嗚呼、「桜を見る会」。
あのイヌのクソにも劣るアメリカ合州国日本自治州知事と、イヌのクソにたかるハエどものインチキぶりが詳らかになった出来事のひとつではあるが、どうやらそれでもなおイヌのクソを崇め奉るひとびとというのは、ことのほか多いらしい。
前回の記事で、こう記した。
>昨今、やたらと韓国を批判・非難してやまない日本政府とその提灯持ちたるマスメディアの諸君。ネットニュースの見出しを見ても、やれ文政権の支持率が下がっただの、韓国メディアも呆れているだのといった文字を見かけない日がないが、しかし考えるまでもなく、仮に政権が国民に不利益をもたらしているのであれば、支持率は下がってあたりまえだし、メディアが政権を批判するのも当然ではないのか?
(引用にあたって一部を太字化しました)
それに対してわが国のザマはどうか?
前々から勝手に放言しているように、オレは「日本を殺伐とさせたのはあの小泉純一郎であり、日本をデラタメにしたのはほかならぬ安倍晋三である」と考えているが、殺伐とした社会であろうとデタラメな国であろうとどうでもいいやとの思い込みが、ことのほか大勢を占めているのがわが祖国の実態であるようだ。
この「桜を見る会」問題がスルーされるようでは、ニッポンという国はいよいよおしまい。やや大げさにいえば、(とある立場にありさえすれば)殺人さえしなければなにをやってもいい国になってしまうのであろう。少なくとも諸外国に対し胸は張れないわな(笑)。
「アベの“地方創生”というのは“痴呆創生”の間違いなんじゃないのか?」
というのはとある友人の話ではある。でもホントにそうですね。
閑話休題。
「朝日新聞」に掲載されたとある書籍の広告をめぐり、同社が“謝罪”までする事態になっているという。
問題の広告は、イタリア人の自称医師が監修し、日本人が書いたがん治療に関する本で、ようはその内容がいささかアヤシイものであり、どうして(朝日ともあろう新聞が?)そんなシロモノの広告を載せたのかということらしい。
ここでは、その本の内容や監修者・著者についてはあえて触れないこととする。いちおう、報道されているとおりに、ある種の問題を孕む内容なのかもしれないということにしておこう。また、件の広告を掲載した朝日新聞についても多くは触れないこととする(もっとも、ペテン本のベストセラーがたびたび登場する国である。それをつつけば、こんな“小物”書籍どころの話じゃないと思うんですがねぇ・笑)。
じつは、そのテの広告は今回の朝日新聞に限らず日本中どこでも目にすることができる。
たとえば「イメージ」として載せた上記写真には、チンポをでかくしますだの、身につけるだけで幸運が訪れるアクセサリーだのといった広告が見てとれる(※今回の記事の内容とは直接の関係はありません。画像をクリックするとでかくなります・笑)。
これはまぁとあるマンガ雑誌の表4広告だが、ゴシップ雑誌やある種のタブロイド新聞を開けば、このテの「味わい深くいががわしげな広告をいつでも拝むことができて面白い。どういう次第か朝日新聞の批判を生きがいとしているかのような某紙にもカテゴリの近い広告が見られる(さすがにチンポをでかくする広告はなかったと思うが、だいぶ前に「ずいぶんと朝日とは広告主の色合いが違うなァ」と思ったことがある・笑)。
また、テレビでBSチャンネル(だけではないが)をつけると、サプリメントのCMが雨アラレである。なかには「これでどうして(あの麻原彰晃も摘発されたことのある)薬事法違反に引っかからないのだろう?」と思えるCMもある。偏見のようで申し訳ないけれど、オレの目には「痩せる」だの「美肌」だの「高血圧対策」だの「血糖値が気になる方へ」だのといった自称健康食品の類とチンポをでかくする自称サプリメントとの区別がまったくつかないのだが。
ためしにきちんとした医師や栄養士に訊ねてみるといい。「TVCMなんかでやってる健康食品ってどうなんでしょうか?」と。さすがに正面切って「ダメ」とまでは答えないかもしれないが、多くの場合で使用を薦めることはないハズである(個人的に複数の該当者に取材済み)。
ちょっと親切な専門家であれば、
「そんなものより毎日を食事で栄養を取りましょう」
「毎日の食事で十分です」
といったひとことが添えられるかもしれない。
病中などで満足に摂食ができないひとに対しても、取材の範疇では薦められることはなかった。
そんないわば“偽薬”に近しいとしか思えない自称健康食品だが、おそるべきことにチンポをでかくするサプリメントとは異なり、だれでも知っているような著名企業までが熱心に売り出しているのが現代ニッポンである(そういうメーカーの商品は一切買わないこととしている)。
●タイ:見かけない
●マレーシア:見かけない
●シンガポール:見かけない
●ラオス:見かけない
●中華人民共和国:見かけない(数年前の話だが)
●台湾:見かけない
●韓国:わずかにあり
近年訪れた日本周辺国におけるサプリメントTVCM遭遇の度合いである(あくまで個人的なものなので、「やってるよ!」という証言もあるかもしれないが)。韓国ではいくらか見られたが、日本のTVとは異なり、CMがCM枠で集中的に流される傾向があり、ふつうにTV番組を見ていてそのテのCMを見せられるケースは少ないといっていい(*注)
サプリメントの「本場」・アメリカ合州国は近ごろ訪れていないが、今年9月に訪れた友人によれば、
「大人のおもちゃのCMは見かけたけど(笑)、サプリメントはどうだったかなぁ」
とのこと。そういえば、EUでも見た覚えがない(カジノのCMはあったが)。
別段、サプリメントを敵視するつもりはないけれど、ここでは一例として挙げた。それにしても、BSチャンネルにこうしてタレ流されているいささかあやしげな(まぁ、オレから見てね)CM群を見るにつけ、「わが祖国はホントに大丈夫なのだろうか?」と心配になってしまう。訪日外国人の感想なども訊いてみたいものだ。
*注:いまひとつ、だいぶ以前から問題視されている「トランス脂肪酸」の表示についても各国でチェックしている。あいにくタイ文字がいまだに読めないのでタイでの確認が取れていないのだが、韓国と中華人民共和国、台湾、マレーシア、アメリカ合州国ではいずれも表示されていることを確認している。一方で、そんな表示義務すらないのがニッポンというデタラメ国家なのである。「死ね死ね団」の出番はなくとも「世界地図」から消え去るのはそう遠くないのかもしれませんなぁ。もちろんそうはならないようにしなければと考えているが……。
(オレが外国のそのテの役人であれば、「日本では食品添加物の表示義務が甘く安全が保証されていません。渡航および滞在にさいしては十分にご注意ください」といった注意を発するに違いない。)
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