ややタイミングを逸したが、北朝鮮がらみの動きについていくつか触れてみたい。
まずはアメリカ合州国による北朝鮮テロ支援国家指定解除。南北の分断については、歴史的にみてわが国の関与が多大に影響しているとともに、旧ソ連とアメリカ合州国との覇権争いがあったことは否定できないと思うが、いまなぜことさらアメリカが主導を握る形になっているのかについては、シロウト目にはだいへんに違和感がある。たいした根拠を持たないなんとなくの見方ではあるが、東アジア地域の覇権争いという意味で、アメリカと中華人民共和国との間になんらかの綱引きがあるような気もするし、そうであるとすれば、わが国と北朝鮮とはまんまと彼らに利用されているのではないかという邪推もしたくなってくる。ごく単純化すれば、なぜお前が口を挟むのかといったところでもあろう。
まずはアメリカ合州国による北朝鮮テロ支援国家指定解除。南北の分断については、歴史的にみてわが国の関与が多大に影響しているとともに、旧ソ連とアメリカ合州国との覇権争いがあったことは否定できないと思うが、いまなぜことさらアメリカが主導を握る形になっているのかについては、シロウト目にはだいへんに違和感がある。たいした根拠を持たないなんとなくの見方ではあるが、東アジア地域の覇権争いという意味で、アメリカと中華人民共和国との間になんらかの綱引きがあるような気もするし、そうであるとすれば、わが国と北朝鮮とはまんまと彼らに利用されているのではないかという邪推もしたくなってくる。ごく単純化すれば、なぜお前が口を挟むのかといったところでもあろう。
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もう7月とは早いものである……。来週9日から1週間の日程で韓国取材に出かける予定なので、目下、その前に片づけておくべき仕事に取りかかっているところだ。
やはり夏は旅行の季節ということなのであろう。大雑把にみて、日本を7月10日に出発するあたりから航空券の値段が上がっているように感じられる。それに加えて、日本〜韓国間ていどだとまだ我慢できる範囲とはいえ燃料代の加算があるため、格安切符に馴れた感覚では、8月などはべらぼうな出費を強いられる。……ということもあって、次回は9月下旬以降になる見込みなので、今回の取材旅行をいかに充実させようかとあれこれ思案しているのであった。
ところで、旅行先で落書きに興ずるおバカさんもいて、なんだかちょとした騒ぎになっているようだ。その筆頭はフィレンツェ(イタリア)のサンタ=マリア=デルフィオーレ大聖堂に施された日本人大学生らによるシロモノであろう。ったく、いったいぜんたいなにを考えてるんだと言いたくなってくるが、もとよりこんなのは日本人に限った所業などではありはしない。なぜこんなあたりまえのことを確認するかといえば、タマタマみた民放のテレビニュースで以下のようなやりとりがあったからなのである。
やはり夏は旅行の季節ということなのであろう。大雑把にみて、日本を7月10日に出発するあたりから航空券の値段が上がっているように感じられる。それに加えて、日本〜韓国間ていどだとまだ我慢できる範囲とはいえ燃料代の加算があるため、格安切符に馴れた感覚では、8月などはべらぼうな出費を強いられる。……ということもあって、次回は9月下旬以降になる見込みなので、今回の取材旅行をいかに充実させようかとあれこれ思案しているのであった。
ところで、旅行先で落書きに興ずるおバカさんもいて、なんだかちょとした騒ぎになっているようだ。その筆頭はフィレンツェ(イタリア)のサンタ=マリア=デルフィオーレ大聖堂に施された日本人大学生らによるシロモノであろう。ったく、いったいぜんたいなにを考えてるんだと言いたくなってくるが、もとよりこんなのは日本人に限った所業などではありはしない。なぜこんなあたりまえのことを確認するかといえば、タマタマみた民放のテレビニュースで以下のようなやりとりがあったからなのである。
たとえば外国旅行。アメリカ合州国でもいいし大韓民国でもいいしロシア、フィリピン、フランス、イタリア……。たいていは旅先で街歩きをしたり買い物もするだろうし食堂にも入る。当然、現地で暮らすひとびととのかかわり合いも生まれてくる。そこでの印象はいろいろだろう。おいしい料理にめぐりえあえば「食事の旨い国」、買い物のさい店員につっけんどんな接客をされれば「サービスがよくない国」、道に迷ったりして親切にされたるすると「親切なひとが多い国」などとついステレオタイプ的に思う部分があっても仕方のないことかもしれない。まぁ、なんどか脚を運ぶうちにさまざまなできごとと遭遇するわけで、そういういい加減な印象というのはその場その場の出逢いに左右されてしまうわけなのだろうが、そうだとはわかっていても、旅の気分の善し悪しがその後にわたってものの見方に影響することはあるに違いない。
秋葉原で起きた連続殺傷事件は、1週間がすぎたいまも連日のように“報道”されている。
事件のとりわけ背景についてさまざまな論評や憶測が飛び交っているが、そのなかにあって気になるのは、キーワードのように犯人が派遣労働者であったことが強調されている点である。いわく、生真面目な若者が現代的搾取の被害者となるなかで被抑圧の度合いを高めていったという類の見方だ。しかし、あれこれ伝えられているようにみえても、よくよく整理してみればその情報は極めて限られた内容にすぎず、そのていどの材料で犯行に及んだ青年のひととなりをつかめるとは思えないし、あえてつかもうとも思わない。ただ言えることは、いかなる事情があろうともあのような犯行が許されるものではないし、現代日本を覆う格差社会を検証してゆく過程にあって、この種の事件を象徴としたり一般化するわけにはいかないだろうということだ。いわゆる模倣犯を含めて、類似した事件が今後に起きないとはいえないとはいえ、過度に社会現象として結びつけるのは戒めるべきであろう。
事件のとりわけ背景についてさまざまな論評や憶測が飛び交っているが、そのなかにあって気になるのは、キーワードのように犯人が派遣労働者であったことが強調されている点である。いわく、生真面目な若者が現代的搾取の被害者となるなかで被抑圧の度合いを高めていったという類の見方だ。しかし、あれこれ伝えられているようにみえても、よくよく整理してみればその情報は極めて限られた内容にすぎず、そのていどの材料で犯行に及んだ青年のひととなりをつかめるとは思えないし、あえてつかもうとも思わない。ただ言えることは、いかなる事情があろうともあのような犯行が許されるものではないし、現代日本を覆う格差社会を検証してゆく過程にあって、この種の事件を象徴としたり一般化するわけにはいかないだろうということだ。いわゆる模倣犯を含めて、類似した事件が今後に起きないとはいえないとはいえ、過度に社会現象として結びつけるのは戒めるべきであろう。
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ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
なお、トラックバックおよび「コメント」は受けつけない設定にしております(当面はBBSへどうぞ!)。
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