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猫池罵詈雑言雑記帳
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 オレは大相撲をみない人間である。とりたてて相撲をいう競技を嫌っているわけではないのだが、意識してみなくなったきっかけはわかっている。
 すでにふたむかしぐらい過去のような気もするけれど、若乃花と貴乃花が持ち上げられたいわゆる“若・貴ブーム”。その祀りあげられ方になんとなく反発心(といってよければ)を覚え、たとえば駅頭で売られているスポーツ紙の一面大見出しなどに「若」だの「貴」だのという文字(これが勘亭流やそのもどきだったりするのだが)を見かけるだけで「ケッ」と思ったものであった。別段、彼らに対してどうのという気持ちはなかったと思うが、それほど飛び抜けて優秀な力士に感じられなかったのも事実で、ようは「そんなに騒ぎだてるほどのことか?」といったところだ。
 たしかにいくつかの意味で凡庸な力士ではなかったに違いないし、それなりの結果を残したとはいえ、あのていどの力士はけっして珍しいものではないだろう。するとなぜ騒ぎになり、ブームがつくられたかということになってくる。彼らの出自であり家系。すべてをそこに帰すつもりはないが、彼らが祀りあげられた理由の多くを占めることは否定できない。そしてしらけさせられるには十分な要因であり、ブームであった。まぁ、野球の某の類よりは正常かつ立派ですがね。  

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 あのクッソバカバカしい某政党の総裁(葬祭でも可)選びがひと段落したそうな。
 読者のなかにも、ヤフーのヘッドライン上などに掲載された福田康夫氏と麻生太郎氏らによる仲好し万歳写真をご覧になられた方もいらっしゃるのではないかと思うが、心底くだらなく思うと同時に、わが国に幾多の問題が山積しているなか、のうのうとお仲間同士の茶番劇を演じてきた連中に対してあらためて怒りが沸き上がってくる。なかには「選挙は選挙。結果が出たからにはお互いに手をとりあって前進すればいい」ぐらいに微笑んでいるひともいるに違いない。しかし、これは本来はスポーツの“ノーサイド”とは根本的に異なるべき争いでなければならないハズだ。終わったらニコニコと万歳を並んでするような茶番選挙など、最初からやる必要はないのだ。それも貴重な国会をないがしろにして、さらにさも大事のごとく騒ぎだてる必要がとこにある? 

 もはや打つ手なし。
 昨今の、とくにテレビニュースの類をみていると、どうしてもそんな気持ちになってくる。
 おぼっちゃんに逃亡辞任の煽りを受ける形で国会がストップ。本来ならば国会云々以前に解散総選挙となってもおかしくはなかったにも関わらず、やっていることといえば自民党という一政党のトップ選び。国民のごく少数しか参加資格のない儀式が。
 たしかにここで選ばれる人物が事実上つぎの総理大臣になる(しかし決定ではない)とはいえ、なにもかもがそっちのけでもはやそれこそが国の一大事といった風情であることに疑問を感じているひとも少なくはないだろう。自民党(民主党も大差はないが)の諸君は「スムースな国会運営」を好んでおられる(したがって反対勢力などないほうがよい)と常にみうけられるのだが、さて……。
 逃亡した元首相への責任追求はどうなるのか? 相次ぐ閣僚や政治家の“不祥事”の類は継続して俎上に挙げられるのか? 瀕死の政権をかばい続けた連中の責任は? 新聞や雑誌といった印刷媒体はとにかくとして、とりわけテレビをみる限りではそんなことは遠い過去のようにすら錯覚させられそうになる。  

 あのおぼっちゃんがついに辞意を表明。……いまひとつ書く意欲が出てこないが、少しだけ感想を記してみたい。

 最初に確認しておきたいのは、戦い(といってよければだが)はむしろこれからだということである。相次ぐ閣僚の不祥事などもあって、わずか1年すらもたなかったまほろばのごとき内閣であり首相であったが、極論すればそんなことはどうでもいいことなのだ。おぼっちゃんがいずれ辞任あるいは罷免にならざるをえないことは、ほぼ明らかであった。散々ダダをこねるように政権にしがみついたがゆえに「やっとこさ」というふうにはみえるけれど、すでに死んでいたのだ。いまさらどうなるものでもないだろう。  

 ピンチである。
 わが国の進路も、いよいよ谷まったという感じがしてくる。

 あの“おぼっちゃん”がシドニーで公言した「職を賭して取り組む」。「私は職責にしがみつくということはない」とも述べ、今国会に対する“決意”というか思い込みを記者団に語ったという。自らの進退を臭わせたおぼっちゃん発言は選挙前に続く第2弾。ハッキリ言って「ああそうですか」といったところだが、じつは今回の発言こそがあの男の正体をよく顕わしている。  

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 レジャーライター=植村誠の別館ブログです。
 ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
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