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猫池罵詈雑言雑記帳
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 本末転倒。民主党をみていると、そんなことを思う。
 解散引き延ばしを謀る姑息なる麻生政権……こんな見方があり、それはたしかにそのとおりではあるのだが、しかしたとえ即座に解散総選挙となったとしても、この国の政治が支離滅裂なまま混沌としている状況から抜け出すことはないだろうとも思いを強くする。

 現国会で民主がとっている“戦術”ほど、国民を愚弄し国会を軽視した愚策はないのではないか? すなわち、早期に解散総選挙に持ち込みたいというただ1点のために、数々の事案についての審議を端折り、どんどんと重要法案の通過を手伝っているのである。ようは、予算をはじめとする議案をまず成立させ、そのうえで与党側が解散から逃れられないようにしようということなのであろうが、やっていることは与党のイエスマンである。なにしろ、(ポーズとはいえ)いちおうは反対してきたハズの法案にまで成立に手を貸すという矛盾と愚劣ぶり。国会というものをあまりも甘くみてはまいか? それとも、いま開かれている国会というのはフィクションとでも強弁したいのだろうか? こんな民主党の実態というのは、自民党のみならず公明党のイヌであり、ようは無能というものである。野党としての役割をなんら自覚できず、一時的な戦局かみていないその姿をみていると、この政党にとって政治とはいったいなんなのだろうとクビをかしげざるをえないのだ。

 先週後半からは「新テロ法」の延長についての審議に入った。この法案については、元来からして小沢民主党が反対の立場をとることなどこれっぽちも期待してこなかったとはいえ、自公民による事実上の談合によってその採決が20日にきめてしまい、必要な審議をしないという立場をとったというあたりまでくると、民主党というのが自民党の1派閥にすぎないという従来からの見方が正しかったという思いを新たにする。たとえ形のうえだけからでも政権交代を熱望するといっても、こんな実態をみせつけられると、とてもじゃないが支持することなどできはしない。

 いくつかの報道をみてゆくと、自民党の支持率がやや持ち直す傾向がみられるなかで、民主党の支持率については伸び悩んでいるともいう。麻生対小沢でみたときに、それぞれ低い数字での争いながら、小沢嫌いの傾向もでているようだ。一方で、たとえば10月19日にヨミウリが配信した世論調査によれば、「民主党に政権を任せてもよい」と答えたひとが58%にものぼったらしい。
 世論調査の数字など、情勢のちょっとした変化でコロコロ変わるものだけれど、これだけ自創政権による政治に痛めつけられてなお与党の支持層が強固にあり、政権交代がもはや事実であるかのような報道が日々流されているにも関わらず実際の数字では与党の支持率を圧倒しえないという実態をみると、そこには民主党の方向性や力をハナっから見限っているか、あるいは疑問視しているひとびとが圧倒的多数なのではないかという予測が浮かぶ。これ以上、国民の“期待”を錯覚し愚弄する政策を続けていけば、その先に待ち構えているのは混迷を通り越した破綻である。

 なんにせよ、自創政権を1日も早く駆逐しなければならないとは思うのだが、その最有力対抗馬たる民主党のこのていたらくを、われわれ国民は醒めた目で見据えてゆく必要があろう。困った次期政権候補である。
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自己紹介:
 レジャーライター=植村誠の別館ブログです。
 ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
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