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猫池罵詈雑言雑記帳
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 9月1日(土)、外来魚問題をテーマとするシンポジウム「『日本のガラパゴス』琵琶湖からの発信」(主催:立教大学ウエルネス研究所・共催:全国内水面漁業協同組合連合会、全国ブラックバス防除市民ネットワーク、生物多様性研究会)が開催されます。
 今回は表題どおり琵琶湖における現状や今後の展望などを大テーマにすえた内容を予定しています。メインとなる「トーク」では嘉田由紀子氏(滋賀県知事)と櫻井よしこ氏(ジャーナリスト)を迎え、ブラックバスをはじめとする外来魚をめぐる琵琶湖の諸問題等について語っていただきます。また、同じく琵琶湖から、現役の漁師である戸田直弘氏(滋賀県漁業協同組合連合青年会)が登壇予定。日々この湖で暮らすその目を通じて、どのような事実が明らかにされるのか注目したいところであります。
 じつは、拙著「ぼくがバス釣りをやめた理由」の取材のさなか、戸田氏らと琵琶湖の味覚を楽しませてもらったことがあります。アユナレやフナまぶし、コイの甘煮など。とりわけモロコの素焼に感激させられたものでしたが、箸をつけようとするさいに戸田氏が語ったひとこと……。
「(モロコを)食べるのははじめて? じゃぁ、これが“最初で最後になる”と思って味わってな」
 怒りとやるせなさとがないまぜになったような戸田氏の目を忘れることができません。法が施行されて、いちおうは規制の対象になったとはいえ、本質的な解決にはまだまだほど遠いというのが、残念ながら現実です。その逆立ちした現実について、琵琶湖からの生の話にぜひ耳を傾けていただければと思います。

 また、池谷奉文氏((財)日本生態系協会代表)を招き「『地域地域の生き物』を大事にするということ」を表題に基調講演を、「緊急提言」として、一連のシンポジウムでもおなじみの有路昌彦氏(アミタ(株)持続可能経済研究所主席研究員)に「外来魚駆除の『永続的システム』のつくり方」をテーマに語っていただく予定です。

 個人的な捉え方としては、この問題は「解決に向けての道を探る」という段階はすでに終えているとみています。大事なのは解決のためのさらなる一歩を踏み出ことではないでしょうか。ご興味のある方はぜひご参加いただければと思います。

 なお、開催の詳細についてはこちらをご覧ください(リンク先ページからはPDFチラシのダウンロードもできます)。  

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猫池
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レジャーライター
自己紹介:
 レジャーライター=植村誠の別館ブログです。
 ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
 なお、トラックバックおよび「コメント」は受けつけない設定にしております(当面はBBSへどうぞ!)。
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