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猫池罵詈雑言雑記帳
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 ホントに飽きさせない“エンタテイナー”である。小説家崩れの政治家である石原慎太郎という男は、若かったころに娯楽小説の新人賞まで頂戴しておきながら、いつの間にやら娯楽の発露を政治の場に展開、二足三文のくだらない発言を繰り返しては世間を呆れ返らせてきた(もちろん賛同者はいる。「どんなくだらないことでも500人は愛好者がいる」というオレの仮説どおりかどうかはとにかくとして)。しかし、本人はヒーロー気取りなのかもしれないが、これほどお粗末なヒール(悪役)もどきも、ことにアメリカ合州国を除く先進国の政治家には珍しいのではないか?

 地方参政権への外国人参加をめぐる会合が17日に都内で開かれ、その席で十八番ともいえる大差別発言をやらかしたという。これを真っ先に報道した「東京新聞」(4月18日朝刊1面)によれば、
「与党を形成しているいくつかの政党の党首とか与党の大幹部は、調べてみると(帰化した人か、その子どもが)多い」
 などと一席ぶったというのだ。

 会合そのものは参政権反対の立場で開かれたものである。外国人参政権の可否についてはおとっつぁんにいわれるまでもなく意見のわかれるところであり、じつはオレ個人としても賛否を決めかねている部分がないわけでもないので、ここでの言及を避ける。問題は、そうした提案についての賛否以前に、石原慎太郎という政治家あるいはひとりの人間としての資質にこそある。
「インターネットの情報を見るとね。それぞれ検証しているんでしょうけれど」(石原慎太郎・同記事)
 インターネットの情報だからどうのというつもりはない。当然ながら新聞などよりも質の高い情報がたくさんあるからだ。だが、この男はそれに対する裏づけや自らの検証をしないまま、政治家としてシラフの発言をしているのである。こういうのを口からでまかせというのだろうが、たとえでまかせであろうとも、骨の随までしみ込んだ差別意識がないことには、とてもじゃないが責任ある立場でこんな発言はできはしまい(個人的なたわごと、たとえば酔っぱらいが飲み屋で放言するのとは大きな違いがある)。
「東京新聞」の記事の一部を以下に引用する。

(石原は)「ごく最近帰化された方々や子弟の人たちは、いろんな屈曲した心理があるのでしょう。それはそれで否定はしません。その子弟たちが、ご先祖の心情感情を忖度してかどうかは知らないが、とにかく、永住外国人は朝鮮系や中国系の人たちがほとんどでしょ、この人たちに参政権を与えるというのは、どういうことか」と批判した。

 差別する側、虐殺する側、強姦する側……、石原のセンスというのは、まさにそうした立場のなかでイイ気になった者の典型といえよう。同じ日本人でいることすらイヤになるほどの愚か者である。ひとつ加えれば、石原の言う「永住外国人」が「朝鮮系や中国系」でなかったらどうたというのだろう? インド系だったらどうか? アラブ系は? アフリカ系は? 言い換えれば「永住外国人は朝鮮系や中国系の人たちがほとんど」だからなにがいけないというのか?
 しかしこうした石原のような連中のセンスなどあれこれ考えなくともわかる。欧米の、それも「白人様」との比較においての「この人たちに参政権を与えるというのは……」なのである。「家畜人ヤプー」そのものだが、そういえば石原と同類(だが作品のいくつかはまだしも評価が高いようだ)のハラキリ小説家(故人)が「家畜人ヤプー」を絶賛していたというのは有名な話にして皮肉かもしれない(*注)。
 あるいはまた、つぎのようにも語ったという。

 石原知事は「それで決して差別はしませんよ」としながらも、続けて朝鮮半島の歴史に触れ、韓国政府が清国やロシアの属国になるのを恐れて「議会を通じて日本に帰属した」として1910年の日韓併合を韓国側が選んだと話し、「彼らにとって屈辱かもしれないけれども、そう悪い選択をしたわけではない」などと述べた。

 なるほど。これで自民党をはじめとするわが国の“保守”のアメリカ合州国隷属の根拠がわかった。家畜人というのは、己が家畜であるがゆえに他人の痛みをさっぱり理解できないということか。日本という国家がアメリカ合州国に隷属するのは、国際的視点でみれば国家の勝手というものだが、そんなセンスを勝手にあてはめられてしまっては、韓国人にしろ韓国政府にしろ大いなる迷惑というものであろう(なかには侵略国である日本にすりよる形でカネモウケなどに奔走していた傀儡が韓国[当時の朝鮮]にいたことは事実である。ちょうど日本における大半の保守政治家や財界がヤプーと化しているように。だが、そんなものを一般化するかのように語る石原のような男が、はたして侵略を受けた側にはどのように映るだろうか)。

 それにしても。この男は、こうやって近隣諸国(台湾を除く?)のひとびとに対する民族差別を好んでいるけれど、じゃぁご自分はいったいなにものなのか?
 つい先ごろ、エロマンガ規制にからんで、「こんなもの(エロマンガ上の一部表現)を放置している先進国はほかにはない」といった類の発言をしていた石原慎太郎だが、それをいうなら、あんたのようなセンスの人物が政治家を、それも首都の知事などをしゃぁしゃぁと務められる日本のような国は、たいへん珍しい先進国といえるだろう(ついでに、エロマンガについてもこの男の言うとおりなのかどうかはアヤシイものだ。英国あたりでは相当に厳しいらしいが)。法によって思想や発言・表現を規制することの是非はさておき、たとえばドイツであったらとっくのむかしに政治の場から抹殺されているに違いない。


*注:
 アメリカ合州国によるアフガニスタンやイラクへの破壊行為も、まさに石原と同じセンスによっていることもわかる。大勢のひとびとが虐殺されたかもしれないけれど「そう悪い選択をしたわけではない」。しかしこれは、わが国に対する原爆投下をはじめとするアメリカ合州国による過剰攻撃に対してもあてはまってしまうのだ。広島や長崎で、あるいは東京大空襲のような焦土作戦によって、多くの日本人(だけでなく多数の外国人もいた。強制的に連行されたひとびとを含め)が死んだが「そう悪い選択をしたわけではない」。なんというか、強姦犯や痴漢が「でも気持ちよかったでしょ?」と開き直ってるがごとしですなぁ。心底気持ちが悪い。

*補足1:
 引用記事から2日後の4月20日、同じく「東京新聞」がコラム「筆洗」でこの愚か者について触れている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2010042002000065.html

 筋金入りの差別者であり、卑怯者である。もはや“悪役”ではなく“悪”だ。なお、この項「敬称略」。

*補足2:
 以下にインターネット上の自動翻訳を利用して、「東京新聞」(4月18日朝刊)に掲載された石原慎太郎東京都知事発言の韓国語版を掲載しておく(自動翻訳という点を加味したうえでお読みいただきたい)。

※이하에 인터넷상의자동번역을 이용하고, 「도쿄 신문」(4월18일 조간)에 게재된 이시하라 신타로 도쿄도 지사 발언을 한국어판을 게재해 둔다(자동번역이라고 하는 점을 가미한 위에 읽어 주시기 바란다).

・가:
(이시하라・石原慎太郎東京都知事는)「극히 최근 귀화된 분들이나 자제의 사람들에게는, 여러가지 굴곡 한 심리가 있겠지요.그것은 그래서 부정은 하지 않습니다.그 자제들이, 선조의 심정 감정을 촌탁해 화도인가는 모르지만, 어쨌든, (일본에의) 영주 외국인은 조선계나 중국계의 사람들이 대부분이지요.이 사람들에게 참정권을 준다는 것은, 무슨 일인가」라고(일본의 국회에서 제안되고 있는 재일 외국인 참정권을) 비판했다.

・나:
 이시하라 지사는「말하는 것으로 차별은 하지 않아요」라고 하면서도, 계속해 한반도의 역사에 접해 한국 정부가 청나라나 러시아의 속국이 되는 것을 무서워해「의회를 통해서 일본에 귀속했다」라고 해 1910년의 한일합방을 한국측이 선택했다고 이야기, 「그들에게 있어서 굴욕일지도 모르지만, 그렇게 나쁜 선택을 한 것은 아니다」 등이라고 말했다.
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