東京都によるエロ本統制は、その当否を含めさまざまな意見が見方が錯綜している。推進側の核としての石原慎太郎(元小説家)が主張するように、さしあたりの標的とされたエロマンガの類のなかには“度を超す”とみられることがあながち否定できない表現が含まれることは事実であり、いわゆる悪書としてなんらかの対処をしたいという考えそのものが間違ったものだとは思わない。だが、それとてあの小説家崩れが正論ぶると、これはもうそれだけで暴論を通り越した横暴と化してしまう。そのあたりの所感については「小説家崩れの哀れの巻」に記したので、ここでは繰り返さない。
さて、その“石原条例X号”を巡って出版社から異論が噴出、東京都が主催する予定だったアニメイベントをボイコットするとともに自主開催をするという事態になったのはご存じのとおり。ところが今般の大震災を受けて双方とも中止を決めたわけだが、それを受けて石原、相手側に対し「ざまあみろ!」ときた。さすがである。オレが見込んだ“三国一の大馬鹿者”だけあります。こうでなくっちゃいけない。人間、ブレないことが大切である。
まっ、エロマンガにはじまり、石原自身が「見せたくない、読ませたくない、聞かせたくない」という作品の類はおそらく山ほどあるのではないかと思うのだが、そのなかには自身と異なる考えや信条を持つメディアこそが主役としてあるのに違いない。むしろエロマンガなんぞはタテマエにすぎず、本音をいえばたとえば「しんぶん赤旗」など“アカ”あるいは“アカ”寄りの(と彼自身が規定する)メディアを徹底的に封じ込めたいというところであろう。あの男の反民主性的本質からいえば、容易に想像できるというものである。もっとも、考えるなり主張するだけならば自由というものではあるのだが。
ところで。オレはまったくの本音でそう思っているのだが、たとえばおっ勃ったチンポで障子に穴ボコを開けるなんていうお下劣極まる三文小説が、こともあろうか立派な“文学作品”としてまかり通っている。じつはこのことこそ大問題なのではあるまいか? エロ小説としても中途半端なブツだが、あんなモノをありがたがるセンスにはどうしてもクビをかしげざるをえないのだ(究極的には趣味性の問題ではあるけど)。
だいたいが、障子になんぞ突っ込むというのが小物の証拠で、なんでも某国の金持ちのなかには仔象を飼って、その鼻に挿入なさるという大胆な御仁がいるらしい(『特殊まんが前衛の道』根本敬著・東京キララ社/262ページ)。フィクションでもなんでもいいからさぁ、どうせならそこまでやってごらんなさいよ。
さて、本題はここから。
それがたとえ障子だろうが象の鼻だろうがなんでもいいが、ここはひとつ「成人向け」として大いばりで流通させてさしあげたらいかがだろうか? 装丁はもちろんビニール綴じ。コンビニでの販売は御法度。インターネット書店でも「アダルト」として年齢確認が必要だよな。まぁ、売る売らないは書店などの自由が保障されるべきだが、少なくとも公共施設としての図書館なんかで開架に並べられるなんてのはやめてもらいたい。なんとかという文学新人賞なんてな冠まであって、しかも“有名人(セレブ)”のご著書であらせられる。前回アップの世界遺産じゃないけど、そんなブランドに騙されて純真な子どもが読んじゃったりしたらとんだトラウマになっちゃうんじゃありませんかね。少なくとも、エロマンガやエロビデオが「文学作品」だのを自称はしないでしょうよ。もとより、単なる陰毛丸出しヌード写真を「ヘアヌード」だのとィヨコモジにして“オシャレ”に演出してるんだから、おとっつぁんの嘆きもわからんではありませんがね(センズリのξとして価値まではひとそれぞれだと思うが・笑)。
ようは、あんな男の放言なぞ、本来はこのていどの下品な罵倒で十分ということだ。
■おまけ:
前回の世界遺産や「軍服が正装?の巻」で記した大英王室などに関連するのだが、前掲書『特殊まんが前衛の道』にケッサクな一節があるので紹介しておきたい。ポンチャック(大韓ドメスティック音楽の1ジャンル。いわゆる“韓流”とは正反対にあるが)界でほぼ唯一、日本で知られている李博士をめぐってのエピソードである。
ハイ。ちょっとばかり感激したものだが、こういうときに「感激をもらった」だのと抜かすお戯れもいるというのがィ世の中。だからこそ面白いともいえるんだろうねぇ……?
もうひとつ。ちょっと古い保存記事をみていたら、ファンジャンヨブ氏(韓国に亡命した北朝鮮当局の元幹部)が亡くなった(2010年10月)さい、北朝鮮側がその死去をさして「天罰」と表明したという記事を再発掘した。にゃるほど。北朝鮮当局すなわちキムジョンイルは、大震災を天罰と決め込んだ石原慎太郎と似たようなセンスを持つわけだ。もっとも、そんなこたぁとっくにわかっていましたがね(笑)。
さて、その“石原条例X号”を巡って出版社から異論が噴出、東京都が主催する予定だったアニメイベントをボイコットするとともに自主開催をするという事態になったのはご存じのとおり。ところが今般の大震災を受けて双方とも中止を決めたわけだが、それを受けて石原、相手側に対し「ざまあみろ!」ときた。さすがである。オレが見込んだ“三国一の大馬鹿者”だけあります。こうでなくっちゃいけない。人間、ブレないことが大切である。
まっ、エロマンガにはじまり、石原自身が「見せたくない、読ませたくない、聞かせたくない」という作品の類はおそらく山ほどあるのではないかと思うのだが、そのなかには自身と異なる考えや信条を持つメディアこそが主役としてあるのに違いない。むしろエロマンガなんぞはタテマエにすぎず、本音をいえばたとえば「しんぶん赤旗」など“アカ”あるいは“アカ”寄りの(と彼自身が規定する)メディアを徹底的に封じ込めたいというところであろう。あの男の反民主性的本質からいえば、容易に想像できるというものである。もっとも、考えるなり主張するだけならば自由というものではあるのだが。
ところで。オレはまったくの本音でそう思っているのだが、たとえばおっ勃ったチンポで障子に穴ボコを開けるなんていうお下劣極まる三文小説が、こともあろうか立派な“文学作品”としてまかり通っている。じつはこのことこそ大問題なのではあるまいか? エロ小説としても中途半端なブツだが、あんなモノをありがたがるセンスにはどうしてもクビをかしげざるをえないのだ(究極的には趣味性の問題ではあるけど)。
だいたいが、障子になんぞ突っ込むというのが小物の証拠で、なんでも某国の金持ちのなかには仔象を飼って、その鼻に挿入なさるという大胆な御仁がいるらしい(『特殊まんが前衛の道』根本敬著・東京キララ社/262ページ)。フィクションでもなんでもいいからさぁ、どうせならそこまでやってごらんなさいよ。
さて、本題はここから。
それがたとえ障子だろうが象の鼻だろうがなんでもいいが、ここはひとつ「成人向け」として大いばりで流通させてさしあげたらいかがだろうか? 装丁はもちろんビニール綴じ。コンビニでの販売は御法度。インターネット書店でも「アダルト」として年齢確認が必要だよな。まぁ、売る売らないは書店などの自由が保障されるべきだが、少なくとも公共施設としての図書館なんかで開架に並べられるなんてのはやめてもらいたい。なんとかという文学新人賞なんてな冠まであって、しかも“有名人(セレブ)”のご著書であらせられる。前回アップの世界遺産じゃないけど、そんなブランドに騙されて純真な子どもが読んじゃったりしたらとんだトラウマになっちゃうんじゃありませんかね。少なくとも、エロマンガやエロビデオが「文学作品」だのを自称はしないでしょうよ。もとより、単なる陰毛丸出しヌード写真を「ヘアヌード」だのとィヨコモジにして“オシャレ”に演出してるんだから、おとっつぁんの嘆きもわからんではありませんがね(センズリのξとして価値まではひとそれぞれだと思うが・笑)。
ようは、あんな男の放言なぞ、本来はこのていどの下品な罵倒で十分ということだ。
■おまけ:
前回の世界遺産や「軍服が正装?の巻」で記した大英王室などに関連するのだが、前掲書『特殊まんが前衛の道』にケッサクな一節があるので紹介しておきたい。ポンチャック(大韓ドメスティック音楽の1ジャンル。いわゆる“韓流”とは正反対にあるが)界でほぼ唯一、日本で知られている李博士をめぐってのエピソードである。
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ハイ。ちょっとばかり感激したものだが、こういうときに「感激をもらった」だのと抜かすお戯れもいるというのがィ世の中。だからこそ面白いともいえるんだろうねぇ……?
もうひとつ。ちょっと古い保存記事をみていたら、ファンジャンヨブ氏(韓国に亡命した北朝鮮当局の元幹部)が亡くなった(2010年10月)さい、北朝鮮側がその死去をさして「天罰」と表明したという記事を再発掘した。にゃるほど。北朝鮮当局すなわちキムジョンイルは、大震災を天罰と決め込んだ石原慎太郎と似たようなセンスを持つわけだ。もっとも、そんなこたぁとっくにわかっていましたがね(笑)。
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ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
なお、トラックバックおよび「コメント」は受けつけない設定にしております(当面はBBSへどうぞ!)。
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