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猫池罵詈雑言雑記帳
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 更新がすっかり間遠になってしまった。進行中の本業については、すでに原稿を納入してデザインなどの作業に移っているところで、ブログ更新をする時間も十分にあったのだが、あえて噛みつきたいと感じさせる話題やできごとに乏しく、この間アップしようとして途中で止めてしまったことがなんどかあった。そういえば、昨年のいまごろは自池政権陥落間近。いろいろな意味で盛り上がっていたのになぁと思わないでもないのだが、状況は進んで(?)、消費税増税(富裕層減税第X弾)や議員数削減(翼賛化推進)、共謀罪関連などより生臭い。やはり黙っていては災いのモトということか。

 とはいいつつ、国の政治の停滞感ときたらどうか。もちろん、官僚等による日々の業務は遂行されているのであり、あれこれみていけば動いていることには違いはないのだろうけれど、こと新聞やテレビなどをみていると、そんな感想すら抱きたくなってくる。
 その原因のひとつに、民主党内部の権力争いがあろう。これは、大方のマスメディアでは小沢がどうのとかそうした枕詞とともに報じられているが、どうやら民主党内部もそういう動きであるようだし、評論家の類もおもに小沢一郎氏を軸とする権力争いの構図でもって好きに論じているようにみうけられる。
 主役の小沢一郎氏については、彼が持つ政策の本質がコイズミスネオと同一線上にあるというひとことで賛否にカタがつく問題である。改革がなんのとぶち挙げようと、その正体がコイズミ・タケナカ路線を踏襲する内容であることは、とうの小沢氏がスネオ以前からその改革とやらに関わってきたということでおおよその説明ができるというものだ(アメリカ合州国のペットよろしく可愛がられていたスネオという一方で、小沢氏が警戒感を抱かれているという見方もある。しかし、仮にそういう一面があるとしても、はたしてそれは氏を評価できる根拠になるだろうか? あるいはどういう種類の警戒感なのか?)。違いがあるとすれば、ハーメルンの笛吹きよろしくマスメディアを味方につけてきたスネオに対し、小沢氏があるていどの批判を浴び続けているというところか。しかし、肝心の批判の矛先の多くは小沢氏の政策そのものには及んでおらず、そういうセンスのもと、今後もなお“小沢幻想”の類がひとびとを幻惑してゆくに違いない。

 それにして、も。笑ったのが菅直人首相陣営による小沢批判である。いわくカネの問題がどうしたこうした……。なぜいまごろになって、それも国民不在ともいえる内部争いのみの材料としてそんなことを持ち出すのか? 小沢氏のカネ問題については徹底的に追求すべきである(小沢氏だけでないのはいうまでもないし、いまひとつは数千億にのぼる税金が山分けされている政党助成金にも斬り込まなければウソである)。しかし、それは代表選などという段階で争うべき問題だろうか。彼らは同じ民主党なのである。いまここで問題としているということは、ようは内部ですら決着がついていないということだ。そして、その問題の核心にいる人物が代表候補になる(ヘタすりゃ総理大臣候補だ)。そんなていたらくの政党に、はたして政権など任せておけるのか。まっさか、ここまで低レベルな連中だとは思いにもよらなかったが……。

 こうした民主党の動きをみていると、彼らの視界にはわれわれ一般国民が入ってないのだなァとの思いをあらためて持つ。なにがどう転ぼうと、ワリを食わされるのがわれわれであること、これはそういう視点で監視すべき茶番劇なのである。

*補足:
 状況によってはまたしても首相のクビがすげ代わりそうな日本だが、こうした騒ぎについて藤原新也氏がひとつの見方を示している。
「日本病に関する覚え書き」

 日本はここのところ首相が猫の眼のように入れ替わる外国から見れば異様とも言える事態が続いている。そしてその原因を多くの国民は首相になった者の能力の無さに帰結させる。
 確かにそう言った面も無きにしも非ずだが、私個人はこの“日本病”とも言える“首相の回転焼き現象”の責任の一端は情緒に流され易く、熱しやすく冷めやすい平成の日本国民の方にむしろあると思っている。
 というより各短命首相の姿は今日的大衆の気の移ろい易さを映す鏡そのものなのだ。そしてまた独自の政治視線を醸成する前に、その国民意識をあたかも天の声のように真っ先に報道してしまうマスコミもまた日本病を映す鏡であると言える。
──リンク記事

「映す鏡」。そう、政治はその国のひとびとのなりを映す鏡でもあるのだ!
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 レジャーライター=植村誠の別館ブログです。
 ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
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