁ、社員の働きが悪くて」などという言い訳が通用するわけもなく、あくまで責任者としてのけじめとつけさせられるというのがあたりまえの展開であろう(前回などに紹介した白川勝彦氏は、公務員一般についてその働く姿勢を揶揄しているが、これは言い過ぎであろう。あたりまえのことだが、熱心な公務員はいくらでもいるし、不真面目な民間の労働者だっている。十把一絡にしてしまっては気の毒というものだ)。
いまの年金問題をみれば、確かに一部の“現責任者”にとっては「そういわれても」という感情があるかもしれないし、そんなところを「なんとなく」理解しちゃう大衆もあるかもしれないが、やはり責任者は責任者なのである。総理大臣を含めてきちんとした責任を果たすべきである(おぼっちゃんの場合は完全な当事者なんですがね)。
で、そんな展開のなか、やはりやるだろうと思っていたのが、今回の不祥事をネタにした国民監視の強化である。すなわち、不祥事を社会保障番号導入のきっかけにするということだ。
14日に、おぼっちゃんが参院厚生労働委員会で表明したというのだが、これは扶養家族や在留外国人を含めて、社会保障給付を受け得るすべての人に番号を割り振ったうえですべての社会保障制度の管理番号にする仕組である。もっといえば住基ネットと並んで個々の収入から経費、支出、納税の現況などすべてを一元化して管理できるシステムの一環であり、部分的には利便性もある可能性があるにせよ、その狙いが監視であることに変わりはない。そんな性質を持つシステムだからこそ批判もあり導入が遅れているのだが、これを年金問題と直結させてドサクサ紛れに通してしまおうという目論みが進められているのである。
まずもって、今回あきらかになったような問題をシステムの不備に求めることの愚かしさもさることながら、その穴埋めをするフリをしてさらに悪辣な仕組みを成立させようという日本政府。そんなものに騙されてはならないのはいうまでもないだろう。参院選だけれはない。われわれ一般国民への監視体制を強める為政者に対して監視を強めることが必要だ。
*さらに・・・:
前回と前々回に取り上げた自衛隊による国民監視問題。久間章生防衛相は19日の参院外交防衛委員会で「違法とはいえない」と引き続き開き直っただけでなく、「国会議員であっても国民として平等に情報収集の対象にはなりうる」と表明し、全国民が情報収集の対象になるとの考えを示したという。「いったいなんのために?」というあたりまえの疑問を、まずはひとりひとりが持ってほしいと思うのだが……。
そういえば、やはり「やるだろう」と思っていることのひとつに、北朝鮮によるなんらかの挑発行為がある。なんでも日本海に向けてのミサイル発射があったらしいが、現政権維持のために、もっと派手なパフォーマンスをやらかす可能性がないと言い切れるだろうか? こんなのは「謀略史説」の一種だけれど、これまであの国がやってきたこととそのタイミングをみると、どうもそんな感じがしてくるのである。ついでながら。
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ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
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