28日、イラク特措法廃止法案が参院本会議で可決された。これは明らかな進歩といっていいだろう。同法案を提出した民主党の真意についてはきちんと検証する必要があるとはいえ、こうした動きを可能にしたのがほかならぬ先の参院選で示された民意であるからだ。もっとも、衆院議席の占有3分の2という“力”をもって自公傀儡コンビが廃案に持ち込む可能性は極めて高い。民意のねじ曲げである。“ねじれ国会”だのなんだのと流行語のようにタレ流しにされているけれど、こうした実状をみるにつけ、そのねじれの原因というのが過去の選挙で獲た議席数に拘泥し、しかつめらしく合法を開き直る傀儡コンビの側にこそあるという実態が窺えてくるというものではないか。
この3分の2という勢力に拘泥する背景のひとつには、新テロ特措法案という傀儡法案を成立させるという狙いがある。憲法59条に示される「3分の2条項」といわれる“伝家の宝刀”を発動し、強硬突破を謀ろうというものだ。この件について、テレビニュースで町村信孝内閣官房長官だったかだれだったかが「憲法に則って」のごとくしゃべっているのを目撃したが、これはもちろんお笑いでもブラックユーモアの類でもない。彼ら、いたって真剣なのである。しかし、憲法に対し曲解につぐ曲解を重ね、その破棄すら目指す連中が「憲法に則って」などとウソぶいても、もはやダダをこねたクソガキの泣き声にしか聞こえてこないというものだ。自らの都合のみでもって狼藉を働くという意味において強姦と変わりはしない。もっとも、これこそが自民党政権ともいえよう。表向き合法的な手続きを用いて本質的犯罪行為を繰り返してきたか。強姦すら合法にしてしまいかねないその手法と発想を。そろそろ大衆が目覚めてもいいころあいなのかもしれない。
折しも、オーストラリアでは従米政権が倒れ、アメリカ合州国戦争からの撤退をスローガンとする政権が勝利した。ある意味アメリカ合州国をしのぐ侵略虐殺国家であるあの国をアタマから信用しようとは思っていないけれど、わが国の傀儡政権よりはよほどマシというものであろう。とりわけ、経済回復という実績がありながらも、前政権に対してノーをつきつけた大衆については大いに評価すべきだ。いや、わが国でも従米一本槍の現政権に対しては、きちんとノーという判断が下されているのだが、このお粗末な現況について、諸外国ではどのように映っているのだろうかと思う。
*おまけ:
なんか「産経新聞」が面白い記事をアップしてますにゃぁ……。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071127-00000989-san-pol
記事は額賀福志郎財務相の守屋武昌前防衛事務次官との宴席出席疑惑について触れたらしいものだが、コトのあらましを自・民間のケンカという具合に矮小化しているケッサクな読み物である。よくわからんが、両者の密室会談について「ノーパンしゃぶしゃぶ」のような隠微な会合でもない(同記事)などとトンチンカンなたとえをもって「政治家と官僚が同席しても何ら問題ない」(同)と、これはだれかをかばっているのだろうか? まぁ、こんな記事は笑って読み飛ばすに限るが、「宴席への出席の有無を確認するためだけに証人喚問を行い、その結果、インド洋での海上自衛隊による補給活動の中断が長引くのであれば、何のための国会なのか。首をかしげたくなる」(同)と結ぶあたり、いったいぜんたい、この新聞はコトの重要性をどこまで理解しているのかとクビをかしげざるをえない。まっ、毎度のことですがね(笑)。
折しも、オーストラリアでは従米政権が倒れ、アメリカ合州国戦争からの撤退をスローガンとする政権が勝利した。ある意味アメリカ合州国をしのぐ侵略虐殺国家であるあの国をアタマから信用しようとは思っていないけれど、わが国の傀儡政権よりはよほどマシというものであろう。とりわけ、経済回復という実績がありながらも、前政権に対してノーをつきつけた大衆については大いに評価すべきだ。いや、わが国でも従米一本槍の現政権に対しては、きちんとノーという判断が下されているのだが、このお粗末な現況について、諸外国ではどのように映っているのだろうかと思う。
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なんか「産経新聞」が面白い記事をアップしてますにゃぁ……。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071127-00000989-san-pol
記事は額賀福志郎財務相の守屋武昌前防衛事務次官との宴席出席疑惑について触れたらしいものだが、コトのあらましを自・民間のケンカという具合に矮小化しているケッサクな読み物である。よくわからんが、両者の密室会談について「ノーパンしゃぶしゃぶ」のような隠微な会合でもない(同記事)などとトンチンカンなたとえをもって「政治家と官僚が同席しても何ら問題ない」(同)と、これはだれかをかばっているのだろうか? まぁ、こんな記事は笑って読み飛ばすに限るが、「宴席への出席の有無を確認するためだけに証人喚問を行い、その結果、インド洋での海上自衛隊による補給活動の中断が長引くのであれば、何のための国会なのか。首をかしげたくなる」(同)と結ぶあたり、いったいぜんたい、この新聞はコトの重要性をどこまで理解しているのかとクビをかしげざるをえない。まっ、毎度のことですがね(笑)。
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ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
なお、トラックバックおよび「コメント」は受けつけない設定にしております(当面はBBSへどうぞ!)。
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