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猫池罵詈雑言雑記帳
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 25日、世帯ごとの所得格差が過去最大になったという報道があった。なんでも“ジニ係数”という数値に基づく厚生労働省の調査と分析らしいのだが、じつはこの報を最初に目にしたのが「Yahoo! JAPAN」上にあったヘッドラインであり、しかも「読売新聞」の配信だったところにある種の苦笑を禁じ得なかった。よかったですにゃぁ、ヨミウリさんよ。オタクがしゃかりになって支えてやまない政権の成果がかくのごとく出てきたんですよ。「次の臨時国会などで格差問題を巡る議論が活発化しそうだ」(25日2時19分の配信)などと他人ごとのように記しているけれど、そんな定型句の挿入でお茶を濁すんじゃなくて、お得意の“ご高説”でも読ませていただきたいものである。
 なお、この配信では関連して報告された「税と社会保障の再配分後の“ジニ係数”」もまた過去最大となった事実については黙殺されている。理由はわからないけれども。  

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 9月1日(土)、外来魚問題をテーマとするシンポジウム「『日本のガラパゴス』琵琶湖からの発信」(主催:立教大学ウエルネス研究所・共催:全国内水面漁業協同組合連合会、全国ブラックバス防除市民ネットワーク、生物多様性研究会)が開催されます。
 今回は表題どおり琵琶湖における現状や今後の展望などを大テーマにすえた内容を予定しています。メインとなる「トーク」では嘉田由紀子氏(滋賀県知事)と櫻井よしこ氏(ジャーナリスト)を迎え、ブラックバスをはじめとする外来魚をめぐる琵琶湖の諸問題等について語っていただきます。また、同じく琵琶湖から、現役の漁師である戸田直弘氏(滋賀県漁業協同組合連合青年会)が登壇予定。日々この湖で暮らすその目を通じて、どのような事実が明らかにされるのか注目したいところであります。
 じつは、拙著「ぼくがバス釣りをやめた理由」の取材のさなか、戸田氏らと琵琶湖の味覚を楽しませてもらったことがあります。アユナレやフナまぶし、コイの甘煮など。とりわけモロコの素焼に感激させられたものでしたが、箸をつけようとするさいに戸田氏が語ったひとこと……。
「(モロコを)食べるのははじめて? じゃぁ、これが“最初で最後になる”と思って味わってな」
 怒りとやるせなさとがないまぜになったような戸田氏の目を忘れることができません。法が施行されて、いちおうは規制の対象になったとはいえ、本質的な解決にはまだまだほど遠いというのが、残念ながら現実です。その逆立ちした現実について、琵琶湖からの生の話にぜひ耳を傾けていただければと思います。

 また、池谷奉文氏((財)日本生態系協会代表)を招き「『地域地域の生き物』を大事にするということ」を表題に基調講演を、「緊急提言」として、一連のシンポジウムでもおなじみの有路昌彦氏(アミタ(株)持続可能経済研究所主席研究員)に「外来魚駆除の『永続的システム』のつくり方」をテーマに語っていただく予定です。

 個人的な捉え方としては、この問題は「解決に向けての道を探る」という段階はすでに終えているとみています。大事なのは解決のためのさらなる一歩を踏み出ことではないでしょうか。ご興味のある方はぜひご参加いただければと思います。

 なお、開催の詳細についてはこちらをご覧ください(リンク先ページからはPDFチラシのダウンロードもできます)。  

 墓参の季節である。
 祖先を含めて、亡くなった方に対して敬う心を持つというのは、人間として当然のことである。これは単に宗教的な意味合いということでなしに、先人についてなんらかの思いを馳せたり、ときにはそうしたひとから受けた“教え”のようなものを反芻してみたり、それはそれで大切なことであろう。身近なところでいえば、お墓参りなどもそのひとつである。
 報道によれば、おぼっちゃんが終戦記念日での靖国神社参拝を見送る意向だという。前任のスネオは内外からさまざまな批判を浴びせられながらも、持ち前の厚顔無知ぶりと目立ちたがりを存分に発揮し、一見すると強固に参拝を続けてきていたが、それに比べるとおぼっちゃんの“腰砕け”は決して多くはない支持者らにとってはなんとも歯がゆく映っていることであろう。見送るとされる背景のひとつに、先の参院選での自民惨敗があることは想像できるけれど、ようは政争の一手段としての参拝見送りということのようだ。もっとも、現時点では参拝する可能性は十分にあるし、その日でなくともなんらかの儀式を済ませるということは考えられるだろう。
 で、今日の話というのは、直接的にはおぼっちゃんやスネオがどうのということではなく、いわゆる靖国派の矛盾のひとつについて常々感じていること、これである。

 選挙戦真っ盛りとあってか、いくつかの政党によるテレビCMをみかけることが多い。日ごろから国会などの様子が報じられ、おおよその部分ではなにに対してどのような姿勢であたっているのかといったことについては、CMでわざわざ知らされるまでもなくマトモなひとならたいていはわかっている。はたしてどれほどの効果があるのかなとも思うけれど、宣伝費をたらふく(大半の政党では財源の一部は税金だ)使って名前を刷り込むとともにケムにまくということはあるていどはできるのであろう。もちろん、いまさらでああろうとこのテの告知をアタマから不要だとは言わないが。
 で、あるとき自民党のCMに出くわしたのだが、何本かあるうちの1〜2本は年金問題についてをネタにしたものだった。国民ひとりひとりに年金記録を送付するだの、必ずや受取りを保障するだのといった内容のものだったが、仰天するとともにその厚顔無恥ぶりに恐れ入った次第。

「ねぇ、ボクさぁ、オジサンのところにとってもすごいゲームがあるんだけど遊びに来なかい?」
「行く! 行く!」
 あるブログの記事を目にして思いついた誘拐シーンである。

 まぁ、「知らないおとなについて行かないように」という教育はオレが幼少のころにもあったし、相変わらず子どもへの犯罪がなくならないという現状にあっては、まずはこんな誘いに乗ってはいけないということはある。しかしだからといってこうした甘言にそそのかされてついていった子どもが誘拐されたとして、「ついていったほうが悪い」ということはいえないだろう。つい先ごろ、少女にわいせつ行為を働いて逮捕された男が、ついてきた被害者がいけないのだように証言して雑報を賑わせたが、わいせつはわいせつ、誘拐ならば立派な誘拐事件である。

 これはなにも子ども相手じゃなくともいえることで、盛り場などのポン引きが取り締まられていることなどをみても、騙して誘う側にまず問題があるというのが一般的認識といえる。「ゼッタイ儲かりますよ〜」の類の詐欺も同様である。ポン引きにせよ詐欺にせよ、なかにはたしかに乗せられる側の“スケベ心”がある場合があり、引っ掛かる側にスキがないともいえないけれど、詐欺は詐欺であり恐喝やら誘拐があればもちろんやった側の犯罪が問われる。あたりまえのことであろう。

 ところが、誘拐・拉致に関連する事件に関して、騙されてついていったほうがいけないから詐欺でも誘拐でもなんでもないという論に遭遇した。わが目を疑うとはこのことである。  


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自己紹介:
 レジャーライター=植村誠の別館ブログです。
 ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
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