2012Aug/06 戦う．．．の巻。本当のワルとその傀儡を叩き潰せ！

「見（ケン）」状態。あれこれ思うところはあるのだけれど、あえてモノを言う気にもならない。ちょっとグチめいたことを記せば、そういう昨今だ。
　さきごろ、アメリカ合州国とその傀儡によって欠陥戦闘機がまんまとわが国に上陸したが、こんな調子で消費税増税の堰が決壊させられ、原発の再稼動やら輸出やらの大攻勢がはじまるのであろう。そうした表層に隠れるように４度目の提出が目論まれている共謀罪についても然り。だが、さらに問題なのは、「国民の信を問」うたところで、これらもろもろの悪政を推進する側が権力を保持するのが目にみえているところにあろう。民主然り。自民然り。あるいはその寄生者……。いや、あるいは別の意味で転落してゆく可能性だってある。

　だが動きはある。たとえば、内閣不信任案の共同提出。自公を除く７野党が結束したのだ。総論・各論ともそれぞれ相容れない面も多々あるなかで共闘に打って出たのである。これには、消費税大増税案を廃案にするという明確な狙いが示されているが、それそのものが国民うちかなりの部分を占める声とイコールであることは否定し難いであろう。いま戦わなかったらいつ戦うのだ？　暴走する権力に対しては、こういう戦い方が必要なのである。

　一方の腐れドジョウ側にとっては、もはや自民・公明頼みのていたらくである。たとえまやかしだとしても「二大政党制」などというタテマエだってあろうハズなのに、“政敵”に頼らなければ即座に崩壊するというオマヌケな政権なのだ（言い換えれば、以前から繰り返しているように自民も民主主流も、本質的にはなんら変わりのない政治集団であり、その違いがあるとしても派閥のそれていどてしかないということである。つまり、単にそれが証明されただけなのだ）。“政敵”という点では“野党連合”だって同じじゃないかというムキもあるかもしれないが、そもそも結束の精神がまったく異なる。権力をほしいままに国民不在で暴走する政権と、政権への返り咲きの下ならしの意味も含め本当のワルに恩を売るかのごとしの最大野党。一方で（それぞれの思惑はあるのかもしれないにせよ）国民＝有権者の声を代弁するための結束。はたしてどちらがわれわれ一般庶民のためになろうか？　これはそういう戦いでもある。

　権力が力と数とでくるのである。応戦する側だってやり方というものがあろう。まだ真の戦いははじまったばかりである。