あのクッソバカバカしい某政党の総裁(葬祭でも可)選びがひと段落したそうな。
読者のなかにも、ヤフーのヘッドライン上などに掲載された福田康夫氏と麻生太郎氏らによる仲好し万歳写真をご覧になられた方もいらっしゃるのではないかと思うが、心底くだらなく思うと同時に、わが国に幾多の問題が山積しているなか、のうのうとお仲間同士の茶番劇を演じてきた連中に対してあらためて怒りが沸き上がってくる。なかには「選挙は選挙。結果が出たからにはお互いに手をとりあって前進すればいい」ぐらいに微笑んでいるひともいるに違いない。しかし、これは本来はスポーツの“ノーサイド”とは根本的に異なるべき争いでなければならないハズだ。終わったらニコニコと万歳を並んでするような茶番選挙など、最初からやる必要はないのだ。それも貴重な国会をないがしろにして、さらにさも大事のごとく騒ぎだてる必要がとこにある?
読者のなかにも、ヤフーのヘッドライン上などに掲載された福田康夫氏と麻生太郎氏らによる仲好し万歳写真をご覧になられた方もいらっしゃるのではないかと思うが、心底くだらなく思うと同時に、わが国に幾多の問題が山積しているなか、のうのうとお仲間同士の茶番劇を演じてきた連中に対してあらためて怒りが沸き上がってくる。なかには「選挙は選挙。結果が出たからにはお互いに手をとりあって前進すればいい」ぐらいに微笑んでいるひともいるに違いない。しかし、これは本来はスポーツの“ノーサイド”とは根本的に異なるべき争いでなければならないハズだ。終わったらニコニコと万歳を並んでするような茶番選挙など、最初からやる必要はないのだ。それも貴重な国会をないがしろにして、さらにさも大事のごとく騒ぎだてる必要がとこにある?
白川勝彦氏によれば、「馬鹿らしい総裁選」をテレビなどのマスメディアがこぞって伝えてきたても、肝心の評判は芳しくなかったようである。
「自民党はこの総裁選を利用して新しい総裁と自民党の宣伝をしたかったことは明らかであるが、必ずしもその効果を上げなかったようである。総裁選をワイドショーなどで流すと視聴率が落ちたというのである。こんなことは聞いたことがない。本来、日本人は選挙好きなのである。自民党も落ちたものである。」(リンク記事から引用)
なんとも慶賀にたえない状況であるようだが、いかにニブイ国民とはいえ、さすがに自分たちが愚弄されていることに気がついているひとが増えてきたのかもしれない。
しかし、この間に若干のできごとはあった。
報道によれば、来年度から実施が予定されている高齢者医療費の負担増が凍結される方向にあるというのである。これは、バカレースの演じ手であった福田康夫氏が凍結について“公約”したことに加え、連立相手の公明が見直しの姿勢をみせたことによるが、これそのものはひとつの成果ではあろう。なぜならば、自公が政策を翻しかねない背景のひとつには、世論からの強力な声があったとみるのがふつうだからである。それはそうであろう。なにしろ医療機関での窓口負担を倍増するとともに、その多くが現役を退いている75歳以上の高齢者全員から保険料を徴収、払えない場合には保険証を取り上げてしまえという殺人的改定なのだ。世論が反発するのはあたりまえである。世界に誇れる国民皆保険制度を事実上ぶち壊す(むろんそれが狙いの一端であろう)作戦は、どうにか減速させられそうな気配である。
ところが、福田氏はとうの公約について、その財源を表面上は整えていない。しかし、「将来的には消費税で福祉にあてるというのはやむをえない」とも語っており、逆の見方をすれば、消費税増税の口実をもっともらしくしたいという狙いがあるのではないかという気がしてくる。
「さぁさ、あなたがたの言うとおりに医療費負担は据え置きにしました。でも財源がないわけですから、消費税増税は仕方ないですよね」
そんなニヤけついた意図が見え隠れしてはいないだろうか。そして、このままでは近い将来に予想されうる消費税増税ののち、医療費負担増は必ず実現させられてしまう。いうまでもなく、われわれ一般国民の大半にとっては、「仕方ないっぺ」では済まされない自分たちの生活そのものの問題なのである。
あの愚劣極まる総裁選とやらも、そのバカぶりを世間に知らしめたという意味で、あるいはそこに潜む危険度について理解を深められたという意味でも、まったく価値がなかったわけでもないようだ。今後の国会に要注目である。
「自民党はこの総裁選を利用して新しい総裁と自民党の宣伝をしたかったことは明らかであるが、必ずしもその効果を上げなかったようである。総裁選をワイドショーなどで流すと視聴率が落ちたというのである。こんなことは聞いたことがない。本来、日本人は選挙好きなのである。自民党も落ちたものである。」(リンク記事から引用)
なんとも慶賀にたえない状況であるようだが、いかにニブイ国民とはいえ、さすがに自分たちが愚弄されていることに気がついているひとが増えてきたのかもしれない。
しかし、この間に若干のできごとはあった。
報道によれば、来年度から実施が予定されている高齢者医療費の負担増が凍結される方向にあるというのである。これは、バカレースの演じ手であった福田康夫氏が凍結について“公約”したことに加え、連立相手の公明が見直しの姿勢をみせたことによるが、これそのものはひとつの成果ではあろう。なぜならば、自公が政策を翻しかねない背景のひとつには、世論からの強力な声があったとみるのがふつうだからである。それはそうであろう。なにしろ医療機関での窓口負担を倍増するとともに、その多くが現役を退いている75歳以上の高齢者全員から保険料を徴収、払えない場合には保険証を取り上げてしまえという殺人的改定なのだ。世論が反発するのはあたりまえである。世界に誇れる国民皆保険制度を事実上ぶち壊す(むろんそれが狙いの一端であろう)作戦は、どうにか減速させられそうな気配である。
ところが、福田氏はとうの公約について、その財源を表面上は整えていない。しかし、「将来的には消費税で福祉にあてるというのはやむをえない」とも語っており、逆の見方をすれば、消費税増税の口実をもっともらしくしたいという狙いがあるのではないかという気がしてくる。
「さぁさ、あなたがたの言うとおりに医療費負担は据え置きにしました。でも財源がないわけですから、消費税増税は仕方ないですよね」
そんなニヤけついた意図が見え隠れしてはいないだろうか。そして、このままでは近い将来に予想されうる消費税増税ののち、医療費負担増は必ず実現させられてしまう。いうまでもなく、われわれ一般国民の大半にとっては、「仕方ないっぺ」では済まされない自分たちの生活そのものの問題なのである。
あの愚劣極まる総裁選とやらも、そのバカぶりを世間に知らしめたという意味で、あるいはそこに潜む危険度について理解を深められたという意味でも、まったく価値がなかったわけでもないようだ。今後の国会に要注目である。
PR
- カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
- プロフィール
HN:
猫池
HP:
性別:
男性
職業:
レジャーライター
自己紹介:
レジャーライター=植村誠の別館ブログです。
ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
なお、トラックバックおよび「コメント」は受けつけない設定にしております(当面はBBSへどうぞ!)。
ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
なお、トラックバックおよび「コメント」は受けつけない設定にしております(当面はBBSへどうぞ!)。
- ブログ内検索
- 新着記事
(03/17)
(12/13)
(11/01)
(12/17)
(09/28)
- アクセス解析
Copyright © Blog a_Tocsin All Rights Reserved.