17〜21日の4泊5日、大韓民国の散策をしてきた。今回は好きな鉄道にざっと乗って2〜3の町を歩いてきただけだったが、それでもなにかと得るところのある旅ではあった。ちょっとした挨拶から複数の知人もできたし、これから先、韓国語も覚えつつあの国についていろいろとみてゆきたいと思う。
「日本のひとからみると韓国は活気があっていいとか言いますけど、じつはみんな疲れていたりたいへんなんです」
そう聞かせてくれたひともいた。それはいずこの国もそうだとは思うのだが、これからどういうできごとと触れあってなにがみえてゆくのか、非常に楽しみだ。そういえば、ソウルの地下街を居場所にしているホームレスを取材している学生らしいグループをみかけた。質問される側もていねいに答えているようにみえた。ソウルにはホームレスが少なくない。自分自身が、だからどうしようかというのはまだわからないけれども。
「日本のひとからみると韓国は活気があっていいとか言いますけど、じつはみんな疲れていたりたいへんなんです」
そう聞かせてくれたひともいた。それはいずこの国もそうだとは思うのだが、これからどういうできごとと触れあってなにがみえてゆくのか、非常に楽しみだ。そういえば、ソウルの地下街を居場所にしているホームレスを取材している学生らしいグループをみかけた。質問される側もていねいに答えているようにみえた。ソウルにはホームレスが少なくない。自分自身が、だからどうしようかというのはまだわからないけれども。
さて、韓国の話はおいおい進めてゆくとして、なにげにネットのヘッドラインをみていたら、こんな話題があった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080321-00000122-jij-soci
大阪市営地下鉄堺筋線の車両に、スプレーによる落書きが幅7メートルにわたってされていたという雑報である。
「またか」と思った。
この“事件”の最大の問題点は、落書きに気づかないままおよそ1時間列車が運行されていたところにある。このブログの12月27日の巻の「おまけ」にJR外房線でおきた落書き事件について触れているが、ようはまったく同じだ。大阪市営地下鉄がそんな“対策”やら放送やらを施しているかどうかは知らないが、これが「テロ対策」がどうのとお題目のように唱えているニッポンの姿というものであろう。
3月17日の巻で共謀罪について取り上げ、テロ(広義には犯罪)対策という意味で、小手先の仕組みを導入すればいいということではなく、本質的な部分での危機管理能力こそが問われる旨を記したが、これが落書きなどではなく爆弾だったらどうしたというのだろうと再び記したい。爆弾が仕掛けられたまま1時間も気づかずに運転するということと同じではないか。いや、爆弾は大袈裟としても、なんらかの車両不具合があったらそれだって大事故に発展する可能性がある。
そもそもが、運行開始前に車両点検(これはテロ云々以前に安全対策の基本だと思うのだが)をしているハズで、ところがあんなに大胆な落書きを見落とす愚。こんなものはもちろん共謀罪云々以前の問題だが、逆にいえば、そんな法(仕組み)などなくても基本的な管理能力さえあれば安全は確保されるということではないのだろうか。その必要最低限のことをおざなりにしている状態こそが改善されるべきであって、形を整えればいいというものではない。たしかに法の見直しは常に必要かもしれないが、現場を運用する側がこれでは、これはもうきまり以前のていたらくではないか。法の整備なんぞより先にやることがあるんじゃありませんかね?
それにしても。あのテロがどうのっていう車内放送、いっちいちうるさいからもうやめてもらいたい。「お客さまのご理解、ご協力」っていうけれど、理解しなきゃならんのはどっちなんだと放送する前に自問すべきであろう。
参考までに、地下鉄を含む韓国の鉄道では、そうしたテロ云々の車内放送は一切耳にしなかった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080321-00000122-jij-soci
大阪市営地下鉄堺筋線の車両に、スプレーによる落書きが幅7メートルにわたってされていたという雑報である。
「またか」と思った。
この“事件”の最大の問題点は、落書きに気づかないままおよそ1時間列車が運行されていたところにある。このブログの12月27日の巻の「おまけ」にJR外房線でおきた落書き事件について触れているが、ようはまったく同じだ。大阪市営地下鉄がそんな“対策”やら放送やらを施しているかどうかは知らないが、これが「テロ対策」がどうのとお題目のように唱えているニッポンの姿というものであろう。
3月17日の巻で共謀罪について取り上げ、テロ(広義には犯罪)対策という意味で、小手先の仕組みを導入すればいいということではなく、本質的な部分での危機管理能力こそが問われる旨を記したが、これが落書きなどではなく爆弾だったらどうしたというのだろうと再び記したい。爆弾が仕掛けられたまま1時間も気づかずに運転するということと同じではないか。いや、爆弾は大袈裟としても、なんらかの車両不具合があったらそれだって大事故に発展する可能性がある。
そもそもが、運行開始前に車両点検(これはテロ云々以前に安全対策の基本だと思うのだが)をしているハズで、ところがあんなに大胆な落書きを見落とす愚。こんなものはもちろん共謀罪云々以前の問題だが、逆にいえば、そんな法(仕組み)などなくても基本的な管理能力さえあれば安全は確保されるということではないのだろうか。その必要最低限のことをおざなりにしている状態こそが改善されるべきであって、形を整えればいいというものではない。たしかに法の見直しは常に必要かもしれないが、現場を運用する側がこれでは、これはもうきまり以前のていたらくではないか。法の整備なんぞより先にやることがあるんじゃありませんかね?
それにしても。あのテロがどうのっていう車内放送、いっちいちうるさいからもうやめてもらいたい。「お客さまのご理解、ご協力」っていうけれど、理解しなきゃならんのはどっちなんだと放送する前に自問すべきであろう。
参考までに、地下鉄を含む韓国の鉄道では、そうしたテロ云々の車内放送は一切耳にしなかった。
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ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
なお、トラックバックおよび「コメント」は受けつけない設定にしております(当面はBBSへどうぞ!)。
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