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猫池罵詈雑言雑記帳
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 検討するもしないも、結論などすでに決まっているのではないか?
 いまいちど米軍基地移設問題について触れるとすれば、そういうことになる。
 結論はただひとつ。沖縄に限らず、わが国の米軍基地はすべて主権国に返還されなけ ればならない。その大原則のうえでとうのアメリカ合州国を含む国際社会との協調をは かるべきであって、そのためには戦後からこのかた続いてきた宗主国への従属(それは すなわち侵略する側の戦争・戦略に加担することにほかならないのだが)から脱っする 必要があるからだ。そうした原理原則に立ったうえで考えないと、こうした問題はいつ までも解決できないといっていいだろう。「そうはいったってねぇ……」といったモノ わかりのようさそうな態度は無用である。言い換えれば、“原理主義”で大いに結構、 むしろそうでなければ道が閉ざされたままともいえよう。

 アメリカ合州国政府の狙い。これの大きな部分はカネである。前回の「米軍は外国の組織の巻」 とダブるので割愛するが、ようは経済的旨味があるからこそアメリカは在日米軍の 存続にこだわるのである。わが国の国土に基地を存続することにより、自動的に外国で ある日本から莫大なカネが転がり込んでくるのだから、これはもう手放したくないハズ 。そして、そういう仕組みをつくってきたのが歴代の自民党政権と関連して暗躍してい る連中なのだ。しかつめらしい事情をでっちあげては宗主国にへつらう。これを傀儡と 切り捨てることは簡単だが、いまはそうした恥さらしな奴隷国家から脱することができ るかできないかの瀬戸際と解することも可能であろう。
 天木直人氏は普天間問題に触れ、「米国は最終的にはグアム移転を飲むことになる」 との見方を示している(「普天間報道の大嘘」)が、むしろすでにそういう結論 が米国内にはあり、それをより有利に実現する(もちろんアメリカ側にだ)ための工作 が進められているのがいまの状況なのではないか。天木氏がリンク記事で続ける『その 見返りに、日本はさらなる巨額の財政支援と「テロとの戦い」への協力を約束させられ る事になる』ということがそれだが、見返りではなくそのカネを恒久的に(?)引き出 すために演じられているアメリカ側の芝居だとみることも可能であろう。狙いは合法的 収奪システムの再構築なのだ。

 はたしてオバマ政権はアフガン戦争を拡大しながら継続することを表明した。タテマ エはイロイロある。あくまで「国際テロ廃絶が目的」だの、その実行部隊としての「ア ルカイダ殲滅が目的」だのといったそれだ。だが、いかにタテマエを並べようと、あの 国の大半を占める一般の無辜な国民が米軍という侵略者によって生存を脅かされている 事実にかわりはない(発表された同日のNHKニュースでは、2行どりの見出しをつけ たうえで、「〜撤退へ」という部分が自然と強調されるカラクリをこしらえていた。「 東スポ」を思わせる見出しだが、だからといって「東スポ」ほどのセンスはない)。
 しかし、そうした戦略を遂行するために、派遣兵士ひとりあたり1000万円を超す といわれる戦費が必須となり、「戦争税」の導入までが俎上に挙がっているとうアメリ カの国情をみるがいい。(ベトナムでのそれと同様に)退くに退けなくなったドロ沼の 戦争。それに伴って浪費される莫大なカネ(ついでに「エコ」……この「エコ」という のは「エコロジー」のつもりなんだろうが実態は「エコノミー」……のキャッチコピー のもと削減の対象とされている二酸化炭素の排出はどうなっているのか?)。そうした 国にとって、土地をくれるばかりかカネを喜捨してくれるニッポンという存在はなんと もありがたいに違いない。ところがここにきて、なによりもその日本国民の様子がいく らか変わってきた(かどうかはアヤシイとみているが、いちおうそういうことにする) 。ならば戦略を代え、これまでと違った形で目くらましをしながらカネを吸い上げれば いいというのがアメリカ合州国政府が描く道筋であり、それがグアム移転および引続き 「同盟強化」に基づくカネの収奪だというのは穿った見方であろうか。

 なんどでも繰り返すが、わが国に(外国の)軍事基地など無用。暴力団を利用するの と同様、そういうシロモノを重宝する側も、いまいちど考え直してみてほしい(「祖国 の誇り」といった類だっていい)。



*補足:
 アフガン破壊に関連して以下の記事を紹介しておきたい。
「なぜ「直ちに撤退」を唱えないのか  米アフガン新戦略と新聞社説の姿勢 」
 とうのアメリカ合州国はとにかく、見事な傀儡(家畜)ぶりを示すわが国のメディア の実態を示すひとつの好例であろう。

 それにしても。以前にも記したことがあるかもしれないが、「リトル〜」といった外 国における異文化の街が、アメリカの場合はことごとく軍事がらみのそれになってしま うという哀しさはどうか。中華街(チャイナタウン)をはじめ、日本人はもちろん、韓 国人、インド人などがアメリカなどいくつもの国でそれぞれのコミュニティーを形成し ているのがみられるが、ひるがえって日本における「リトルアメリカ」あるいは「アメ リカタウン」の類をみてみるがいい。しかしそれこそがアメリカ合州国の正体といえる かもしれない。もったいないことである。
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