テレビニュースをみていたら、G7関連のニュースが流されていた。近ごろ耳にする言葉に“新興国”というのがあって、そこでも「新興国を交えた」云々がどうのとニュース原稿が読み上げられており、はて? “新興国”とはなんぞや??? といつものごとき違和感を覚えたものだ。まぁ、歴史の浅いという意味で素直に捉えればアメリカ合州国なんかはまさにそうなんだろう。これは日本や中国などと比べても明らかである。ところが、ここで使われている“新興国”というのは、どうやら別の意味のようで、判然としたわけではないけれど、単に資本主義経済下にあって近年の成長が著しい国という意味合いがあるらしい。しかしなんとも失礼なレッテルとはいえないだろうか。相手国の歴史も立場もさしおいて一方的に“新興国”とは。これならさしずめわが国あたりは“衰退国”にでもなるのかな。
などとつらつら考えていると、こんどは記者会見の模様が画面に映り、そこにふて腐れたようなまったく覇気の感じられないおっさんがモゴモゴとなにごとかをしゃべっていた。中川昭一という男らしいのだが、そのあまりのやる気のない態度に少々呆れ返っていたところ、ちょっとした騒ぎになっていて驚かされた。スポーツ紙あたりでもさんざんぶっ叩いていたようだが、NHKの昼のニュースでも自民党関係者が「体調不良」がどうのこうのと、これまた腐ったソボロメシのような言い訳を繰り返すさまが流されていたから、それ相応の批判が国民のなかにあるということのなのかもしれない。
加賀の薄ら●・森喜朗サンは、「非常にお酒の好きな方ですから、お酒には気をつけなさいと言ったことがある」などとひとごとのように語ったようだが、もちろん問題はそんなところにあるわけではない。あの場の中川サンの態度というのは体調がどうのとかいう以前にふて腐れているようにしかみえなかったし、百歩譲って本当に体調が優れなかったというのであれば、記者会見には代理をたてたってよかったハズである(森サンの言うとおり酒がらみであったとしたら、こりゃぁ社会人としての資質に関わる。“学生気分”でいられちゃぁ困りますよ、自民党の諸君)。たとえば、インフルエンザのような重度の急性疾患という事態はだれにだってあろうし、あるいはそれに匹敵する体調不良だった可能性がないとはいわないけれど、あれは本人がいなければならない“中川昭一ショウ”ではないのだ。しかし、仮にどうしてもあの場にいる必要があったとしても、その瞬間だけはキッパリと応対するというのがプロというものではないのか? 辛ければひとこと断って、そのうえで背筋をきちんと伸ばして会見に応ずる。それが専門家としての政治家、さらに国家の代表として国際的会議に出席するものの最低限のセンスであり責任というものだ。そんなこともできない中川という男は、どこのだれべぇかも知れないような三文芸人以下の存在なのであろう。
それにしても。
「あぁ、こんなのが日本の代表として世界に流されちゃったんだなァ……」
というところだったのだが、時事通信の16日配信記事では[「15時間のフライトは確かにきついだろう。しかし、自動車大手のトヨタや日産が何万人も解雇している状況は、目を覚ますのに十分な理由ではないか」と指摘。「刺激が足りないなら、イタリア伝統のエスプレッソがある」と痛烈に皮肉っている。]というアメリカABCテレビの報道が紹介されていた。まったくもってみっともないが、問題の根幹はそんなのを国政に送り込んで居座らせている有権者の側にある。
ところで、前々から感じていることだが、自民党やそれをめぐるある種の連中というのはホントに教育に悪いですな。自分勝手。詭弁やウソはあたりまえ。ご都合主義。舌の根の乾かぬうちになんとやら。恫喝と逃亡。見識のなさと開き直り。こういうのをこすっからしいという。そして人間性の根本をも疑いかねない中川氏のような態度。しかしまぁ、こんな連中が教育なんぞを語っていたりするのだから、なにをかいわんやである(笑)。みせたくないですよ。「エライヒトだってああなんだから」と純粋な子どもが思ってしまいます。あっ、反面教師という言葉もありますがね。
以前にふれた携帯電話の問題などもそうだが、仮に若者のマナーがなっていなかったとしても、それはおとなのセンスを感じ取ってマネしたにすぎないのである。あるいは(ことに保守的な層に顕著だが)「もっとシャキっとせよ」という。ところが国を動かす中心にいる連中がこのていたらくなのだ。悪いけれど、携帯電話のマナーなどは若い連中よりもイイおとなのほうがよほど悪い。あんなんで、どうやって後の世代を教育できるというのか……。自民党の面々のていたらくといい、“憂国の士”たちはどう思っているのかな?
ちょっと話がそれてしまいましたが(笑)。
それたついでに記事を紹介しておきたい。
※http://www.asahi.com/politics/update/0210/TKY200902100355.html
※http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2009-02-12/2009021202_04_0.html
リンクしたのは「朝日新聞(asahi.com)と「しんぶん赤旗」の配信記事で、いずれも沖縄駐留米海兵隊のグアム移転をめぐる協定について伝えたものである。公式発表をモトに淡々と伝える「朝日」と公式発表に隠される誤魔化しにまで言及する「赤旗」。まぁ、後者は一政党の機関紙ではあるけれど、ジャーナリズムの姿勢という点で比較してゆくに面白い題材だと思う。
※「またぞろ小泉マジックに翻弄されるマスコミのゆるパン」
こちらは写真家・藤原新也氏のブログ記事である。「笑っちゃう」という件のコイズミスネオ発言にからめてマスメディアを牽制する内容だが、じつはまったく同じ感想を持っているところに氏の記事がアップされていたので、こちらがあれこれ書き連ねるよりはと、そのままリンクしておくことにした(「日刊ベリタ」上にもリンクされている)。
報道によれば、麻生政権の支持率がひとケタまで下落したという世論調査もでたらしい。しかし、それに並行して展開しているスネオ騒ぎをみていると、どうもわが国にはまだまだ暗雲が立ちこめているようだ。あんな世論調査の数字など、ちょっとしたできごとで簡単にひっくり返りかねないであろう。いかにあのコンクリート屋が呆れ返えられているとはいえ、本質的な部分でこの国の世論が変化したとまではいえないだろうと思うからだ。
加賀の薄ら●・森喜朗サンは、「非常にお酒の好きな方ですから、お酒には気をつけなさいと言ったことがある」などとひとごとのように語ったようだが、もちろん問題はそんなところにあるわけではない。あの場の中川サンの態度というのは体調がどうのとかいう以前にふて腐れているようにしかみえなかったし、百歩譲って本当に体調が優れなかったというのであれば、記者会見には代理をたてたってよかったハズである(森サンの言うとおり酒がらみであったとしたら、こりゃぁ社会人としての資質に関わる。“学生気分”でいられちゃぁ困りますよ、自民党の諸君)。たとえば、インフルエンザのような重度の急性疾患という事態はだれにだってあろうし、あるいはそれに匹敵する体調不良だった可能性がないとはいわないけれど、あれは本人がいなければならない“中川昭一ショウ”ではないのだ。しかし、仮にどうしてもあの場にいる必要があったとしても、その瞬間だけはキッパリと応対するというのがプロというものではないのか? 辛ければひとこと断って、そのうえで背筋をきちんと伸ばして会見に応ずる。それが専門家としての政治家、さらに国家の代表として国際的会議に出席するものの最低限のセンスであり責任というものだ。そんなこともできない中川という男は、どこのだれべぇかも知れないような三文芸人以下の存在なのであろう。
それにしても。
「あぁ、こんなのが日本の代表として世界に流されちゃったんだなァ……」
というところだったのだが、時事通信の16日配信記事では[「15時間のフライトは確かにきついだろう。しかし、自動車大手のトヨタや日産が何万人も解雇している状況は、目を覚ますのに十分な理由ではないか」と指摘。「刺激が足りないなら、イタリア伝統のエスプレッソがある」と痛烈に皮肉っている。]というアメリカABCテレビの報道が紹介されていた。まったくもってみっともないが、問題の根幹はそんなのを国政に送り込んで居座らせている有権者の側にある。
ところで、前々から感じていることだが、自民党やそれをめぐるある種の連中というのはホントに教育に悪いですな。自分勝手。詭弁やウソはあたりまえ。ご都合主義。舌の根の乾かぬうちになんとやら。恫喝と逃亡。見識のなさと開き直り。こういうのをこすっからしいという。そして人間性の根本をも疑いかねない中川氏のような態度。しかしまぁ、こんな連中が教育なんぞを語っていたりするのだから、なにをかいわんやである(笑)。みせたくないですよ。「エライヒトだってああなんだから」と純粋な子どもが思ってしまいます。あっ、反面教師という言葉もありますがね。
以前にふれた携帯電話の問題などもそうだが、仮に若者のマナーがなっていなかったとしても、それはおとなのセンスを感じ取ってマネしたにすぎないのである。あるいは(ことに保守的な層に顕著だが)「もっとシャキっとせよ」という。ところが国を動かす中心にいる連中がこのていたらくなのだ。悪いけれど、携帯電話のマナーなどは若い連中よりもイイおとなのほうがよほど悪い。あんなんで、どうやって後の世代を教育できるというのか……。自民党の面々のていたらくといい、“憂国の士”たちはどう思っているのかな?
ちょっと話がそれてしまいましたが(笑)。
それたついでに記事を紹介しておきたい。
※http://www.asahi.com/politics/update/0210/TKY200902100355.html
※http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2009-02-12/2009021202_04_0.html
リンクしたのは「朝日新聞(asahi.com)と「しんぶん赤旗」の配信記事で、いずれも沖縄駐留米海兵隊のグアム移転をめぐる協定について伝えたものである。公式発表をモトに淡々と伝える「朝日」と公式発表に隠される誤魔化しにまで言及する「赤旗」。まぁ、後者は一政党の機関紙ではあるけれど、ジャーナリズムの姿勢という点で比較してゆくに面白い題材だと思う。
※「またぞろ小泉マジックに翻弄されるマスコミのゆるパン」
こちらは写真家・藤原新也氏のブログ記事である。「笑っちゃう」という件のコイズミスネオ発言にからめてマスメディアを牽制する内容だが、じつはまったく同じ感想を持っているところに氏の記事がアップされていたので、こちらがあれこれ書き連ねるよりはと、そのままリンクしておくことにした(「日刊ベリタ」上にもリンクされている)。
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ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
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