昨夜は自民・公明の自殺について極私的な所感を述べたが、それに関するフォローを少し。
キチガイどもに食い散らかされている感のあるわが国の政治だが、いかにキチガイといえども彼らはやりすぎた。連日の国会前でのデモはあくまでも氷山の一角であり、その背後にはケタ外れのレベルで「サイレントマジョリティ」、それも現政権を否定するセンスが醸成されつつあると見ている。そうした層は自分たちなりのやり方で政治に参加することに目覚めつつあり、直接的行動・権利のひとつである選挙において、現政権を信任することはほとんどありえないであろう。皮肉にも、政権に巣食うキチガイどもがその気運を醸成してくれたのである。
では、その受け皿となる野党勢力はどうか?
以前、民主党が爆発的反自民ブームに巻き込まれるように政権の座に就いたことがあるが、その政権交代選挙を前にして、その後の展開を当ブログ上で自分なりに推理したことがある。すなわち、圧倒的多数で民主党が政権に就いたはいいが、彼らは十全に国民の期待には応ええず、その反動がつぎの選挙に、それも極めて危険な形で現れるというものだ。そのときにはすでに「最大野党」としての民主党の屋台骨はボロボロであり、共産、社民などの政党もまた極めて厳しい状況に置かれるだろうと考えた。そうなれば自民・公明タッグの事実上の独裁政権となるのは自明。憲法9条はもとより、11条(基本的人権の享有)や19条(思想および良心の自由)、25条(生存権、国の社会的使命)などもその独裁政権の餌食にされるに違いなく、数の横暴をいかんなく発揮するであろうことは容易に想像ができたわけである。もちろん税制も一部特権階級の利益のために手を入れられるであろうし、アメリカ合州国への無条件隷属化もますます進化する。そしてそれらはまんまと現在のニッポンのザマとなって実現しつつある(戦争法案を行使するにあたって、どれだけの税金が拠出されてゆくかを想像してもらいたい。自国の防衛のためならまだしも、宗主国の侵略戦争のための大判振る舞い。財政危機だと騒ぎ立てていながら一方でそのザマ。こんなものを支持する者は単純に馬鹿だと思いますね、本当に)。
だが、ここにきて変化が生じてきた。ひとつは国民の覚醒。いまひとつは野党の真剣な協力態勢である。
土曜日夜のヘッドラインでは、あの日本共産党が国政選挙でほかの野党との選挙協力を表明したと報じられていたが、これは大きな変革のひとつであり、与党によっては不気味に映るに違いない。地方選挙では岩手県知事選挙などですでに実績があるが、そのさいに心底驚いたのが共産党の志位和夫と生活の党の小沢一郎との間で会談が持たれたということであった。けっして大げさにではなく、アメリカ合州国とキューバ共和国との国交回復につぐ変革の種が蒔かれたと思った。なかには小沢がどうしたという声もあろうけれど、水と油が共闘を前提に話し合ったというその意味は大きい(共産についていえば、ほとんど報じられていないが、仙台市議選などの地方選挙で1位当選という選挙区が出現している)。
こうした動きは、つぎの衆院選を経てこれまでにない連立政権成立へとつながってゆく可能性はありはしないだろうか? 一部報道には、はやくも来年の参院選で自民・公明が頽廃・・・はすでにしているので・・・大敗するだろうといった論調も見られるが、国民の怒りが持続しさえすれば、衆議院における数の勢力図が与野党間でひっくり返ってもおかしくはないだろう。
ただ、そのさいに確固たる意思と体力とを兼ね備えていることが必須だと考える。巷でウワサされているような宗主国や自国官僚からの妨害、あるいは性懲りもないクズ新聞やゴミTV局などに屈してしまえば、元の木阿弥になってしまいかねないからだ。そのためにも、今回の共闘を機にして積極的な対話や協力を野党間で繰り広げてもらいたい。
今般のキチガイ与党の横暴は、こうして新たな希望を醸成したのである。
※補足:仮に現野党勢力による連立政権が実現した場合でも、共産党には野党で力を発揮してもらいたいと考えている。たとえば同党の機関紙である「しんぶん赤旗」は同党の「プロパガンダ」の類を除けば非常に優れた(というよりもいまや貴重な)ジャーナル紙であると考えている。執拗な調査報道と権力に対するブレない批判精神。しかしゆえに与党の機関紙とはなってもらいたくないのである。同党ともども、権力に対する番人という意味で個人的には期待し、注目したい考えるからだ。
キチガイどもに食い散らかされている感のあるわが国の政治だが、いかにキチガイといえども彼らはやりすぎた。連日の国会前でのデモはあくまでも氷山の一角であり、その背後にはケタ外れのレベルで「サイレントマジョリティ」、それも現政権を否定するセンスが醸成されつつあると見ている。そうした層は自分たちなりのやり方で政治に参加することに目覚めつつあり、直接的行動・権利のひとつである選挙において、現政権を信任することはほとんどありえないであろう。皮肉にも、政権に巣食うキチガイどもがその気運を醸成してくれたのである。
では、その受け皿となる野党勢力はどうか?
以前、民主党が爆発的反自民ブームに巻き込まれるように政権の座に就いたことがあるが、その政権交代選挙を前にして、その後の展開を当ブログ上で自分なりに推理したことがある。すなわち、圧倒的多数で民主党が政権に就いたはいいが、彼らは十全に国民の期待には応ええず、その反動がつぎの選挙に、それも極めて危険な形で現れるというものだ。そのときにはすでに「最大野党」としての民主党の屋台骨はボロボロであり、共産、社民などの政党もまた極めて厳しい状況に置かれるだろうと考えた。そうなれば自民・公明タッグの事実上の独裁政権となるのは自明。憲法9条はもとより、11条(基本的人権の享有)や19条(思想および良心の自由)、25条(生存権、国の社会的使命)などもその独裁政権の餌食にされるに違いなく、数の横暴をいかんなく発揮するであろうことは容易に想像ができたわけである。もちろん税制も一部特権階級の利益のために手を入れられるであろうし、アメリカ合州国への無条件隷属化もますます進化する。そしてそれらはまんまと現在のニッポンのザマとなって実現しつつある(戦争法案を行使するにあたって、どれだけの税金が拠出されてゆくかを想像してもらいたい。自国の防衛のためならまだしも、宗主国の侵略戦争のための大判振る舞い。財政危機だと騒ぎ立てていながら一方でそのザマ。こんなものを支持する者は単純に馬鹿だと思いますね、本当に)。
だが、ここにきて変化が生じてきた。ひとつは国民の覚醒。いまひとつは野党の真剣な協力態勢である。
土曜日夜のヘッドラインでは、あの日本共産党が国政選挙でほかの野党との選挙協力を表明したと報じられていたが、これは大きな変革のひとつであり、与党によっては不気味に映るに違いない。地方選挙では岩手県知事選挙などですでに実績があるが、そのさいに心底驚いたのが共産党の志位和夫と生活の党の小沢一郎との間で会談が持たれたということであった。けっして大げさにではなく、アメリカ合州国とキューバ共和国との国交回復につぐ変革の種が蒔かれたと思った。なかには小沢がどうしたという声もあろうけれど、水と油が共闘を前提に話し合ったというその意味は大きい(共産についていえば、ほとんど報じられていないが、仙台市議選などの地方選挙で1位当選という選挙区が出現している)。
こうした動きは、つぎの衆院選を経てこれまでにない連立政権成立へとつながってゆく可能性はありはしないだろうか? 一部報道には、はやくも来年の参院選で自民・公明が頽廃・・・はすでにしているので・・・大敗するだろうといった論調も見られるが、国民の怒りが持続しさえすれば、衆議院における数の勢力図が与野党間でひっくり返ってもおかしくはないだろう。
ただ、そのさいに確固たる意思と体力とを兼ね備えていることが必須だと考える。巷でウワサされているような宗主国や自国官僚からの妨害、あるいは性懲りもないクズ新聞やゴミTV局などに屈してしまえば、元の木阿弥になってしまいかねないからだ。そのためにも、今回の共闘を機にして積極的な対話や協力を野党間で繰り広げてもらいたい。
今般のキチガイ与党の横暴は、こうして新たな希望を醸成したのである。
※補足:仮に現野党勢力による連立政権が実現した場合でも、共産党には野党で力を発揮してもらいたいと考えている。たとえば同党の機関紙である「しんぶん赤旗」は同党の「プロパガンダ」の類を除けば非常に優れた(というよりもいまや貴重な)ジャーナル紙であると考えている。執拗な調査報道と権力に対するブレない批判精神。しかしゆえに与党の機関紙とはなってもらいたくないのである。同党ともども、権力に対する番人という意味で個人的には期待し、注目したい考えるからだ。
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ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
なお、トラックバックおよび「コメント」は受けつけない設定にしております(当面はBBSへどうぞ!)。
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