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猫池罵詈雑言雑記帳
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 小沢一郎氏の民主党代表辞任さわぎで持ち切りである。テレビや新聞など各メディア上ではさまざまな論評や憶測がなされているようで、ある種“驚き”をもって迎えられている様子が窺えるが、これはそれほど大騒ぎするに価する騒動だろうか? ハッキリ言えば、このタイミングでの辞任ということはよもや予想はしていなかったけれど、だからといってちっとも驚かなかった。これが民主党の実態であり、小沢一郎氏だからである。
 むしろ、その前段としての大連立への画策、こちらのほうが仰天すべきできごとであった。ここまでバカだと思っていなかったという意味において。
 小沢氏の辞任劇はテロ特措法延長反対にはじまる一連の施策に対し、自らが収拾をつけられなくなったその結果にすぎない。  

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 このところ味つけが濃い目の取材やら足の速い入稿に追われており、じっくりと新聞やネット界隈に目を通すことが難しい。そんなさなかイヤでも目に入ってくるのが防衛省をめぐる疑獄事件についてである。事件そのものについては明らかにされていない部分があまりにも多いし、自分自身もきちんと把握しているわけではないので割愛する。ただし、事件というか事件をめぐる動きをみるうえで、その見方のひとつを記してみたいと思う。 
「暑い、暑い」とボヤいていたのがついこのまえのことなのに、気がついてみればだいぶひんやりとしてきた。来週はもう11月なのであたりまえといえばいえるけれど、いかに“異常アリ気象”とはいえ、季節はきちんと移ろっているのであった。

 さて、このところ政治ネタからいくぶん遠ざかっている。理由は単純。ブログに記す意欲をかきたてられるようなできごとに乏しいからである。しかし、起こっていることについてたとえ簡単にでも所感を述べておくことも大切だ。
 さきの参院選における自公の痛快的惨敗からこの方、例のくっだらない総裁選びやらなにやらで空白がデッチアゲられたかと思えば、大勝した側の民主からも政権をとるという気概というか迫力が窺えてこない。年金問題をはじめとしたあの国民の怒りはどこへ行ってしまったのか? さも値上げが避けられない事実であるかのようなモノのいいようで消費税の増税問題も伝わってはくるが、この生活に直接関わる大問題が、なぜもっと大きなうねりとなって反応しないのか? そもそも消費税が“福祉目的”などとウソぶかれるようになって久しいけれど、わが国の福祉・社会保障が後退の一途にあることはどうしたことなのか? 

 あのクッソバカバカしい某政党の総裁(葬祭でも可)選びがひと段落したそうな。
 読者のなかにも、ヤフーのヘッドライン上などに掲載された福田康夫氏と麻生太郎氏らによる仲好し万歳写真をご覧になられた方もいらっしゃるのではないかと思うが、心底くだらなく思うと同時に、わが国に幾多の問題が山積しているなか、のうのうとお仲間同士の茶番劇を演じてきた連中に対してあらためて怒りが沸き上がってくる。なかには「選挙は選挙。結果が出たからにはお互いに手をとりあって前進すればいい」ぐらいに微笑んでいるひともいるに違いない。しかし、これは本来はスポーツの“ノーサイド”とは根本的に異なるべき争いでなければならないハズだ。終わったらニコニコと万歳を並んでするような茶番選挙など、最初からやる必要はないのだ。それも貴重な国会をないがしろにして、さらにさも大事のごとく騒ぎだてる必要がとこにある? 

 もはや打つ手なし。
 昨今の、とくにテレビニュースの類をみていると、どうしてもそんな気持ちになってくる。
 おぼっちゃんに逃亡辞任の煽りを受ける形で国会がストップ。本来ならば国会云々以前に解散総選挙となってもおかしくはなかったにも関わらず、やっていることといえば自民党という一政党のトップ選び。国民のごく少数しか参加資格のない儀式が。
 たしかにここで選ばれる人物が事実上つぎの総理大臣になる(しかし決定ではない)とはいえ、なにもかもがそっちのけでもはやそれこそが国の一大事といった風情であることに疑問を感じているひとも少なくはないだろう。自民党(民主党も大差はないが)の諸君は「スムースな国会運営」を好んでおられる(したがって反対勢力などないほうがよい)と常にみうけられるのだが、さて……。
 逃亡した元首相への責任追求はどうなるのか? 相次ぐ閣僚や政治家の“不祥事”の類は継続して俎上に挙げられるのか? 瀕死の政権をかばい続けた連中の責任は? 新聞や雑誌といった印刷媒体はとにかくとして、とりわけテレビをみる限りではそんなことは遠い過去のようにすら錯覚させられそうになる。  

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自己紹介:
 レジャーライター=植村誠の別館ブログです。
 ここではおもに時事ネタを中心に独断と偏見にて雑感を記してゆきます。本館サイトアトリエ猫池ともどもお楽しみください。
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