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猫池罵詈雑言雑記帳
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 選挙戦真っ盛りとあってか、いくつかの政党によるテレビCMをみかけることが多い。日ごろから国会などの様子が報じられ、おおよその部分ではなにに対してどのような姿勢であたっているのかといったことについては、CMでわざわざ知らされるまでもなくマトモなひとならたいていはわかっている。はたしてどれほどの効果があるのかなとも思うけれど、宣伝費をたらふく(大半の政党では財源の一部は税金だ)使って名前を刷り込むとともにケムにまくということはあるていどはできるのであろう。もちろん、いまさらでああろうとこのテの告知をアタマから不要だとは言わないが。
 で、あるとき自民党のCMに出くわしたのだが、何本かあるうちの1〜2本は年金問題についてをネタにしたものだった。国民ひとりひとりに年金記録を送付するだの、必ずや受取りを保障するだのといった内容のものだったが、仰天するとともにその厚顔無恥ぶりに恐れ入った次第。


 そもそもがそうした一連の手立てについては野党側が提案したものであり、自民は渋っていた側ではないか。野党の提案は無視してもさすがに選挙を目前にした世論に対してはいくらかはイイ顔をする必要を認めたようだけれど、さも自党の手柄のごとく宣伝しているとはねぇ……。言っている内容とは基本的に正反対の意見を持っているのが自民であるのだが。盗人猛々しいとはことのことだが、こんなものに騙される有権者がいるとすれば、それもまた愚劣の極みというものであろう。
 はたしてこんなお粗末なゴマカシでいつまで国民を欺き続けられると思っているのかはわからない。しかし昨今の状況を窺っていると、自民ないし自創“極悪タッグ”こそが“諸悪の根源”のごとく問題の主役としてみられる傾向もあり、今回の選挙によって現政権を否認したいといううねりが感じられなくもない。そんなさかなのタダ乗り欺瞞宣伝。もがけばもがくほど深みにはまる……。自民の足元とは案外そういう事態に陥っているのかもしれないが、もとより油断は禁物であろう(*欄外紹介記事参照)。 


■ダフ屋大盛況
 ところで、クレイジーケンバンドのツアー(9月28日〜11月)のチケット先行発売があり、珍しく抽選にあたったのでさっそく購入してきた。8月8日発売のニューアルバム「SOUL電波」も期待度十二分(公式サイト上で視聴可)だし、ちょっとした秋の楽しみができた。
 今回ツアーの入場券は、8月11日からが一般発売である。クケバに限らず、人気コンサートなどのチケット入手は困難な場合もあるし、発売初日の予約電話がつながりづらいなど、ファンの悩みでもあるがそれはそれであろう。やっと手に入れたチケットでコンサートに乗り込むという気分もまた気持ちのいいものだからだ。しかし、なかには入手困難を逆手にとった“商売”も存在する。いうまでもなくダフ屋という違法商売である。

 たぶんあるだろう。そう思ってネットオークションのサイトを開いてみた。あるわあるわ。出品しているのは最初にみた段階ではほぼ限られていたが、ひとつのIDで数カ所におよぶ公演の先行発売チケットの転売行為を働いているのである。ちなみに先行予約発売当日の夕方にはすでにあった。

「Yahoo!オークション - クレイジーケンバンド」

 転売のブツの入手経路はほぼわかる。その販売代理店(になるのかな?)のサイトには、転売目的での購入を禁ずる旨が明記されているのだが、そんな規約をまるまる無視した完全無欠のダフ屋である(リンク先を閲覧するタイミングによって内容の変動が考えられます)。もちろんケースによっては摘発の要件を満たす可能性のある灰色商売だが、このサイトのある「評価」とやらをクリックしてみれば、たいへんに評判がよろしい。どうも興業チケットの類を専門に扱っている業者か個人らしいが、みんなダフ屋が好きなんですねぇ(苦笑)。何歩か譲って、切符入手代行的な商売も考えるだろう。わずかな手数料をとったうえで、なんらかの事情で正規の購入ができないひとに代わって確保してくれれば、ひとによっては利用価値を認めるに違いない。しかし、オークションという販売形態をみても、そんな善意の代理人でないことはみえてくる。こんなのを利用するというのは、極論をいえば、承知のうえでドロボーから盗品を買うことと近いようにも思うのだが、買う側にはプライドというものがないのだろうか?

 ネットオークションを利用したダフ屋について述べるのは2度目である。前回はJRの切符を中心に触れたが、オークション主催某社らの対応についても紹介してあるので、こちらもご覧いただきたい。これによれば、どうも「問題なし」という見解のようだけれど、公演主催者や正規の販売者によって「営利目的の転売禁止」と明記されている商品をこうして転売する場を設け、そのカスリをとっているということについて、ちょっとはオカシイと思う必要があるのではないだろうか。

 ちなみに、アメリカ合州国の一部の州では、こうしたネット転売によって興業入場券類の定価販売が不可能になりつつあるという報道もある。これはすなわち、せっかくの安いチケットがあっても、上乗せしてアカの他人にカネをカスリとられるということにほかならないのだが、どうも「市場原理だからしょうがないっぺ」とそんな状況を受け入れる方向にもあるようだ。こんなのは逆立ちした現実といえなくもないんですがね。
 まぁ、この公演でいえば、一般発売もこれからだし、しかも先行だからといって必ずしも観覧しやすい席が割り当てられているというわけでもなさそうなので、すぐさま彼らが利益を得られるかどうかはわからない。が、手に負えない事態に陥る前に、なんらかの手を打つ必要があるのではないだろうか。法的な整備を含めて。

 ということで、厚顔無恥な卑怯ものを2例ばかり挙げてみMASITAという今日の話。



*記事紹介(リンク):
「自民党の年金ビラにあきれる」(平成暗黒日記)
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 レジャーライター=植村誠の別館ブログです。
 ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
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