2008Apr/22 戦犯．．．の巻。後期高齢者医療制度の張本人と末期政権

　面白い記事をみつけたのでちょっと紹介してみたい。

　http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-04-20/2008042001_02_0.html

　こんな非人間的な悪法をだれがつくったのか？　こういう視点はたしかに重要であろう。リンク記事中に並べられている顔ぶれをとくと拝んでいただきたい。そのせいでメシがマズくなっても関知できませんが……。 　

　なかでも注目すべきは筆頭に挙げられているあのコイズミスネオである。同制度の発案そのものは当時の厚生省の官僚ではあろうが、そのときのトップに座っていたのがスネオなのである。制度ありき、カネのつじつま合わせありきで一般国民をないがしろにするこの悪法の先導役としてなんとも相応しい人物だというわけだ。
　まぁ、詳しくはリンク記事をご覧ください。「審議も機が熟してきた。ぜひ法案の処理を進めるべきだ」（公明・福島豊議員）という一方的な審議打切りをはじめとして、スネオからこの方、いかに自創政権が民意無視の独裁政治を続けてきたかがたったこれだけの事実からも窺えるというものである（これが特定の政党の機関紙記事だということを割引いても注目していい事実であろう）。

　しかし国民側は参議院での与野党逆転という力を得、かつおったまげるような国の実態をつぎつぎと知ることとなった。現政権の訴求力はもはやなきに等しいといってもよく、あとはいつ引導が渡されるかという段階になりつつある。今週は事態が大きく動く可能性がある。続きはのちほどアップします。


＊おまけ：
　さきに名古屋高裁で違憲判決が下った航空自衛隊のイラク空輸活動について、田母神俊雄航空幕僚長が「“そんなの関係ねぇ”という状況だ」とシラを切ったことに対して、有事●●ーゼのヲタク防衛相が「大変人気ある芸能人の発言（決まり文句）を引用して述べたことが適切だったかどうか、やや違和感を持つ」（22日「時事」）と語ったという。これは22日午前の参院外交防衛委員会の席上で浅尾慶一郎氏（民主）の質問に答えたものだが、「やはりそんなレベルのオッサンだったか」というものであろう。一国の防衛相ともあろう人物が、憲法というものをさっぱり理解していない。むろん幕僚長も“同罪”だが、コトの根幹はこれが芸能人のセリフ云々にあるのではもちろんない。国のあり方を定めるべききまりとしての憲法を、気に食わないから「関係ない」とでもいわんがことしの態度を放置しておくことこそが問題なのである。これは「違和感」どころのレベルで済む問題ではなく、国の中枢を司る立場にある者として重大な責任を負うべき一大事なのだ。さまざまにイデオロギーや立場はあるのはあたりまえだが、国家のなかで責任ある立場のものが憲法というものをさっぱり理解していないいい証拠であろう。「１から勉強しろ！」だ。その責任を追求しようともしない政権をのさばらせておく国民も国民だが。