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猫池罵詈雑言雑記帳
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 姉妹ブログ「つれなのふりや」にも記したが、夏の暑さはじつは嫌いではない。まぁ、ウチの場合は風とおりがいいということもあるのかもしれないけれど、案外エアコンなしでもすごせるものである。
 そんな夏だけれど、8月も15日をすぎると秋が近づいてきたんだにゃぁと思う。もっとも“残暑”というのは言葉だけのことであって、例年をみると本格的な夏の暑さはこのあたり数日がもっともそれらしい。だが、何日か前、房総のあるところでツクツクボウシの声を耳にした。ちょっと早いようにも思うのだが、この声を聞くと、いかにも夏の終りが感じられて、なんとなく寂しさを覚えてみたりする。

 そんなわけで(?)、今日15日は終戦記念日だった。アメリカ合州国をはじめとする一部の国には日本で言うような意味での“戦後”がないけれど、わが国ではどうにか戦後を守ってきた。これは非常に価値のある事実ではないかと思うし、世界に向けて誇るべきことでもあろう。自衛隊のイラクへの傀儡的派遣によって、すでに戦争に参加しているという見方はあるし、事実そのとおりなのだが、ギリギリのところで辛うじて留まっているという解釈だって不可能ではない。留まっている背景として最大の要素が、いうまでもなく日本国憲法第9条の存在であろう。  

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 あくまでも往生際の悪いおっぼちゃんである。
 自らが自分と小沢一郎民主党代表とのどちらを選ぶのだと大見得を切って選挙に臨んだハズの男が、「責任を果たす」などと自己流の解釈によってしがみつく政権。しかし世論調査に表れるその支持率はすでに2割台前半にまで落ち込み(時事通信社の8月調査では支持率22・6%▼3・1%、不支持率61・0%△7・8%。まだそんなに支持があるのかという見方もできるが)、その不人気ぶりが伝えられない日はない。このままの推移でいけば1割台すら目前という見方もあるらしく、民主主義の原則に照らし合わせれば、即刻退陣のうえ衆議院の解散・総選挙すらありうる舞台が十分に整っているといっていいだろう。まさに死に体政権である。
 ここにきてさすがに自民党内部からもおぼっちゃん(「日刊ゲンダイ」によれば“馬鹿首相”)続投に対する異論が出てきているとはいえ、その後釜と目されるのが麻生太郎外相だというのだから、もはや自民党のお先も知れているといってよさそうだ。あのていどの人物しか推しえないほどの人材的欠乏と不見識。まぁ、あのコンクリート屋さんときたら、きっとうれしくれうれしくて、始終ニヤニヤニタニタしているに違いないが、そのふやけたコンニャクみたいに緩み切ったツラから、こんどはどんな“失言”の類が飛び出すのやら……。なんかわが国の貧困さがますます世界にバレることになりそうで、アタマがクラクラしてくるというものだ。  

 墓参の季節である。
 祖先を含めて、亡くなった方に対して敬う心を持つというのは、人間として当然のことである。これは単に宗教的な意味合いということでなしに、先人についてなんらかの思いを馳せたり、ときにはそうしたひとから受けた“教え”のようなものを反芻してみたり、それはそれで大切なことであろう。身近なところでいえば、お墓参りなどもそのひとつである。
 報道によれば、おぼっちゃんが終戦記念日での靖国神社参拝を見送る意向だという。前任のスネオは内外からさまざまな批判を浴びせられながらも、持ち前の厚顔無知ぶりと目立ちたがりを存分に発揮し、一見すると強固に参拝を続けてきていたが、それに比べるとおぼっちゃんの“腰砕け”は決して多くはない支持者らにとってはなんとも歯がゆく映っていることであろう。見送るとされる背景のひとつに、先の参院選での自民惨敗があることは想像できるけれど、ようは政争の一手段としての参拝見送りということのようだ。もっとも、現時点では参拝する可能性は十分にあるし、その日でなくともなんらかの儀式を済ませるということは考えられるだろう。
 で、今日の話というのは、直接的にはおぼっちゃんやスネオがどうのということではなく、いわゆる靖国派の矛盾のひとつについて常々感じていること、これである。

 参院選の詳細な数字が新聞等に掲載されているのであれこれチェックしてみているが、まず目を惹くのは投票率の乏しさであろう。自民劣勢のなか有権者の関心が高まっていたことが指摘され、事前投票の高さなどもあったが6割にも満たないとはねぇ。前回とくらべれば確かに上昇しているが(青森・群馬・三重・山口・福岡・大分・宮崎・鹿児島の各県では減少)、関心の高さがあったとしてもこのていどだとは驚きである。なかには投票先の見当たらない“無言の抗議”の類が含まれる可能性もあるけれど、たとえ1票(今回の場合は2票だが)だとしても権利を棄てることは結局は権力側に利することになってしまいかねない。無口は災いの元である。

 自民惨敗という副題がついた今回の結果だが、子細にみてゆくとそうとも言い切れない部分がある。比例区でみると、たとえば東京では前回の26・5%から26・1%とわずかに得票率を減らしているけれど、実数でみれば同じく146万3606票から153万9810票と7万6204票を増やしている一方で、民主の得票率は38・9%で前回のママなのである(実数では214万6755→229万6555)。同じ都市部でみると大阪でも近い現象がみられる。ここでは自民、民主ともに得票率を減らしているが、その度合いは民主のほうが深刻なまでの大きい(自民:24・5→23・1、民主:35・4→34・2)。反面、あのQマちゃんのお膝元である長崎では自民が4・3%も落としたなかで民主が7・5%伸ばしていたり、山梨や福島のように10%近くも民主が伸びた部分もあるが、全体を均してみると言われているほどの自民惨敗・民主大躍進なのかどうかいささかの疑問が湧いてくるのである。  

 参院選は下馬評どおり自民大敗という結果が出たようである。開票がはじまってそれほど時間が経っていない段階で参院議席の過半数を野党勢力が確保し、予想にたがわず1人区での自民衰退が著しい。これを記しているのは日づけをまたいだ直後だが、この段階ですでに(なにを根拠にか)自民の勝敗の境界線とされてきた40議席に届かないという見方もあるらしいが、さしあたり今回ばかりは有権者の怒りも相当なレベルにあがっていたことが確かだったということであろう。
 今回の選挙の争点はなんだったのだろうか?
 マスメディアが報じる第一はいうまでもなく年金問題や税などであり、それは間違いなく事実であろう。しかし、忘れてはならないのは、そうした個々の問題もさることながら、自創政権そのもの、おぼっちゃん内閣に対する審判の意味あいが無視できないということである。投票日以前、たまたま耳にしたNHKラジオニュースでは、年金などについての争点を枕詞にして選挙関連の放送をしていたけれど、そのなかに政権に対する争点は窺えなかった。おそらく故意に避けていたのであろう。  


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 レジャーライター=植村誠の別館ブログです。
 ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
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