いくつかの報道によれば、アメリカ合州国が投下した原爆に長崎で被爆した老人に対し、横浜市内の中学生5人が「死に損ないのクソジジイ」などとの暴言をぶつけたという。これは、中学生らが修学旅行で同市を訪れたさいに起きた事件で、学校側からは校長が電話で謝罪したという。
詳細は省く。
まっさきに連想したのは、このニッポンという国が、イシハラシンタローに(ある種)代表される無百済人間によって繰り返される差別発言であった。当ブログで繰り返しているけれど、彼ら公的かつ重責をになっている“立派な”おとなたちが、さまざまな差別発言の類をぶちまけてもなんらおとがめながいのが、このニッポンという国なのである(若干の騒ぎになるケースもあるが、たいていはあやふやなまま、発言者が相応の責任を取らされることは滅多にない)。
そうしたセンスの“くに”あるいは社会で育った子どもたちが、
「これぐらいならいいだろ」
と勘違いしてもなんらおかしくはないではないか。
おまけに、こんな恥ずかしい事件に乗じて、とうの被爆者らを「被爆者を自称して反日思想を植え付ける話をしていた」などと公言した“学者”までいるそうな。よくわからない。
こんなのは序の口。もっともっと恥ずべき事件が日常的に起こるようになるのだろうなぁ。嗚呼、わが祖国・ニッポン!
*蛇足な補足。
こういう文言をみて「反日」だのと誤解する向きがあるのも現代ニッポンである。また、差別だのといったことで中華人民共和国や大韓民国のほうがもっとひどい(だからニッポンもやっていい?)などという具合に話を逸らす向きもありがちだ。しかし、極論すればそんな外国のことなどどうでもいい。われわれ日本人あるいは日本という国・社会がしっかりしていればいいだけの話ではないのか。その積み重ねこそが外国からの尊敬につながり、ひいては率先した愛国心につながるというのは、はたしてキレイゴトだろうか。
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