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猫池罵詈雑言雑記帳
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 わっはははははは! おもしろいよ〜〜、おとっつぁんo(^ヮ^)o  菅新内閣が左翼、いや“極左”だってよ。こういうカビの生えたような定型句は使いたくないが、「寡聞にして知らなかった」とはこのことか(笑)。ホント、このヒトったらもぅ……。
『菅新内閣を「極左」 外国人選挙権付与絡みで (毎日新聞)』(リンク切れご容赦)

 が〜。このとてつもない“想像力”をみるにつけ、腐ってもかつて新人賞ぐらいは受賞した小説家だったってことなのかなァ。“小説家崩れ”などと言っては申し訳がたたんよ。しかし、こう申し上げては失礼にあたってしまうが、残された時間がそう潤沢にあるとも思えないし、ここはひとつ、政治家などをさっさとお辞めになり、“本業”の小説書きに勤しまれることを望みたい。なにしろこれだけユニークなセンスの持ち主である。きっと壮大なエンタテイメントをもって死に花のひとつでも咲かしてくれるに違いない(ただし“悪書”あるいは“不健全図書”として槍玉に挙げられませんように……)。陰ながら応援いたします。

 閑話休題。4日の「東京新聞」社会面に、小さいけれど、ひょっとすると重大なニュースがあった。

★HP掲載は「適切」
 3月に公訴時効が成立した警視庁長官銃撃事件をめぐり、警視庁が「教団による組織的テロ」とする捜査結果をホームページ(HP)に掲載した問題で、東京都公安委員会は、オウム真理教主流派アレフからの苦情申し立てについて「不適切な点があったとは認められない」とする結果を通知した。(中略)国会公安委員会もアレフからの請願書に「特段の対応はない」と回答した。(後略)
──東京新聞6月4日朝刊


 この件は、時効が成立した3月30日の段階で、記者会見に臨んだ警視庁の青木五郎公安部長が「事件はオウム真理教の信者グループが敢行した計画的・組織的なテロだった」と語っていたものがHPで公表されているもので、「捜査結果概要」として「オウムの元信者だった警視庁の元巡査部長がなどが関与したと」している。しかし、この事件は警察がどう一方的な発表をしたところで、とうの警察が組織力を挙げて捜査にあたった(んだろ?)にも拘わらず証拠不十分として起訴にも及ばなかった事件である。「警視庁の元巡査部長」とまで迫っていながら、なんら具体的証拠を示せなかったものを事実上の容疑者として扱うことの意味は極めて重大だといえるだろう。「推定無罪」という言葉があるが、それを真っ向から否定しているのである。

 15年にも及ぶ捜査がどのようなレベルであったのかは知る由もないが、いくつかの報道によれば、事件の実行を臭わせるとも感じさせるある種あやふやな証言(?)や通行人による目撃証言などが大きな材料となっていたようだ。ときはオウム事件の衝撃真っ盛り。当時のマスコミや善意の3者を含め、「連中ならやりそうなこと」ぐらいの先入観に支配されていたなか、その証言がなんらかの影響を受けていた可能性だってあるかもしれない。また、DNA鑑定を容疑裏づけとしていたというのだが、その整合性たるや「233分の1」の確率で合致するというお粗末なもの。件の足利事件では1000分の1だったといわれるが、ようはそれよりも遥かに劣っているのである。
冤罪はこうしてつくられる……。
 あらためて考えさせられたが、そのていどの根拠でもって特定の人物や団体を犯人扱いするというのは、まさに人権侵害以外のなにものでもなく、名誉毀損である。これが組織的犯罪を犯した団体や構成員に対してだから許されるなどということはまったくない(*注)。かつて起きた国家権力による人権侵害の数々は、まさにそうしたセンスによって起こされたのである。

 いうまでもないことだが、警察は正義の味方などではありはしない。あくまで法に則って一連の手続きを執行する機関である。したがって、こうした事件の発表についても法に則ったものでなければならず、ということは起訴に至らないまま時効を迎えた事件について「でもあいつが犯人なんだ!」のごとく遠ぼえを決め込むというのは、お門違いであるばかりか役割としての大原則すら踏みにじっていることになる。
 足利事件にさいして「反省」とやらを表明したハズの警察だが、なんのことはない。あんなものがまったくのウソ八百だったことを自らが証言したようなものだ。かつて国家公安委員長を勤めた弁護士の白川勝彦氏は、市民から信頼される警察でなければならず、それがひいては治安の安定につながるといった旨を当時たびたび訓示していたという。しかしその効果たるや、かくのごとしたったということか……? そういう意味では、とうの警察こそが、組織的に市民からの信頼を失し、ひいては治安をゆるがせているのだとも解釈できるのかもしれない。なんにしてもおそろしいセンスである。 


*注:
 ところで、その後の「オウム」だが、どれほどの“らしい”事件を起こしたのだろうか? “らしい”としたのは、ちょっとした交通違反の類などを排除するためだが、一連の事件はともかく、その後の彼らにどれだけの犯罪性があるかについてはいささかの疑問がある。少なくともその後に限っていえば、むしろ本質的な犯罪性という点では、国民生活をムチャクチャにしたコイズミスネオととの一派や度重なる暴言騒動を提供しているおとっつぁんのような連中のほうがよほどともいえよう。オレはこういうのをエボラウィルスとHIVといった比較のたとえをしたりしているのだが。
 また、前段の「連中ならやりそうなこと」というセンスは、たとえば狭山事件などのさいにもマスコミや大衆が持っていたものである。
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 レジャーライター=植村誠の別館ブログです。
 ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
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