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猫池罵詈雑言雑記帳
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 この冬、わが母堂がインフルエンザに罹った。滅多に風邪の類をひかない母だが、年齢を考えるとインフルエンザはおそろしい。処置が早かったせいもあるのか、幸いにして大事には至らなかったが、そこでちょっとしたひと悶着があった。

「あー……、なんでこんなに食欲がないのかしら。このまま食べられなくなったらどうしよう……」
「なにいってんの。風邪をひけば食欲がなくなってあたりまえ。ましてやインフルエンザじゃないの。そのていどで済んでむしろラッキーなぐらいだよ」
「でもねぇ……。ぜんぜんなにもノドを通らないのよ」

 予防注射の効果もあったのかもしれない。一時は39度前後の発熱をみたものの、2日目には平熱になり、懸念していた肺炎の兆候もないままに推移していた(解熱剤を処方されたが、飲ませなかった)。ところが、熱は下がったのに食欲ないとボヤきだしたのである。
 心配はわかる。高齢者が食欲を失い、そのまま弱っていくのを母自身がなんども目の当たりにしているからだ。だが、この場合はまったく心配はないと思っていた。

「だいたいがさ、長年病院に勤めていて、風邪だのインフルエンザだのの症状をイヤってほどみてきたでしょうよ? このぐらいで済んでるんだから大丈夫さ」

 母は、かつて看護婦だの検査技師などをしていたのである。だが、
「そうはいっても、こんなの(自分がインフルエンザに罹ること)ははじめてだし、わかるわけないじゃないのよ」
 とのたまう。

 そんなやりとりをしながらふと思い浮かんだのは、我らがアベシンゾー大先生である。なんだか、ますま増長したかのようにやたら威勢のいいことを抜かしているけれど、いざ問題が生じたらどうなるのだろう。もっとハッキリいえば、他国との武力衝突やら戦争やらに突入したら、その威勢のよさを彼(ら)は保つことができるのか?
 案外、
「そうはいっても、こんなの(戦争)ははじめてだし、わかるわけないじゃないのよ!」
 などとしたり顔でのたまうのがせいぜいなのではあるまいか?

 これは、なにも自国に爆弾が降ってくるとかそういう意味だけではない。いままさに彼らが進めようとしている外国(アメリカ合州国)の下請け作業の合法化、その結果起こるべき諸問題も同じである。いや、武力の行使としての戦争だけでなく、武力なき侵略であるTPPだって根は同じであろう。こちらのほうは、まだいくらかブレーキが機能しているようにも見えるが(本拠地のアメリカにもアンチムーブメントがあるという)、隷属後、推進した家畜人どものうろたえぶりは見ものかもしれない。そうはならないようにしなければならないが。

 ところで、わが母堂にそれ(アベシンゾー小話)をしたところ、
「あんなのと一緒にしないで!」
 とおかんむりであった(笑)。

 さて、ここからが本題。
 そのアベシンゾーやお取り巻きであるが、彼らをさして「馬鹿」だのといった揶揄が巷には結構あるらしい。オレ自身もそうは思いながらも、当ブログなどで極力そうした言葉を避けるように心がけてきた(まったく使わなかったワケではないが、この場合の「馬鹿・バカ」は「バカバカしい」といった用法とは異なるので念のため)。が~。やはり彼らは「馬鹿」なのだと思い直した。

 いわく、
「我が軍」
 あるいは、
「八紘一宇」
 ……。

 なぜ「馬鹿」だと思い直したか?
 それは、彼らがどうやらその意味をこれっぽちも理解しないままに、それも責任ある立場を利用してこれらの言葉を使っているからである。

 自衛隊は、明らかに軍事組織である。わが国の憲法第9条を素直に読めば、間違いなく違憲である。だが、「専守防衛」という制限を設けたうえで、今日まで機能してきた。
 個人的な見方ではあるが、自衛隊という存在が、まったく意味がないとまでは考えてはいない。ソ連時代にはいまとは比較にならいほどの領空侵犯ないしそれに類する行動があったといわれているし、近隣には正常な外交が困難なだけでなく、なにかにつけ武力を誇示している国だってある。また、自然災害時などに自衛隊が危険な任務を請け負ってくれていることも事実だ(これについては、なにも軍事組織ではなくてもいいと考えているが)。
 しかし、それが軍事組織だとしても、自衛隊と軍隊との間には大きな違いがある。

 現在の憲法では、自衛戦争も含めて一切の戦争を放棄していますから、(中略)自衛官やレスキュー隊員に危険な仕事を強いることはできません。ですが、仮に憲法が改正されて自衛軍をもつということになると、「自衛のため」という憲法上の要請からさまざまな人権はもちろん、一般国民の人権も「軍のため」という理由で制限が許される可能性があります。(中略)軍隊を憲法上の制度にするということは、単に軍隊をもつ国になるということだけでなく、私たちの人権を制限する根拠をまた新たにつくり出す(以下略)。

 上の一文は、『世界』(岩波書店)2005年1月号に掲載された(「中・高生のための憲法教室」第10回・公務員の人権が制限されるワケ・伊藤真)からの引用である。ここに触れられているとおり、わが国の憲法における基本的人権の尊重にも関わってくる根幹的な大問題だ。
 まさかあのアベシンゾーらが、こうした一文を読んでいるとはとても思えないが、それにしたってこれは常識の部類であろう。それすらを理解できていないらからこその「我が軍」発言であり、言い換えれば「馬鹿だからこそ言えたひとこと」なのである。「馬鹿」が言いすぎなのであれば「不勉強」でもいい。

 これはもう思想や信条以前の大問題。あんなのを首相にしているニッポン、その国民の標準的レベルを目の当たりにした思いだが、「八紘一宇」のおばさんにせよ、大阪のエキセントリックなおっさんにせよ、どうも現代ニッポンジンのガキ化が想像以上に深化しているのかもしれない。

 常日頃から思ってきたことに、「バカを装わなければいけない空気」というのがある。「バカを装うのがたしなみ。これが現代ニッポン」というワケだ。TV番組(とくにバラエティの類)もそうだし、市井のおいてもそうだが、「いかに自分をおバカにみせるか?」、そんなのにご執心なように思えてならないのである(コメディアンの類はいちおう別だが、いくら仕事とはいえなにもそこまでに……と思うことはある。本当はとってもアタマの切れるステキな人物だったりするのだろうけど)。わっざわざ白痴めいたしゃべりと行動。気がつけば己の程度の低さに気がつけないほどになってしまったということなのだろうか。
 そんな“空気”に満ちたニッポンだからこそ、あんな連中が、よりにもよって国や地方自治を動かす責任を握っているということなのかもしれない。これはもう重病なのではなかろうか?

PS.
 弁護士の白川勝彦氏(リスペクト!)が粋な言葉の引用をしていたので、以下に孫引き引用をしておきたい。

「あなたの行う行動がほとんど無意味だとしても、 それでもあなたは、それをやらなければならない。 それは、あなたが世界を変えるためではなく、 あなた自身が、世界によって変えられないようにするためです。」

永田町徒然草・己を守るための戦い

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 ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
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