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猫池罵詈雑言雑記帳
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 22〜25日の日程でソウルとその近所を歩いてきた。およそ半年ぶりの渡韓である。
 今回の目的は旧ソウル駅舎の公開と新型特急「ヌリロ」(「世界へ」の意)の試乗がおもな目的。珍しく仕事のスケジュールがおしているさなかだったため、ほとんどそれのみの散策になってしまったが、半年も離れていると情況はあれこれ変わってしまうもので、鉄道に関するものだけでも予定外の新情報をえることができた。時間を捻出してよかったなと思う(簡単な報告を「つれなのふりや」にアップしました)。

 成田〜仁川便は常に混雑しているように見受けられるが、今回はゆきかえりとも空席が目立った。帰りにいたっては中央の4列はほぼ空席で、はたしてあれで採算があうのだろうかと心配になる。しかも乗客のうちの少なくともひとりは往復9800円という捨て値の客である。
「やはりガラガラでしたか。どうも日本のひとが少ないと思っていたんです」
 とは南大門の土産店の女性の弁だが、ついさきごろまで「ソウルは日本人だらけ」だったハズなのに、いったいぜんたいどうしたというのだろうか。

 ソウルの宿でNHKの衛生放送をみていると、アソーだのホソダだの、見心地のよろしくない面々がつぎつぎと画面におでましになってアタマがクラクラしてきた。自宅でみるのとまたひとあじ違った愚劣ぶりが画面から伝わってくるというものだが、それにしてもあんな連中ばかりを政治の中枢にすることしかできない日本人って、いったいなんなんでしょうね(笑)。別段、どこの国がいいとか悪いとか比較をしても仕方がないが、なんつうか、諸外国のひとびとに対して恥ずかしいですよ。「オタクの国もしょうがないねぇ……」って哀れまれていそうで。
 そんな連中から飛び出した選挙対策の“妙案”(のひとつか?)には、笑うことはできなかったし、むしろストレートに寒気すらした。東国原宮崎県知事をつぎの衆院選で自民党から出馬させる? 地元・宮崎県民がどうとらえているかはわからないが、いかにも自民党らしい妙案ではないか。ねぇ? 自民党の宮崎県知事の転用策だ。とても素晴らしいですよ。ですから、ついでにわが郷土・千葉県知事に座っているインディーズの剣道2段様も衆院選に連れてってくださいよ。ホント、よろしくお願いします。ただし、そのためにわれわれの税金が二重に浪費されるのは間尺に合わないから、こんなくだらない理由で任期半ばに実施される新知事選についてはキチっとカネを用立ててもらわないとね。宮崎のみなさんも請求してみたらいかがですか?

 話は変わって、帰路に目撃したヘンな情景。
 成田空港からの帰途にJRに乗っていたら、現在は単線になっている成田〜成田空港間の一部で複線化の工事が進められているのを目にした。一瞬、同区間の開業から18年も経っていまさらなにをやってるんだと思ったものだが、どうやら来年度中の開業を予定している新高速鉄道線にからむ工事らしい。
 それら一連の事業そのものについてはさておくとして、奇異に感じられたのがその工事の様子であった。東京方面ゆきの快速に乗って左の車窓を眺めていると、列車が高速で走り抜けているそのさなかにも、お構いなしに作業が続けられているのである。地上はもちろん、トンネルのなかでさえ、すぐ数十センチ隣や背後を列車が走っているというのに、手を休めることなくしゃがみこんでなにかをしていたり、工事中の路盤のうえを歩き回っているのであった。
 列車に乗っていると、ときおり保線作業などが実施されているところを通過することがあるが、列車が通過する少し前から作業員らが手を止め、一定の距離をとって退避、手旗や片手を挙げて通過列車をやりすごしているのを目撃したことはないだろうか。もちろんお互いの安全のためで、作業員の退避を運転士に知らせているのである。鉄道会社ごとに多少の違いはあるようではあるが、これが線路上での作業のきまりである。

 ところが、今回目撃した工事では、その退避確認が実施されていないか、あるいはされていたとしてもそのまま作業が続けられていたのである。場所によっては列車通過中でもお構いなしに(?)重機が動いているケースもあり、ひときわ奇異な印象を持った。なぜ鉄道業界の常識と反する状態がまかり通っているのだろうか。想像にすぎないが、鉄道の事業体が異なるため、お互いにわれ関せずでおのおのが自分流を通しているのではないか? 事情はさておいても、最優先されるべき安全対策を怠っているとしかみえなかった。
 新鉄道開業後には、こうした一部路盤を含め、空港駅などの共用が実施される。そのときに、関係する3つの鉄道会社がバラバラであったらと思うと、その安全や利便性、あるいは将来性について、いささかの疑問が浮かばざるをえない。

■ついでにもうひとこと
 鉄道の社内放送をはじめとして、外国語による案内がつけ加えられることがふつうになった。韓国の鉄道にもそれはある。韓国鉄道KORAILの特急やソウル市の地下鉄など多くの列車で韓国語のほかに英語のアナウンスが入るほか、仁川空港〜金浦空港間の空港鉄道では、そのほかに日本語と中国語の案内が加わる(ソウル地下鉄の一部の駅の到着前には日本語の放送があり、光州地下鉄では行き先表示にカタカナがあった)。これらの施策は、外国人客の利用の多い駅などでは有効なハズで、あれば助けられるひとも多いだろう。が、はたして本当に必要なのかという気が、最近になってしてきた。
 ふだん乗っているJR東日本では、自動アナウンスシステムを持つ列車の大半が、ほとんどすべての停車駅で英語の放送をしている。あのヘンな発音(と言い切っては西洋人に対し失礼ではあるが)が不愉快だという感情論はさておき、「つぎは●●にとまります」の類の案内が、そこまで必要なのだろうかと思うのだ(それもほとんどのケースが英語に限るという点も気になる)。
 乗り換え駅などでは、外国人に限らず不馴れなひとも少なくないハズなのできちんとしておくほうがいいにきまっているけれど、大半は単に駅名を告げるだけの役割である。それならば日本語の放送でも聞き取れるのではないか? 韓国語がほとんどできない自分の場合でさえ、現地の鉄道の案内に日本語や英語がないことで困るようなことはほとんどないのである(そもそも、英語があったって気休めていどにしか利便度はあがらない)。外国旅行で、そうした放送が流れれば「つぎはどこかな?」と耳を傾けるぐらいはするものだ。
 まぁ、アレがなくなったら車内がいくらかは静かになるだろうというていどで、別段ケチをつけるほどのことでもないのだけれど、外国人旅行者にとってこれがどれほどの役に立っているのか、そうした点をふくめて日本の鉄道が使いやすいかどうか、あれこれ興味のわくところではある。
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 ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
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