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猫池罵詈雑言雑記帳
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 アメリカ合州国の中間選挙が目前にある。わが国のマスメディアでも触れられない日がないほどに情勢が伝えられているが、どうやら与党・民主党が劣勢にあるらしい。
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 テレビニュースの類では、やれスネオの息子がタレント出身大臣とどうしたとか、末梢的ネタをショウ化しているのが目立つが、28日の朝刊にはわれわれの未来に関わる重大事が報じられていた。
「太平洋自由貿易 農業と両立で国を開け」
 リンクしたのは「東京新聞」10月28日の社説である。
 当ブログでは、現政権樹立前から民主党への批判を繰り返してきた。現在、起訴の渦中にある小沢一郎氏についても同様で、氏の政治思想から窺える本質的部分についていくつかの疑問を呈してきたが、あらためて少しだけ氏とその周辺について触れてみたいと思う。
 10日まで韓国取材にでかけてきた。
 安宿の類でも、ときおりNHKが受信できることもあり、日本国内のニュースなどがみられてありがたいものだ。しかし、先週はたまさか日本人物理学者のノーベル賞受賞の報と重なってしまい、延々とそればっかりなのにヘキエキとさせられた。ご本人や関係者らにとって名誉なことなのだろうとは思うけれど、そこまで騒ぎ立てるようなことなのだろうかという気も、毎度のことながらしないでもない。ましてや街角インタビューにあったように「暗いニュースばかりのなかでイイ話題」だとか「同じ日本人として誇りに思う」だとか、そういうセンスに至ってはまったくもって理解の範疇を越えている(もちろん悪いできごとではないとは思うけど)。
 踵を接して、中国人のノーベル平和賞受賞があり、たまさかその夜もNHKが受信できたのでみていたが、これまた延々と流されていた。こちらは中国内の民主化問題などとからめたものが目立ったが、妙だったのは現代中国が専門だという大学教授がコメントしたのはいいとして、語ら(流さ)れていたのがもっぱら賞を出したスゥエーデン側の思惑とやらを推測した内容だったこと。なぜ専門分野が語られなかったのだろうか? これはまぁ、編集側の問題かもしれないが。
 しかし、中華人民共和国の民主化問題についてはさておき、あの国の政府がスゥエーデン政府に対しイチャモンをつけていたのは、ノーベル賞の本質的一面が理解されているようで興味深かった。ただし、権威だの精神だのというのはいささかお門違いで、大量虐殺指導者やその傀儡が受賞するような平和賞のどこにそんなモノがあるだろうか。あの賞の本質は、たとえばブッシュあたりが「イラク民衆解放の礎を築いた」といった類のタテマエで頂戴するというのがむしろ相応しいのではないだろうか。そんなことをあらためて考えさせられたものだ。
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  • プロフィール
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猫池
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性別:
男性
職業:
レジャーライター
自己紹介:
 レジャーライター=植村誠の別館ブログです。
 ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
 なお、トラックバックおよび「コメント」は受けつけない設定にしております(当面はBBSへどうぞ!)。
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