八ッ場ダム問題について、いまいちど思ったことを触れておきたい。
28日に開かれた群馬県議会においてこの問題が討議され、大沢正明群馬県知事は、「地元の意見をひと言も聞かず、生活再建の代替案もなくただ中止という。住民生活を小石のごとく蹴飛ばすことはあってはならない」と、民主党が打ち出した建設中止案について批判を展開したという。気持ちとしては当然のことであり、その点は大いに理解できるつもりなのだが、どこか視点がブレてはいまいか? 言い換えれば、本当にそう考えているのかという疑問であり、「住民生活を小石のごとく蹴飛ば」してきたのは、いったいだれだったのかということであり、はたしてダム建設中止が「住民生活を小石のごとく蹴飛ば」すことになるのかということである。
28日に開かれた群馬県議会においてこの問題が討議され、大沢正明群馬県知事は、「地元の意見をひと言も聞かず、生活再建の代替案もなくただ中止という。住民生活を小石のごとく蹴飛ばすことはあってはならない」と、民主党が打ち出した建設中止案について批判を展開したという。気持ちとしては当然のことであり、その点は大いに理解できるつもりなのだが、どこか視点がブレてはいまいか? 言い換えれば、本当にそう考えているのかという疑問であり、「住民生活を小石のごとく蹴飛ば」してきたのは、いったいだれだったのかということであり、はたしてダム建設中止が「住民生活を小石のごとく蹴飛ば」すことになるのかということである。
総選挙について、自分なりの総括的な感想でも書かねばと思いつつ、ついついズルズルと放置してしまった。だが、ネット上を中心に、ときにはかなり鋭い見方による論評もみられるなか、新政権に対する期待感とともに冷静な意見もごくふつうにみられることから、いまさらながらに民主党を中心とする体制について、いまの段階であれこれ所感を述べることを避けてきた部分もある。憲法問題ひとつをとっても、鳩山由紀夫氏という人物がどのようなスタンスを持っているのかということがすでに常識になっており、民主党を支持するひとのなかでもきちんと牽制する意見があることなど、案外冷静な視線が送られていることに安堵に近い思いがするのである(鳩山氏の著作に目をとおすと、思想云々はさておいて、それ以前のレベルにある妙な錯覚が述べられていてやや頭痛がしたが)。
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ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
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