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猫池罵詈雑言雑記帳
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 オリンピック開会を控えた北京で、「東京五輪招致委員会」がメディア向けの発表会を開き、招致向けスローガンなどを公表したという。オレは、あのおとっつぁんとその周辺とが躍起になっているオリンピックの招致など、愚劣以外のなにものでもないと思っているが、それはそれとしても「嗚呼、またか………………」とこの“ジャパン”という国に巣食う家畜人ぶりにしばしアタマを抱えてしまった次第。

 そのスローガン。「Uniting Our Worlds」は、母語に「訳せ」ば「世界を結ぶ」という意味になるらしい。

 拙ブログをお読みいただいている方はもうおわかりかと思うが、わざわざ宗主国たるアメリカ合州国の公用語で惹句をこしらえるセンス。しかし、これは商標の類などにもあれば、他言語で表現することも場合によってはわかりやすくなることもあるので、ようは「どうぞご自由に」といったところだ(そもそも、当ブログのタイトルも英語だ・笑)。だが、この会見の模様をテレビニュースでみたときには正直おったまげた(まぁ、いまさらなんだが)。発表したのは日本オリンピック委員会の竹田恒和会長や招致委の河野一郎事務総長ら。(たぶん)生っ粋の日本人であり、あとでふれる石原のおとっつぁんの弁を借りれば「公費をかけて」国際的な場に臨んだ“わが国の代表団”である。会場は中華人民共和国の首都・北京。嗚呼……ドウシテ ソンナセキジョウデ ワザワザ エイゴデ オハナシニナルノデスカ? しかも! 別段、英語がヘッタクソであってもなんら恥じ入る必要はないとはいえ、あれだったら小学生の発表会の母語のほうがよほど流暢でわかりやすいのではないかというレベルのたどたどしい英語で発表するジャパニ〜ズ。繰り返すが、会場は英語が公用語ではない中国であり、およそ150人が集まったという報道陣らは日本や中国からの記者をはじめ、これまた英語を母語としないひととびとがけっして少数派ではなかったハズだ。はたして、(当然のこととして)会場では中国語などに同時通訳されていたというのだが、だったら堂々と日本語で話せばいいだけではないか。それとも、家畜化の深度具合あるいは西洋崇拝(とはいえ、西洋イコール英語ではもちろんない)がオリンピック開催の要件に含まれているとでもいうのだろうか?

 この報を知ったテレビニュースによれば、招致をアピールするなかで世界に向けての日本文化の発信、日本の姿を伝えるといったことも加味されており、日本の伝統芸能などを招致に利用していく方針だという。テレビの画面には歌舞伎の舞台が映されていたものだが、日本文化の代表のように歌舞伎が出てくるあたりについての疑問もさることながら、ここで語られている“世界”が、はたして文字どおりの世界なのかどうかにも疑念がわく。日本の文化として伝統芸能の類をとりあげるのは結構だが、本当にそういうつもりがあるのであれば、現代のこの激動する日本の姿こそ外に向けて伝えるべきであり、ことにとうの中国や韓国など、いくつものすれ違いが起きている国に対して現代日本の姿をありのままにみせてゆくことこそが、真の国際理解にとって重要だ。ほんのわずかのテレビニュース画面だけで判断することは危険だけれど、どうにもオリエンタル趣味の西洋人相手に留まりかねないのではないかという気がしたものである。英語による発表という事実を含めて。

 ところで、28日に開かれた「北京五輪日本選手団」の結団式において、あのおとっつぁんが自ら大恥をかくべき発言をしたというのだから、これまたおったまげMASITA。

http://news.goo.ne.jp/article/jiji_sports/sports/jiji-sp-080728F887.html

 なんでも、「1人でも多くメダルを取ることで、東京招致への声も高まってくると思う。死ぬ気で、体を張って戦ってきてほしい」というあたりは、まぁいくぶんのご愛嬌という部分もあるけれど、「公費をかけて楽しんできました、では国民はかなわない」(リンク記事)というのだから、なにをかいわんやである。

 オリンピックに限らず、スポーツ大会に臨んで「楽しみたいです」という選手の発言はもはや紋きり型といっていいぐらい一般化されているが、これは選手として大会に臨むという前提があっての「楽しむ」であり、どこかの知事のように公費を湯水のごとく浪費して外国旅行を楽しむのとは大いに異なる。ことはオリンピックである。総合スポーツ大会として世界一の催しであれば、そこに出場するということはまさにトップアスリートたちの集まりなのがこの選手団であるハズだ。つまり、自ら心技体を鍛え、この滅多にない機会に臨み、そこで「楽しむ」ということは、当然のことながらトップアスリートとしてできうる限りの力を尽くすということとイコールである。そういういわば決意に対して水をぶっかけるおとっつぁんの不様な姿。ようは、な〜んにもスポーツのなんたるかを理解できるオツムがないのだ、このヒトには(笑)。これは単なる言葉のアヤでは済まされないぐらいのくだらない発言であることを知る必要があろう。

 それにしても。この件に限らず、おとっつぁんのお戯れぶりをみていると、室田サンの名セリフがどうしても連想されてしまうの、だ。室田サンってのは、『因果鉄道の旅』(根本敬著/KKベストセラーズ)に登場する著者根本氏の学生時代の知り合いなんだが、その室田サン、根本氏の同級生のどうしようもなさを表わしてこう言うんですなァ。

「何考えてんだか知んねえけど、とにかく馬鹿だ。大馬鹿者だ。日本一の馬鹿だ。つける薬ねえよ、あの馬鹿にゃ」(同書53ページ)

 なんか見習いたいぐらい巧みなリズム感だ。まっ、これは本書のなかにある室田サンの弁であって、なにも具体的にだれかれがそうだとここで断言するわけではありませんがね。

 しかし、オリンピックの招致なんていうご自分の趣味やら、相変わらず反省の色もない外国旅行やら、大量の退職者を生んだ新東京銀行の破綻問題やら、
「公費をかけて」このていたらく「では国民はかなわない」
 ってものではないか?

 イヤハヤ……。ホントに情けなくなりMASITAヨ。



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