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猫池罵詈雑言雑記帳
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 またぞろバカ騒ぎがたけなわである。相次ぐ芸能人がらみの薬物事件。たとえば、今日(8日)づけ「東京新聞」の「こちら特報部」にはあの“勝新”事件をはじめとする芸能人による薬物事件が一覧化されていて興味を惹いたが、いうまでもなく芸能界だから薬物が氾濫しているということではなく、こんなものはあくまで氷山の一角として社会のなかに幅広く蔓延していると捉えるべきであろう(東京新聞の報道にはこの視点があった)。
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 裁判員制度の第1号が実施された。じつは、いまだきちんと考えをまとめていないこともあってアップが後送りになってきたのだが、あれこれ疑問の多いスタートであることには違いがない。そもそもが、なぜ刑事事件のみが該当するのか? 極刑を含む刑罰を扱いうるのかという点については制度が議論されてきた当初から指摘されていることだが、いかなる説明を受けようとも理解し難いシロモノだとはいえる。刑事事件であっても、経済事犯(政治家などの汚職を大いに含む)ならばまだしも、今回の第1号のような突発的(である可能性のある)殺人事件に、どうして法のシロウト(参加された方々には申し訳ない表現だが、ここでは国家資格を含む専門的知識の有無を問題としている)が参加できようか。本件の量刑は懲役5年から死刑である。現場検証の類もきちんとできず、前例すらマトモに洗い直せず、いったいぜんたいどうやって他人を法に則って裁けるというのだろう。まったくもって理解の範疇を超えている。
 流行り言葉というものがある。ジャンルや方向性はさまざまだが、なんらかのヒットフレーズが生まれると、それがあたかも正しい言葉であるかごとく商品なりに盲従する現象は、大衆への訴えやすさという点ではすべてを否定しないものの、度が過ぎればヘキエキとしてきてしまう。
 アイヌ民族に対する差別などを是正すべく、学校教育の場などでの指導を改めるべしという「有識者懇報告書」が国宛に提出されたという。報道によれば、文書中では「日本列島北部周辺、とりわけ北海道の先住民族」とアイヌ民族を“認定”したうえで、近代化とともに生活の場を狭められ、独自の文化を禁止・同化を迫られた結果「文化に深刻な打撃を受けた」と指摘、「国は文化の復興に配慮すべき強い責任がある」という旨が明記されているという。“認定”という言葉にはたいへんなひっかかりを覚えるし、「近代化とともに」というのもまったくもって侵略者側の見方ではないかと思うのだが、こんなあたりまえのことがやっとこさとはいえ公の俎上に揚げられたという点については評価できるのかもしれない。
 しかし、はたして文化を蹂躙され、虐げられた民族に対する本当の意味での理解というものが、大勢の日本人(倭人)にできうるのかという点については、やはり疑念を抱かざるをえない。
 いつもと変わらぬ日々の暮らし。朝起きて軽い朝食をとって出勤、いつもの駅からいつもの電車に乗り同じ道を歩いて会社に着く。昼食は会社近くの馴染みのソバ屋で天重を食べ、午後に来客があったのでいきつけの喫茶店に誘って商談。タバコを切らせたので自販機に立寄る。残業を2時間ほどで切り上げ同僚と居酒屋で一杯。マスターが「イカのいいヤツが入ったヨ」というのでイカソウメンをつくってもらう。つい飲みすぎて気分が大きくなったのか、帰路はグリーン車を奮発してしまった。乗る前にキヨスクで夕刊紙を買ってざっと目を通す。23時30分すぎに帰宅。
 別段、なんら変わったところのない1日の風景である。しかし、こんな平和なひとコマが権力によって監視を受けているとしたらどうだろうか。あたかもストーカーよろしく、会社員某が何時何分にA駅から入場し何時何分にB駅で出場、タバコをどこそこの自販機で買い(銘柄はC)、何時何分にB駅に入場するとA駅までのグリーン券を購入、A駅には何時何分に着いた。そのさいB駅のキヨスクで夕刊紙(D紙)とアメ(銘柄はE)を買った……。もちろん会社員某については住所氏名から電話番号はもちろんその御面相までが明らかにされている。ここでは天重と喫茶店のコーヒーかなにかが抜けているけれど、ケースによってはこれだって監視されていた可能性があるし、エロDVDのレンタル記録などからその“性癖”までがインプットされているかもしれない……。
 こうして、まるで犯罪者の行動を追跡するがごとく、本人に対する断りすらなく一方的に監視されていることについては、なにかのおりに触れたことがあるが、その一端がこのほど明らかにされた。
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猫池
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自己紹介:
 レジャーライター=植村誠の別館ブログです。
 ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
 なお、トラックバックおよび「コメント」は受けつけない設定にしております(当面はBBSへどうぞ!)。
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