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猫池罵詈雑言雑記帳
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 今日より本年最初の韓国取材である。外国にいるときは、よほどの事件なりが起きないかぎりは日本国内のできごとや話題に縁遠くなるものだが、帰国早々にアタマを抱えたくなってくるのもまた、外国旅行の醍醐味かもしれない(笑)。

 今日は、とりたてて取り上げたい話題があったわけでもないのだが、一例のタイガーマスク騒ぎ(?)に対し、なんとなく気持ちの悪いものを感じていたところに、写真家の藤原新也氏がその「なんとなく」についてある見方を示していたので、リンクしておきたい。

「Shinya talk・風土病2」

 もちろん、すべてに対しこの見方があてはまるとは思わないし、そんなことは氏も承知のうえだろう。しかし、オレ自身が直感していた「なんとなく」「気持ち」が「悪い」──「違和感」と言い換えてもいいかもしれないが──というその正体について、それがけっして「なんとなく」では片づかないのだということが明かされているようにも思う。


一見他者を慮っているように見えるが、相手が望むものだと勝手に決め込んでランドセルなどを贈る行為に逆に他者の不在を感じてしまう。
──リンク記事

 それのどこがいけないのかという考えもあろう。しかし、氏がいみじくも「風土病」との見出しをつけたことの意味はどうか。こうした“善意”の行為が付和雷同的に続発し、メディアが“善意の意味づけ”を施して報道を繰り返す。たまさかここではタイガーマスクだが、それだけの現象でないからこそ、違和感を覚えずにはいられないのである。

 それはさておき、報道によれば菅内閣が改造後に支持率をアップしたらしい。なんでそんなものが上昇するのか、はたまたなにかしら上昇するようなできごとなりでもあったのか、オレにはさっぱりわかりません。「改造」したんだから期待してみましょうとでもいうのかな? なんつうか、それも“善意”か? 「他者の不在」ということでは、さしずめ菅政権などその格好の見本といえるが、そんなシロモノにたとえ期待なり善意なりだとしても「不支持」から「支持」に転ずるひとびともまた同類なのではないかという気がする。

「東京新聞」は1月15日の社説で「菅再改造内閣が発足 増税シフトなら許さぬ」との論評を発した。しかし、ならばもうこれはハナっから「許さぬ」ではないのか? なにしろ菅氏自身が「政治生命を賭ける」とまで宣言したその直後の改造内閣である。増税(だけでなくカネ余り大企業に対する大減税というのがその正体)やらわが国の台所を宗主国アメリカ合州国に差し出すためのTPPやら……。まぁ、そういうのを支持するのも自由というものだが、「許さぬ」と断じた「東京新聞」にはぜひその姿勢を貫きとおしてもらいたいものだと思う。
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自己紹介:
 レジャーライター=植村誠の別館ブログです。
 ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
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