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猫池罵詈雑言雑記帳
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 いまさらのように同じことを書くのもどうかと思わないでもないが、テレビニュースのアホさ加減に対し、あらためてアタマがクラクラしている。
 中央大学構内で起きた殺人事件は、なにより学内を舞台にした凶悪事件という点で特異であり、数日が過ぎたいまでも容疑者の身柄が確保されていないということもあり、それなりのニュースバリューがある事件ではあろう。しかし、これは事件当日から思ってきたことなのだが、テレビニュースのあのバカ騒ぎぶりはいったいなんなのだろう? 事件の概要を報道する必要はある。が、警察による捜査もまだはじまったばかりという段階で、わっざわざ大学構内にカメラを持ち込み、微に入り細に入り中継する必要がどこにあろうかと思うのだ。被害者の教室が建物のどこにあり、事件が起きたトイレが同じ階にある? 刺し傷が何十カ所? そんなモノをこと細かに伝えるその姿は、悪いけれど“嬉々として”いるように映った。ある局では、直前にサスペンスドラマを放映していたものだったが、現実の殺人事件報道もまた、その延長線上にすぎないお茶の間向けショウと化していたといっていい。さらに不思議でならないのが、そうしたショウ化こそしていないものの、いまなおニュースのトップに持ってくるNHKのセンスである。事件当日ならばまだわからないでもないけれど、日々トップで報道すべき事件なのだろうか? 言い換えれば、ほかに報道すべきことがらとどのような天秤にかけたがゆえにそうした番組構成をしているのかが理解の範疇を超えているのである。
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 イスラエルによるガザ攻撃はますます激化しているという。報道によれば、無辜の住民およそ110人を1軒の家屋に集めたうえで砲撃するなど大規模虐殺に及んでいるともいう。しかも“白旗”を挙げた女性や子どもたちに対してである。あるいはまた、1000人を超す避難民が収容されていた国連運営の女学校を空爆、46人の罪なきひとが亡くなった。一連の攻撃には核兵器(劣化ウラン弾)やクラスター爆弾も使われているといわれるが、その標的の多くが一般的な居住地域だ。イスラエルによって殺害されたパレスチナ人の少なくとも3分の1は子どもだともいわれ、日増しにその残虐ぶりが明らかにされつつある。
 トヨタ自動車などと並ぶ“非人道的企業”の代表格といえばキヤノンをおいてほかにないと思うが、毎度おなじみ(?)「しんぶん赤旗」がちょっとしたスクープを配信した。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2009-01-09/2009010901_01_0.html

 リンク記事は、「雇用機会の拡大」として大分県が一部企業に補助金(税金)を拠出、その額がキヤノングループだけで57億にのぼっていることを伝えている。ところがご存じのとおり、キヤノンといえば従業員切り捨て企業の代表格である。巨額の税金を受取る側が十全な責任を果たすつもりがなかったことを示唆しているといえるだろう。
 新聞や雑誌などのメディアにとっての広告収入が経営上不可欠なものであることを否定するつもりはないし、正当な収入であると思う。それだけでなく、読者や視聴者が広告から得られる“有益な情報”もあるし、そのなかには「みて楽しい広告」だって少なからず存在する。しかし、このことは逆にいえば、広告がその媒体そのものを映す鏡だということもいえないだろうかと常々思ってきた。広告の出稿元をみれば、その媒体の性質を窺うことができるかもしれないというわけだ。つまり、掲載の傾向からその媒体の姿勢を推理することはあるていど可能ではないだろうかということである。
 韓国取材から成田に着くと、すぐ近くにタイ航空の旅客機が停まっており、タイでの騒動に進展があったのだなと思った。自宅に帰ってテレビニュースをみてみれば、たしかに帰国第1陣のひとびとを乗せてきたところだったようだ。
 一方、インドのムンバイで規模の大きいテロ事件があり、このふたつの事件については渡韓中も報道のチェックをしていた。ところが、不思議なことに韓国のテレビ局からの報道は意外なほどに少なく、言葉がわかるかどうかという以前のレベルであった。たまたま泊まった宿のテレビにNHKの海外向け放送が受信できたことから事件の概要について知ることができたわけだが、日本国内での報道に比べると、韓国メディアのあっさりとした取上げ方が奇異に映る。大物歌手・ナフナのゴシップのさいにはどのテレビ局も大騒ぎだったのに、あるいは娯楽専門だぐらいにしか捉えられていないのであろうか(一般紙ではそれなりに大きく取り上げられていた)。
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自己紹介:
 レジャーライター=植村誠の別館ブログです。
 ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
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