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猫池罵詈雑言雑記帳
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 注目すべき記事があったので紹介するとともに簡単に触れておきたい。
 まず、つぎのリンク記事を。

 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-07-04/2008070415_01_0.html

「ビラ弾圧 またも」という見出しにみられるとおり、正当な政治活動にあたっていた東京都国分寺市議の幸野おさむ氏(共産)が警察に逮捕され、管轄の警視庁小金井署が東京地検八王子支部に書類送検したというものである。

「また」というのは、言うまでもなく特定の政党がねらい撃ちされているかのような同種の事件がこのところ多発しているからだが、今回の場合もこれまでと同様に、マンションの住民が政治ビラを配布していた議員をとがめ、警察が逮捕したという流れになっている。
 この事件は、その後3日になってとうの住人側が「被害届」を撤回、「取り下げ願い」が小金井署に受理されている。取り下げの理由まではいまのところ明らかにされていないが、現段階では起訴については地検の判断によらざるをえず、今後の展開に注目する必要がある。

 さて、紹介したい「注目すべき記事」とは、じつはこのリンク記事ではない。「東京新聞」7月5日朝刊の「こちら特報部」がこの事件を取り上げているのであった。
「政党ビラ配り 書類送検 “恐怖警察”すくむ自・民」
 と題した記事は、送検までの流れを追うとともに、同種の事件にからむ危険性を指摘するものとなっている。
 リンク記事では省略されているが、この事件は、現役の市議会議員がその活動として認められている政治ビラ(共産党市議団ビラ)をマンションのオートロック扉の外側にある集合ポストに投函していたところを住民がとがめ、それを受けて市議が投函を止めたにも拘わらず住民が納得しなかったことから一緒になって小金井署に赴いたという。これをみる限りはなんら犯罪性のないできごとにすぎないのだが、その後になってマンション管理組合が被害届を提出、6月9日に書類送検をしている(提出「した」のか「させた」のかはここではわからないが)。

『「宅配ピザやすし屋、水道の修理…。毎日、郵便受けにチラシが入るでしょ。これは、どうして問題にならないの」─捜査に疑問を投げかけるのは自民党の若手国会議員。「自分もポストにビラを入れるけど、違法なの?」と眉をひそめた。』(『東京新聞」同記事)
 これは正常な感覚の持ち主であれば、だれもが連想することであろう。同記事は、「じゃぁ、ポストに入れていいのは契約した新聞と郵便物だけ?」と同議員のコメントで事件を追う。さらに、さきの22日に投開票された東京都狛江市長選で落選候補の選挙運動に携わった民主党員がおよそ2万枚のビラを配布しながらも問題にならなかったことに対する疑問を感じていることも紹介、党員は「支持しない政党のビラを配られるのが嫌だったのかもしれない(中略)支持者以外にも政策を訴えることが欠かせない」と正論で結ぶ。そして、この民主党員をして、送検のタイミングが狛江市長選の告示直前であったことに対してある種の疑念を覚えているようにも読める点に注目しておく必要がありそうだ。

 おそらく、警察の言い分はこうであろう。
 差別などはない。いかなる配布物に拘わらず被害届を出せばいいだろう。
 だが、多発する同種の事件からみて、警察側がなんらかの意図をもって動いていることを感じるひとも少なくないハズだ。かつての左翼狩りのように。ところが、どうやらこれは政権側にとっても“諸刃の剣”のようなのだ。なにしろ「東京新聞」の記事では“自民党国会議員のベテラン秘書”と談話として、「私も、何回もマンションにポスティングしてきたが、もう、怖くてできない」という声を掲載しているぐらいなのである。
 これが、見出しどおりに「自・民」ともどもが「すくむ」ような状況になりつつあるとしたら、まさに日本の民主主義は死の目前であろう。「住居侵入」といういわば別件をでっちあげさせ言論封鎖をする。それでなくとも、秋葉原の連続殺傷事件を受けて街が警察官で溢れてみたり、サミットにからむテロ防止を題目に各地で強引とも思える“警備”が展開している状況だ(白川勝彦氏「辻々に警備服の警察官が…」)。ここにきて、警察の権力行使が増大したとみているひとは少なくないのではないだろうか。
 放置するのは危険である。目にみえないホコリが積もるように、ぬるま湯が沸騰するように、気がついたときには手後れではわが国の民主主義の明日はない。ただ、警察が必要なことは否定できないだろう。大いに市民のために任務を遂行していただきたい。ということは、方向性を誤りつつある警察そのものを正す力が必要ということになる。「東京新聞」もそこに触れている。

「それなら自民党として警察批判の声を上げたらどうか」

 これは前出のベテラン秘書への投げかけである。するとどうなったか?

「政治家なら誰でも脛に傷を持つ。批判なんかしたら、警察からメディアにリークされ、袋だたきにあって(中略)警察批判なんて、与党だって怖くてできないんだよ」

「東京新聞」には、ぜひこの秘書の実名を挙げてほしかった。できればだれの秘書なのかも。
「政治家なら誰でも脛に傷を持つ」が事実とはとうてい思えないが、ようはこの御仁はそういうセンスで政治活動をしてきたということを問わず語りにしているのである。この傷とは、多くもらった釣り銭をちょろまかしたとか、PCにちょっとしたエロ動画があってなどというレベルのシロモノではもちろんない。いみじくも本人が語っているとおり、世論にバレたが最後、「袋だたきにあって」しまいかねないような秘め事が、彼によれば、(少なくとも彼の知る)政治家すべてによってなされているということなのである。

 わかった! 責任感溢れる警察官のみなさんよ、裏に悪事の類を抱えて「恐怖警察にすくんで」いる痴れ者どもを白日のもとにさらしてあげてください。そういう実行があってこそ、白川勝彦氏が指摘するような「市民に支持される警察」が実現できるのではないだろうか。いまのままでは、与党と警察とがお互いでキズをいじくりあいながら、一般市民をあざ笑っているようにしか思えないというものだ。



*おまけ:
 ところで、ごく最近になって偶然知ったのだが、警察署によっては「左翼110番」なる諜報ホットラインめいた市民向けの情報収集機構がある。いわゆる極左の類はいまなお燻っているとはいえすっかり弱体化したようにも思えるが、何歩か譲って、これはまだわからないでもない。ところが、左翼に対する「右翼110番」ってのがみつからないんだなァ。なにかっていうと騒ぎを起こすのは右翼の十八番だし、暴力団とも表裏一体にいまなお元気一杯なのはむしろこちらじゃないかと思うのだが、どうなってんでしょうね。警察(むしろ公安か?)がどこを向いているのかがよくわかる実態であろう。
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 ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
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