出生後の国籍取得に関する法律「国籍法」が改正の方向にあるという。これは4日に最高裁で「違憲判決」が下されたことを受けてのことらしく、テレビニュースをみていたら、鳩山邦夫法相が「違憲」云々について語っていた。この法律そのものについては正直なところほとんど知識がないし、ここでムリをして取り上げることはしない。「ありゃ?」と思ったのはこの国の矛盾ぶりである。
既存の法律が違憲と判断され、それを改めることに異論を挟む余地はないと思うのだが、この事実はある種の皮肉としてみることも可能であろう。拙ブログで取り上げたイラクにおける航空自衛隊の活動に対する違憲判決との比較だ(「判決が画期的であるワケ」)。
実際問題として、「特措法」のほうはいまのところ高裁の判断であるから、今回の「国籍法」と同一にすることはできないかもしれない。しかし、現段階で「違憲」とされたことについては同じであり、それを受けて法相が「違憲」云々に言及するのであれば、彼らをしてそれ相応の「リスク」を承知した発言であると捉えるべきであろう。少なくとも、最高裁で違憲とされれば法を見直す(それも今回のタイミングをみれば“ただち”に)と公に認めたのである。しかし、ならばたとえ高裁レベルだとはいえ、現行の「特措法」について廃止の道を示す必要があるハズだ。そこにほっかむりをしてことさら「国籍法」を取り沙汰する理由はなにか? いかにもあの小賢しい政権が利用しそうな判例であり遣り口のように思えるのだが。
・・・話は変わって、地球温暖化問題など環境問題についてほんの少し。
既存の法律が違憲と判断され、それを改めることに異論を挟む余地はないと思うのだが、この事実はある種の皮肉としてみることも可能であろう。拙ブログで取り上げたイラクにおける航空自衛隊の活動に対する違憲判決との比較だ(「判決が画期的であるワケ」)。
実際問題として、「特措法」のほうはいまのところ高裁の判断であるから、今回の「国籍法」と同一にすることはできないかもしれない。しかし、現段階で「違憲」とされたことについては同じであり、それを受けて法相が「違憲」云々に言及するのであれば、彼らをしてそれ相応の「リスク」を承知した発言であると捉えるべきであろう。少なくとも、最高裁で違憲とされれば法を見直す(それも今回のタイミングをみれば“ただち”に)と公に認めたのである。しかし、ならばたとえ高裁レベルだとはいえ、現行の「特措法」について廃止の道を示す必要があるハズだ。そこにほっかむりをしてことさら「国籍法」を取り沙汰する理由はなにか? いかにもあの小賢しい政権が利用しそうな判例であり遣り口のように思えるのだが。
・・・話は変わって、地球温暖化問題など環境問題についてほんの少し。
航空自衛隊が中国四川省の震災被災地へ向け、救援物資等の輸送名目で派遣される方向にあるという。これは中国政府からの要請とされており、テントや毛布、医薬品などを現地に運び込むとされている。19時のNHKニュースはこれをトップで報じ、被災地における救援が重要な課題であることと先方からの要請であることのほか、仮に実行されれば史上初の例となることをクローズアップしていた。おそらくほかのおもだった報道もこれを似たり寄ったりの内容であろう。人道的支援として、自衛隊初の中国進出。しかしこれはとんでもない暴挙である。
“独断と偏見”をモットー(?)にしている拙ブログだが、今回はさらに何歩かレベルダウンした“偏見”をぶちまけてみようかと思う。ムリは禁物とはいえ、バカにはバカへの、愚か者へは愚か者への対応というものがある。ついでに記すと、こんな気分の悪い話題は酒でも飲まないと書く気にもならないので、ただいまやや酔っぱらっております(失礼!)。まぁ、一杯やりながらってのはわりとあるのだが……。
http://www.j-cast.com/2008/05/23020523.html
リンク記事はスコットランドで日本人サッカー選手をめぐって巻き起こっている民族および文化差別についてのリポートである。この『「ナカムラが俺の犬食った」 俊輔に衝撃「人種差別発言」蔓延』(JーCAST)をすでにご覧になった方も多いとは思うが、さらに調べてみると、ネット上ではかなりの話題となっているようである。
http://www.j-cast.com/2008/05/23020523.html
リンク記事はスコットランドで日本人サッカー選手をめぐって巻き起こっている民族および文化差別についてのリポートである。この『「ナカムラが俺の犬食った」 俊輔に衝撃「人種差別発言」蔓延』(JーCAST)をすでにご覧になった方も多いとは思うが、さらに調べてみると、ネット上ではかなりの話題となっているようである。
今日は成田空港の開港30周年だそうである。子どものころからなにかとニュースで目にすることも多く、かつ地元・千葉県にある空港が開いてから、もうそんなに月日が経ったのかと思う。個人的には海外旅行にさほどでかけることもないため、実際にこの空港を使うのはごく限られた機会ではあるけれど、それでも海外への出発点としてはどうしても第一選択肢になる。
「飛行機? なんだ、お前ならてっきり船だと思ったんだが……」
韓国取材から戻ってある友人と会ったらこんなことを言われたぐらいで、じつは韓国や中国、ロシアなどの隣国であれば汽車と船で行きたいものだと常々思いつつも、時間や費用などのことを考えるとどうしても飛行機になってしまう。したがって、成田に限らず空港整備の必要性は大いに認めるところなのだが、ちょっと待てよという気がする部分もある。
新聞やテレビでも、この開港30周年関連のニュースが伝えられている。おそらくはその大半が「祝30周年」的(場当たり的)な視線であり、ちょっとしたアクシデントとして新型の巨大旅客機が天候不順の影響で予定していた成田への着陸ができなかったというニュースていどに絞られているハズだ。そんななか目を惹いたのが、NHK総合の「首都圏ネットワーク」(首都圏ローカル:18時10分〜19時)で組まれている特集「成田空港30年」である。
「飛行機? なんだ、お前ならてっきり船だと思ったんだが……」
韓国取材から戻ってある友人と会ったらこんなことを言われたぐらいで、じつは韓国や中国、ロシアなどの隣国であれば汽車と船で行きたいものだと常々思いつつも、時間や費用などのことを考えるとどうしても飛行機になってしまう。したがって、成田に限らず空港整備の必要性は大いに認めるところなのだが、ちょっと待てよという気がする部分もある。
新聞やテレビでも、この開港30周年関連のニュースが伝えられている。おそらくはその大半が「祝30周年」的(場当たり的)な視線であり、ちょっとしたアクシデントとして新型の巨大旅客機が天候不順の影響で予定していた成田への着陸ができなかったというニュースていどに絞られているハズだ。そんななか目を惹いたのが、NHK総合の「首都圏ネットワーク」(首都圏ローカル:18時10分〜19時)で組まれている特集「成田空港30年」である。
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レジャーライター=植村誠の別館ブログです。
ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
なお、トラックバックおよび「コメント」は受けつけない設定にしております(当面はBBSへどうぞ!)。
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