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猫池罵詈雑言雑記帳
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 アベシンゾーという男はオリジナリティに富んでいる。

 ニッポンジンのなかには、韓国や中国など近隣諸国が大嫌いな輩も多いようだが、そんな彼らがよく言うことのひとつに、近隣国による歴史の捏造だのウソツキだのといった揶揄がある。ようは、
「お前らの歴史解釈はトンデモナイ」
 だの
「自分らに都合のいいようにデタラメを抜かすな」
 といったところなのであろう。
 たしかに、そうした事案のなかには異なる見方や解釈が可能なものもあるし、ときにいいがかりとしか思えないような発言が外国からわが国に向けられることがあることまったくないとまで否定しようとは思わない。しかし、仮に何百歩か譲ってそんないいかがりばかりだとしても、そんな諸外国のひとびとだって、我らがシンゾーさんの厚顔無恥ぶりにはとてもかなわないだろうなぁと改めて思った。いくらか控えめに言い換えると、わかってはいたけれど仰天した。

 たとえば、リスペクトしている弁護士・白川勝彦氏は、改めて真っ当かつ誠実な憲法解釈をしている。

LINKイ:「永田町徒然草・集団的自衛権を考える」

LINKロ:「同・穏やかな憲法記念日に」

LINKハ:「同・それでも地球は丸い」

 上のリンクの「ロ」で、白川氏は弁護士すなわち法の専門家(かつて自民党の幹部だった政治家である)として断言している。

憲法9条を縦から見ても横から見ても、集団的自衛権の行使を認める余地はない

 すなわち、天動説を唱えもとい、天動説を事実としてでっちあげたうえで法制化せんとしているのがシンゾーさんたちによる無知無謀狂乱ぶりの正体なのである。わが国はもはや立憲民主主義国家ではなくなってしまった。世界中のみなさん、今後はそのように“解釈”してください。

 さて、ここから先はタチの悪いジョーク含みである。
 国家の最高位のきめごとである憲法に逆立ちした自称“解釈”を施して得意になっている首相をいただくニッポンである。トップ自らが最悪の法やぶりを実践しているのだから、どうやらニッポンという国は法をいかようにでも解釈していいということなのであろう。
 たとえば、窃盗やら殺人やらも、ひょっとすると罪として問われないような法の“解釈”が可能なのかもしれない(「まさか・笑」といちおう記してくが)。
 
 そこでこんなブラックジョークはどうか。
「鼠小僧は合法である」

 わが国の憲法(すでに形骸化してしまったが)には「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する(25条1項)」と明文化されているが、これをタテにしてオリジナルな法の“解釈”とやらに打って出たらどうだろう。
 つまり、カネをごっそりと溜め込んでいるところを襲ったうえで
「窃盗の概念は認める。だが、これは“最低限度の生活を営む権利”を守るための正当防衛である。したがって窃盗ではない」
 といった(屁)理屈を主張するのだ。莫大なカネが眠っているんだ、少しぐらい分けてくれたっていいではないか。マトモな仕事もなく、オレだけじゃない国民の多くはそうしたカネがないと生きていけないのだ。そうして困ったひとびとにこのいただいたカネを分けてやるのだ。そもそも、国のトップからしてオリジナリティあふれる法の“解釈”とやらを実践しているではないか。アベサンはきわめて正しい。だから、我々国民が同じように法の“解釈”に基づいて行動してなにがいけないのか?

 繰り返すけれど、これはブラックジョークである(世界的にみれば、これに近いセンスを持っているひとや民族はけっして例外的存在ではないかもしれないが)。しかし、本当にそうなってもおかしくないような“指導”を、クニのトップ自らが実践しているとはいえる。

 いまひとつ日本国憲法の条文を引用しておこう。

 この憲法が保障する自由および権利は、国民の不断の努力によって保持しなければならない。(日本国憲法第12条)

※補足:一方、きわめて真面目に添えるのならば、アベシンゾーサンが無自覚な(?・・・もしそうなら正真正銘の馬鹿というものだが)インチキをしてまで拘泥する集団的自衛権の行使には、べらぼうなカネがかかることにも注視する必要がある。庶民に対し一方的増税を繰り返し(消費税増税によってトヨタだのといった巨大輸出企業はその払い戻し金で増税ぶんがまんま純利と化す仕組みになっている。それだから空前の利益が出るのはあたりまえであり、そこには企業努力なんてものはない。むしろロビー活動の成果といえるだろう)、国の借金が1000兆円だのといっているそのさなかにあって、外国(ここではアメリカ合州国と同義)の利益のために軍事予算を増やさざるをえない状況に国自らが進んでいるのである。規模こそ違えど、これは北朝鮮と同じ発想・・・いや、自国のためはなく宗主国の利益に供与しているわけだから、同じにしては北朝鮮に失礼ですね(若干のおこぼれはニッポンの軍需産業企業にもあろうが)。 

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