2010Nov/21 憂鬱な無関心．．．の巻。このごろ各種報道をみてもなにも面白くないのです

　このところ更新が間遠になってしまった。ひとつには、単純に本業が立て込んでいるためではあるのだが、さしあたり言いたいことは言ってしまったという感がしないでもないからだ。
　もちろん、主テーマにしている政治にせよ、世の中の身近なあれこれにせよ、それぞれ間断なく動いてはいるのだけれど、たとえば政治を取り合げようにも、ひとこと口を開けば現政権の批判からはじめなければならず、正直なところ毎度のワンパターンにいささかくたびれてきたといったところかもしれない。

　たまさかといおうか、たびたび引用させていただいている白川勝彦氏がつぎのようなコメントをアップしており、自分自身としてもシロウトなりに納得してしまった。

※永田町徒然草

しかし、自公“合体”政権が倒れた後は、民主党を中心とする政党や政治家たちの仕事と私は考えてきた。だから、よほど酷いことがない限り私は批判も応援もしてこなかった。批判も賛成もできない場合、人間がとるべき行動は無視するしかない。現在の民主党の言動について書き始めれば、ほとんどは批判にならざるを得ないであろう。だが、批判してみたところで、民主党にはそれを受け容れる度量もなければ能力もあるまい。 ──リンク記事

　もとより、当ブログは別段民主党をはじめとするプロの政治家に読んでもらおうと思って発しているわけではないし、直接的に働きかけるよりも自分と同じ市民に向けて持論を投げかけてみるほうが面白いと考えているが、「民主党の言動について書き始めれば、ほとんどは批判にならざるを得ない」状況のなかで、ではさてどこに進路を見据えるべきかということを思うとどうにもやるせなくなってしまうのである。

　自民党がいくらか勢いを取り戻しつつあるという見方がある一方で、死に体には変わりはないということもいえるかもしれないが、それ以前に民主党こそがシケた線香花火の類だったという事実のほうが重要だ。早晩、同党は崩壊状態となり、おそらくは自民党やらカストリ政党の面々を巻き込みながら“再編”とやらが起きるのであろう。しかし、あえていえばそんな政局だの勢力争いだのにはまったく興味がわかないし、そんなくだらん茶番などに関わりあっているのは時間のムダである。すでに述べてきたＴＰＰ問題にせよ、社会保障問題にせよ、外交問題にせよ、関心を向けるべきものはそれこそ山のようにあるからだ。
　ところが、そうした重大事にあたって、はたしてわが国の政治がどれだけ真剣に向き合っているといえるだろうか。二転三転する重鎮の答弁。およそ政治家とは思えない無責任放言の跋扈。本筋とはまったくそれた揚げ足とりばかりが報道され印象に残るお粗末な国会。いまここで自分なりに論を発しても、肝心の政治がそんな案配では、いつまでたっても同じ発言に繰り返しにならざるをえない（それでもしつこく発言することの意味もあるとは思うが）。う〜む……。ますます憂鬱になってきたぞ（笑）。

＊おまけ：
　民主党（だけではないが）の愚か者ぶりを示す以下の事実。

※政党助成金をため込み　民主２１億・自民１０億・公明８億…

　政党助成金（税金）をおよそ21億円（全体で明らかになっただけで44億円！）もの“内部留保”に仕立て上げている民主党。もとからして八百長的資金ではあるが、余ってるなら国庫に戻せよな。卑しいうえに政治家としての自覚がまったく感じられない連中である。