部外者にとっては怪し気としか感じられない宗教団体というのは少なくない。ましてや、「病気が治る」だのなんだのと喧伝されていると、ついつい信じたくなるひとの気持ちはわからないではないにせよ、冷静にみればよほど悪質な商売だとも思いたくなる。
宗教法人・紀元会で起きた信者殺人事件は、事件と宗教とのつながりについてはわからないが、少なくとも世間を無気味がらせるには十分なできごとであった。オレはよく思うのだが、オヤや先祖から代々引き継がれてきた信仰の類はとにかくとして、世間的にはアヤシイと思われがちの宗教が、なぜかくも信者を集められるのだろうかが不思議でならないのである。おそらく、そこで生じる人間関係に魅力を感じることもあるだろうし、なんらかのきっかけで教祖にハマってしまうひともいるのであろうが、いまひとつの理由としては「なにかにすがりたい」という気持ちもあるのではないかと思う(ここでいう“なにか”にはさまざまな意味がある)。なんでも、同会の目玉アイテムが「紀元水」と呼んでいる水らしく、これがまさに「病気が治る」をという触れ込みだというのだから、まずはそのあたりにすがり、次第にのめり込んでいった信者が少なくないのではないかという気がする。
宗教法人・紀元会で起きた信者殺人事件は、事件と宗教とのつながりについてはわからないが、少なくとも世間を無気味がらせるには十分なできごとであった。オレはよく思うのだが、オヤや先祖から代々引き継がれてきた信仰の類はとにかくとして、世間的にはアヤシイと思われがちの宗教が、なぜかくも信者を集められるのだろうかが不思議でならないのである。おそらく、そこで生じる人間関係に魅力を感じることもあるだろうし、なんらかのきっかけで教祖にハマってしまうひともいるのであろうが、いまひとつの理由としては「なにかにすがりたい」という気持ちもあるのではないかと思う(ここでいう“なにか”にはさまざまな意味がある)。なんでも、同会の目玉アイテムが「紀元水」と呼んでいる水らしく、これがまさに「病気が治る」をという触れ込みだというのだから、まずはそのあたりにすがり、次第にのめり込んでいった信者が少なくないのではないかという気がする。
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なにやらプロボクシング界がちょっとしたホームラン的興業で盛り上がっているようである。ひとつ、ここでも乗せられてみよう。いうまでもなく亀田某をめぐるにわか人気の話だ。
以前にもなにかの折りに記したことがあるが、ボクシングの試合を観戦するのはわりと好きで、以前は──といってもタイトルマッチのテレビ中継などごく限られるけれど──は時間を割いてエキサイトしたものである。もっとも、このごろはほとんどみる機会もなくなってしまい、日本人の世界タイトル保持状況がどうなっているのかさえ覚束ない始末。まぁ、そのせいかどうかはとにかくとして、11日に開催された世界タイトルマッチそのものも当日の朝刊かなにかでたまたま知ったにすぎず、チャンピオン・内藤大助選手についても、ほんの名前を聞いたことがあるていどの知識であった。相手? 亀田? ああそうか、きわめてビジネス色の濃いマッチメイクなんだろうにゃ……。それが試合があることを知ってチラっと思ったことである。
以前にもなにかの折りに記したことがあるが、ボクシングの試合を観戦するのはわりと好きで、以前は──といってもタイトルマッチのテレビ中継などごく限られるけれど──は時間を割いてエキサイトしたものである。もっとも、このごろはほとんどみる機会もなくなってしまい、日本人の世界タイトル保持状況がどうなっているのかさえ覚束ない始末。まぁ、そのせいかどうかはとにかくとして、11日に開催された世界タイトルマッチそのものも当日の朝刊かなにかでたまたま知ったにすぎず、チャンピオン・内藤大助選手についても、ほんの名前を聞いたことがあるていどの知識であった。相手? 亀田? ああそうか、きわめてビジネス色の濃いマッチメイクなんだろうにゃ……。それが試合があることを知ってチラっと思ったことである。
オレは大相撲をみない人間である。とりたてて相撲をいう競技を嫌っているわけではないのだが、意識してみなくなったきっかけはわかっている。
すでにふたむかしぐらい過去のような気もするけれど、若乃花と貴乃花が持ち上げられたいわゆる“若・貴ブーム”。その祀りあげられ方になんとなく反発心(といってよければ)を覚え、たとえば駅頭で売られているスポーツ紙の一面大見出しなどに「若」だの「貴」だのという文字(これが勘亭流やそのもどきだったりするのだが)を見かけるだけで「ケッ」と思ったものであった。別段、彼らに対してどうのという気持ちはなかったと思うが、それほど飛び抜けて優秀な力士に感じられなかったのも事実で、ようは「そんなに騒ぎだてるほどのことか?」といったところだ。
たしかにいくつかの意味で凡庸な力士ではなかったに違いないし、それなりの結果を残したとはいえ、あのていどの力士はけっして珍しいものではないだろう。するとなぜ騒ぎになり、ブームがつくられたかということになってくる。彼らの出自であり家系。すべてをそこに帰すつもりはないが、彼らが祀りあげられた理由の多くを占めることは否定できない。そしてしらけさせられるには十分な要因であり、ブームであった。まぁ、野球の某の類よりは正常かつ立派ですがね。
すでにふたむかしぐらい過去のような気もするけれど、若乃花と貴乃花が持ち上げられたいわゆる“若・貴ブーム”。その祀りあげられ方になんとなく反発心(といってよければ)を覚え、たとえば駅頭で売られているスポーツ紙の一面大見出しなどに「若」だの「貴」だのという文字(これが勘亭流やそのもどきだったりするのだが)を見かけるだけで「ケッ」と思ったものであった。別段、彼らに対してどうのという気持ちはなかったと思うが、それほど飛び抜けて優秀な力士に感じられなかったのも事実で、ようは「そんなに騒ぎだてるほどのことか?」といったところだ。
たしかにいくつかの意味で凡庸な力士ではなかったに違いないし、それなりの結果を残したとはいえ、あのていどの力士はけっして珍しいものではないだろう。するとなぜ騒ぎになり、ブームがつくられたかということになってくる。彼らの出自であり家系。すべてをそこに帰すつもりはないが、彼らが祀りあげられた理由の多くを占めることは否定できない。そしてしらけさせられるには十分な要因であり、ブームであった。まぁ、野球の某の類よりは正常かつ立派ですがね。
シンポジウム・ブラックバス問題を考える8「『日本のガラパゴス』琵琶湖からの発信」(主催:立教大学ウエルネス研究所・共催:全国内水面漁業協同組合連合会、全国ブラックバス防除市民ネットワーク、生物多様性研究会)が、9月1日(土)、盛況のうちに終了いたしました。ご参加くださった多数のみなさまやサポートしてくださった方々に御礼申し上げます。
ここでは、若干の私的所感を交えつつ、当日の模様について概略を報告いたします。
***記事の続きはこちらへ……。
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レジャーライター=植村誠の別館ブログです。
ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
なお、トラックバックおよび「コメント」は受けつけない設定にしております(当面はBBSへどうぞ!)。
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