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猫池罵詈雑言雑記帳
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 物騒な事件が続発している。秋葉原で起きた無差別殺傷事件はさまざまな意味で社会的影響を及ぼしたが、22日には八王子で無差別殺人事件が起き、テレビをはじめとする“報道系番組”を占拠している状態にある。23日のNHK19時のニュースもこの事件をトップに挙げたばかりでなく、現場検証的な内容から一般市民の声、加害者肉親のコメントなどを事細かに報じていた。まるでワイドショウのようであったが、ふと思ったのは、この番組枠でここまで詳細に取り上げる必要が果たしてあるのかということであった。この事件そのものの深刻さとある種のブキミさを否定するつもりはないし、日常的な危機意識を喚起されられたという意味ではむしろ秋葉原の事件以上のものがあるが、そかしこれが19時のニュースで10分以上にわたって独占するほどの事件がどうかということについてはいささかの疑問を感じざるをえない。この陰で抹殺された内容はなにか。むしろこのほうが気になってくるというものだ。
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 もう7月とは早いものである……。来週9日から1週間の日程で韓国取材に出かける予定なので、目下、その前に片づけておくべき仕事に取りかかっているところだ。
 やはり夏は旅行の季節ということなのであろう。大雑把にみて、日本を7月10日に出発するあたりから航空券の値段が上がっているように感じられる。それに加えて、日本〜韓国間ていどだとまだ我慢できる範囲とはいえ燃料代の加算があるため、格安切符に馴れた感覚では、8月などはべらぼうな出費を強いられる。……ということもあって、次回は9月下旬以降になる見込みなので、今回の取材旅行をいかに充実させようかとあれこれ思案しているのであった。

 ところで、旅行先で落書きに興ずるおバカさんもいて、なんだかちょとした騒ぎになっているようだ。その筆頭はフィレンツェ(イタリア)のサンタ=マリア=デルフィオーレ大聖堂に施された日本人大学生らによるシロモノであろう。ったく、いったいぜんたいなにを考えてるんだと言いたくなってくるが、もとよりこんなのは日本人に限った所業などではありはしない。なぜこんなあたりまえのことを確認するかといえば、タマタマみた民放のテレビニュースで以下のようなやりとりがあったからなのである。
 たとえば外国旅行。アメリカ合州国でもいいし大韓民国でもいいしロシア、フィリピン、フランス、イタリア……。たいていは旅先で街歩きをしたり買い物もするだろうし食堂にも入る。当然、現地で暮らすひとびととのかかわり合いも生まれてくる。そこでの印象はいろいろだろう。おいしい料理にめぐりえあえば「食事の旨い国」、買い物のさい店員につっけんどんな接客をされれば「サービスがよくない国」、道に迷ったりして親切にされたるすると「親切なひとが多い国」などとついステレオタイプ的に思う部分があっても仕方のないことかもしれない。まぁ、なんどか脚を運ぶうちにさまざまなできごとと遭遇するわけで、そういういい加減な印象というのはその場その場の出逢いに左右されてしまうわけなのだろうが、そうだとはわかっていても、旅の気分の善し悪しがその後にわたってものの見方に影響することはあるに違いない。  
 秋葉原で起きた連続殺傷事件は、1週間がすぎたいまも連日のように“報道”されている。
 事件のとりわけ背景についてさまざまな論評や憶測が飛び交っているが、そのなかにあって気になるのは、キーワードのように犯人が派遣労働者であったことが強調されている点である。いわく、生真面目な若者が現代的搾取の被害者となるなかで被抑圧の度合いを高めていったという類の見方だ。しかし、あれこれ伝えられているようにみえても、よくよく整理してみればその情報は極めて限られた内容にすぎず、そのていどの材料で犯行に及んだ青年のひととなりをつかめるとは思えないし、あえてつかもうとも思わない。ただ言えることは、いかなる事情があろうともあのような犯行が許されるものではないし、現代日本を覆う格差社会を検証してゆく過程にあって、この種の事件を象徴としたり一般化するわけにはいかないだろうということだ。いわゆる模倣犯を含めて、類似した事件が今後に起きないとはいえないとはいえ、過度に社会現象として結びつけるのは戒めるべきであろう。  
 出生後の国籍取得に関する法律「国籍法」が改正の方向にあるという。これは4日に最高裁で「違憲判決」が下されたことを受けてのことらしく、テレビニュースをみていたら、鳩山邦夫法相が「違憲」云々について語っていた。この法律そのものについては正直なところほとんど知識がないし、ここでムリをして取り上げることはしない。「ありゃ?」と思ったのはこの国の矛盾ぶりである。
 既存の法律が違憲と判断され、それを改めることに異論を挟む余地はないと思うのだが、この事実はある種の皮肉としてみることも可能であろう。拙ブログで取り上げたイラクにおける航空自衛隊の活動に対する違憲判決との比較だ(「判決が画期的であるワケ」)。
 実際問題として、「特措法」のほうはいまのところ高裁の判断であるから、今回の「国籍法」と同一にすることはできないかもしれない。しかし、現段階で「違憲」とされたことについては同じであり、それを受けて法相が「違憲」云々に言及するのであれば、彼らをしてそれ相応の「リスク」を承知した発言であると捉えるべきであろう。少なくとも、最高裁で違憲とされれば法を見直す(それも今回のタイミングをみれば“ただち”に)と公に認めたのである。しかし、ならばたとえ高裁レベルだとはいえ、現行の「特措法」について廃止の道を示す必要があるハズだ。そこにほっかむりをしてことさら「国籍法」を取り沙汰する理由はなにか? いかにもあの小賢しい政権が利用しそうな判例であり遣り口のように思えるのだが。

 ・・・話は変わって、地球温暖化問題など環境問題についてほんの少し。  
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自己紹介:
 レジャーライター=植村誠の別館ブログです。
 ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
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